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冷蔵庫の女


「冷蔵庫の女」という概念がある。これはアメコミの分析から始まって今では映画などでも使われるようになっている批評概念の一種で、男性ヒーローの成長とか動機付けのためにガールフレンドや家族など、親しい女性が殺されるようなプロットを指す。つまり、女性が殺されることが主人公男性を奮起させ、活躍させるためのプロットデバイスとして使用されるわけである。もともとは『グリーン・ランタン』でヒーローの恋人が殺されて冷蔵庫に入れられるという話があり、そこからつけられた。こういうプロットはいろいろな作品に出てくるのだが、性別を逆にして使われること、つまりスーパーヒロインのボーイフレンドが殺されるという方向性の展開が採用されることは目立って少ない。ふつうは女性ばかりが男性の活躍のために劇中で殺されているということだ。









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