第5回スクプロ講座(ドキュメント内容確認編)
第5回スクプロ講座(ドキュメント内容確認編)
SmartHRのプログレッシブデザイングループでアクセシビリティテスターをしている柳瀬と言います。
今回は7月10日にプログレッシブデザイングループ所属で私の上司でもある辻勝利(つじかつとし)さんのもとで行われた第5回スクリーン・リーダープロフェッショナル養成講座(スクプロ講座)について報告していこうと思います。
辻さんは弊社のアクセシビリティスペシャリストであり、またNVDA日本語チームの代表でもあるスクリーン・リーダーの第一人者になります。
このスクプロ講座は私だけでなく色々な方にも有意義な情報になると思い、前回に引き続き会話形式で記事にしてみました。
※スクリーンリーダーはNVDAを使用しています。
今回は社内情報が入っている部分をカットしているため急に話が飛ぶかもしれませんが、ご了承ください。
下記に出てくる語句の説明
Slack(SmartHRで使われているビジネスチャットツール)
akashi(SmartHRで使われているクラウド勤怠管理システム)
目次
はじめに
ドキュメントの内容を確認して作業してみよう
最後に
はじめに
辻:はい、スクリーン・リーダープロフェッショナル養成講座を始めていきます。よろしくお願いします。
柳瀬:よろしくお願いします。
辻:今からドキュメントを渡します。今回は自由に操作をしてもらいたいと思っててですね。このドキュメントを開いてもらって。まずちょっとお話しておくと、このドキュメントに書いてあるのは、akashiをSlackから操作して出勤にする設定のやり方です。
柳瀬:なるほど。
辻:これは社内の人が書いてる文章なので、これを使ってやってみてください。僕もできるようになったことがあるので。ただ、肝心なところが画像になってるところもあったりするので、困るかもしれませんがまずはこのドキュメントを読んでやってみてください。ただし、約束が一つあります。基本的に画面を見ないで、スクリーンリーダーに集中してやってほしいです。
柳瀬:わかりました。今日は拡大鏡はなしということですね。
辻:はい。基本的にはなしでお願いします。今お渡ししたドキュメントを見ていただくことと、もう一つakashiを操作するっていうシーンがあるのと、Slackを操作するっていうシーンがあります。Slackはですね、アクセシビリティテスターのチャンネルに出勤・退勤の投稿をするっていうのをやると、akashiも自動的に連動して、打刻で出勤・退勤ができるようにしたいです。
柳瀬:それは確かに便利ですね。
辻:なのでまずはドキュメントを読んでください。基本的に僕は静かにしているつもりなんだけど、これどういう意味だろうってわかんないことがあったら聞いてください。
柳瀬:なるほど極力今日は1人でやるということですね。
辻:そうですね。これは環境作りの一環です。作業環境作りの。
柳瀬:わかりました。やってみます。
ドキュメントの内容を確認して作業してみよう
柳瀬:では、やっていきます。
ドキュメントの内容を聞いていく
辻:重要な場面で画像に依存して書いてあるでしょう?
柳瀬:そうですね。
辻:そうなんですよね。分からなくなったら言ってくださいね。
柳瀬:分かりました。
内容に従って作業を進めていく
柳瀬:とりあえずAPIトークンをコピーするのはわかったけど、一覧画面のスクリーンショットっていう肝心なところがわからないですね。
辻:そう、肝心なところが分からないのよね。そのAPIトークンを追加っていうのをちょっと押してみてください。
柳瀬:追加ですか?わかりました。
ブランクという
辻:本当はトークンが出来ている時は今言ったブランクの所にトークンが出てくるはずなんですけれども。
柳瀬:本当ですね。じゃあ、まだトークンが追加されていないということなんですね。
辻:そう、まだないんです。あとAPIトークンっていうのを簡単に説明すると、今からSlackとakashiを繋げようとしてるんですね。打刻用のSlackアプリ対して私のakashiを使っていいですよっていうのを教えるのがこのAPIトークンというやつなんですよ。
柳瀬:なるほど。
辻:なので、それをまず追加してやらないといけないんですけど、APIトークン追加っていうリンクがあるのでそれを探してください。
柳瀬:さっき追加だと思っていたのではできていなかったんですね。押したと思っていたんですけれども。
辻:押した?もう一度同じようにやってみてください。
もう一度同じ動きをする
柳瀬:多分さっきと同じとこに行ったはずなんですけれど。この作成ってやつですよね?
辻:そうそれ。それを押すとその下にAPIトークンが出てくると思う。
柳瀬:これですね。
辻:念のために、メモ帳とか立ち上げてそれを貼りつけといてもらったほうがいいかも。
柳瀬:分かりました。貼り付けておきます。
コピーをして貼り付ける
柳瀬:とりあえず貼り付けたので続きを行っていきます。
続きを行っていくが、やり方がよくわからなくなる
辻:ちょっとヒントを出しましょうか。
柳瀬:お願いします。
辻:今はテスターのチャンネルに行ってます?
柳瀬:そうですね。
辻:そしたらですね、投稿するところを出してほしいんですけど。チャンネルのいつも投稿してもらうところにですね。タイムカードって英語で打ち込んでもらうと選択肢が出てくると思います。そこで休憩入りを探してほしいです。
いろいろと選択肢が出てくる。
柳瀬:出てきました。たくさんありますね。
タイムカード借金っていう
辻:これ借金って聞こえません。
柳瀬:はい。借金って聞こえますね。
辻:これは出勤って言ってるんですよ。
柳瀬:これ、出勤なんですか?タイムカード借金ってえげつないですね。働いて金まで取られるってなってますけど。
辻:いつも僕も出勤打刻するたびに、ちょっとクスッと笑っておりました。これは出勤なんです。ローマ字読みでスクリーンリーダーにその出勤っていうのが辞書にないもんだから借金って読むんですよ。
柳瀬:そうなんですね。
辻:そうなんです。それで休憩入りっていうのをもう少し行って探してもらいたいですね。
タイムカードの休憩入りを探す
辻:タイムカードモチモチってなんだろう。なんだっけな。
柳瀬:モチモチってすごいですね。すごく気になりますね。
タイムカードモチモチと言う動画
タイムカードIRI絵文字と読み上げる
辻:IRI,これが休憩入りです。これを選択して送信してください。
柳瀬:わかりました。送信します。
辻:そうしたら、返信がつくとうまく送信できたことになります。これ以上は権限的な問題で進めないと思います。
柳瀬:そうなんですね。ただ、モチモチが気になりますね。ちょっと見ていいですか。
拡大鏡を使用して画像を拡大する
柳瀬:これは時計がついている箱にタイムカードを差し込んでいるGIFですね。これは聞いただけだとわからないですね。
辻:そうですね。なぜこういうのか僕のほうでも調べておきます。
柳瀬:よろしくお願いします。
辻:基本的な取り組み方については今日みたいな感じで大丈夫です。DocBaseなりヘルプページなりを見て、こういうふうにやればいいんだなっていうのを自分で試してもらうっていうところをやってもらったんですけど。
柳瀬:あんな感じでよかったですか?
辻:全然取り組み方とかは良かったと思います。
柳瀬:でもあれですね。やっぱ画像は難しいですね。
辻:そうなんですよ。画像で出すと目が見える方には一目瞭然なんですよね。
柳瀬:まぁしょうがないというか、やっぱわかりづらいですね。画像で言われると。
辻:こういう表現は多いんですけど、少しずつSmartHRではこういう表現をなくしてちゃんと文字を読んだだけでも、わかるようにしていこうっていう動きが始まっているところです。
柳瀬:素晴らしいですね。
最後に
辻:はい、ということで今週は自分でドキュメントを読んで設定を変更してもらおうというところでございます。ここまでくれば、後はもうこういうことの積み重ねなんですよね。これからその問題に直面したときにいろいろ試しながら体で覚えていってもらう感じになるので、ぜひ焦らずやっていただければと思います。
柳瀬:わかりました。
辻:これからのスクリーン・リーダープロフェッショナル養成講座でなにかやってみたいこととかありますか?
柳瀬:そうですね、個人的にはスクリーンリーダーの基本知識を教えてほしいです。
辻:なるほど、ぜひそういう話なんかちょっとよもやまばなし的なところも含めて話しをしますね。
柳瀬:よろしくお願いします。
以上になります。
今回は今まで教えてもらったことや書いてあるドキュメントなどを自分で聞いてみて作業を行うことをやっていきました。本来はわかりやすくする画像が入ってくることで、スクリーン・リーダーでの作業が難しくなることや、読み上げ方によって意味合いが変わってくることもあり、確かに経験則によってどんどんできることが増えていく感じがしました。
次回の内容は未定ですが、次も色々な情報をお届けできると思いますので、ぜひ見に来てください。
辻さんもnoteで有益な情報を発信されているので、URLを貼っておきます!
Katsutoshi Tsuji
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