パッドマン 5億人の女性を救った男

出たよ、みんなとにかく観て!!!案件!って私の映画メモ読んでくださる方は「またかよ」とお感じかと思いますが、でも私今年この発言3回しかしてないから!しかも今回はゾンビでもないしサスペンスでもないから老若男女全方位に向けて自信を持ってお届けするね、これはインドで生理用ナプキンを普及させた男の人の実話をもとにした話なんだけど、笑うし泣くし考えるし胸熱くなるしの社会派娯楽伝記映画です(?)。

で、なぜに全方位向けかというと、生理っていうテーマ、この映画の舞台になってる2001年(!)のインドでは家の中に入れないレベルの穢れ扱いなんだけど、それを「まじかよ…」と思いつつ、じつは日本も恥の文化背負ってきただけあって未だに該当者同士以外ではタブー扱いされやすくって、でも絶対みんな知っておくに越したことはなくて(とくに子どもとか男の人とか)、そういう知へのきっかけになると思うんですよね〜(誰)。しかも主人公の男の人、某ラジオで朝ドラの萬平さんみたいって言われてたらしいけど、奥さん離れていくし村にいられなくなるし、正直萬平どころじゃない。でも彼はいつも自分の気持ちを素直に言葉や行動にして、しかも形にしていく。それが本当に眩しいし泣けるし全世代ぐっと来ると思うんですよね〜(誰)。とくにクライマックスの、彼が国連で演説する場面こそ、その集大成だと思う。話してる内容も話し方も超超超いい!まじそこだけでももう一回観たい。思い出しただけで泣きそうだし、心に勇気をもたらすよ。

さらに言いますとインド映画って、歌って踊る?マハラジャ?みたいなイメージしかない人もいると思うんだけど(私です)、その要素が入ってるのもめっちゃいいんだよ〜!日本語詞もセンスいいし、リズムや音楽の面でもとても満たされるので、2時間半もあるけど全然長く感じない。これはミュージカルシーンだけじゃなくて淡い恋愛トーンの場面も含めて言えることだけど、インド映画だからか時代設定のせいだかなーんかロマンチックなの。みんな美男美女で顔が派手、声もいい、そんで演技が少ーしオーバーなので、ちょっとうっとりしてしまうんだよなあ。酔っちゃう。

いやーとにかくすごい。つい3日前まで全然知らなかったこの映画、マーク外す飛び込みで僕はさっと奪われました(?)。本当に素晴らしいです。

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