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普通の人が普通ではない人生を送る方法

私は自分のことを普通の人間だと思っています。

今は26歳で金融の会社を経営しているため、初対面の人には少しだけ特別な印象を持たれていると感じるシーンもありますが、
私が22歳まで過ごした熊本の頃からの友人は私がごく普通の人間だということはよくわかると思います。

父親はサラリーマン、母親はパート勤め、兄弟は兄が1人。
小学校から大学までは家から15分圏内の公立校に通い、ずっとサッカー部に所属していました。
学業でもスポーツでも大きな成績を残すことなく、ぼちぼちの結果に終わりました。
自分の中でも「このまま地元の企業か役場に勤めて普通の人生を送るのだろうな」と思っていました。

しかし、大学卒業後に東京へ出てから自分の人生は大きく変わりはじめました。

他者から見て良い方向に変わったのかはわかりません。
しかし、少なくとも自分の感覚としては、好きなことを仕事にして、同じ志を持った仲間と会社を経営して、遊びも全力で楽しむことができて、順風満帆の毎日を過ごすことができています。

長い間、土の中にいたセミがようやく地上に出られて、好きなだけ動きまくっている気分です。
たぶん例えが上手くありませんが、自分の中では一番しっくりきています。笑

会社も法人化してまだ5ヶ月であり、尊敬する経営者やこれまでお世話になった先輩方の足元にも及んでいないという自覚もありますし、
人生においてやりたいことリストの20%くらいしか消化しきれていません。

ただ、自分がいま幸せを感じながら毎日を夢中に過ごしていることを考えると、熊本にいた22歳までの自分と比較した時に、着実に人生が変わり始めていることを実感します。

今回は自分の経験をもとに、普通の自分が普通でない人生を送りたいという我儘を実現するために意識してきたことを書いてみようかと思います。

たった1度の人生ならば大胆に生きてみたいという価値観

私は22歳まで熊本で生まれ育ち、大学進学までは兄貴の背中を追いかけるように親が引いてくれたレールの上を歩んでいました。

将来について深く考えることもなく、自分の学力に見合った熊本県内の高校・大学を受験して進学しました。
そもそも、将来について真剣に考えるきっかけもなければ、考え方もわからない。熊本に残って生涯暮らすのが当たり前だと思っていました。

私が自分の人生について真剣に考え始めたのは大学3年生の春、就職活動の時です。
それは、新卒で入社した会社は定年退職まで勤め上げるものであり、生涯で最も大事な選択に迫られていると思ったからです。
(結局、新卒で入社した会社は1年で辞めて、そこから転職を繰り返しました笑)

人生について真剣に考えるなかで、強く心の中に湧き出たのは「たった1度の人生ならば大胆に生きてみたい」という価値観でした。

そう思うようになったきっかけは恐らく大学1年生の冬。
大学で毎日いっしょに行動を共にしていた友人を交通事故で亡くした経験が大きく影響しているような気がします。

これまでに身近な人を亡くした経験がなかった自分にとっては生涯忘れられない衝撃的な出来事でした。
頭が真っ白になるとはこういう状態を言うのだと思いました。現実を受け止められず、悲しみの涙さえも大してでなかったのを覚えています。
記憶ではそこから4ヶ月間は何をやっていても心ここにあらずの放心状態でした。

それから時が経ち、ようやく現実を受け入れられ始めた頃から、死を身近なものとして感じるようになりました。

私の尊敬する経営者の1人、SHOWROOM株式会社の社長である前田裕二さんも『人生の勝算』という本に記されていましたが、
「僕たちはみんな、死に向かって生きている」
という感覚を私も強烈に意識するようになりました。

これは私の持論ですが、人生を真剣に生きている人ほど死への意識が強いような気がします。
ホリエモンも『ゼロ』という本の中で死への恐怖について語っていましたし、スティーブ・ジョブズも毎朝、鏡越しの自分に向かって『もし今日が自分の最後の日だとすれば...』と問いかけていた聞きます。

また、話は少しずれますが、ドクロには「死を意識することで生を実感し、真剣に生きる意味を与えてくれる」という意味合いがあるという話も聞いたことがあります。

そのような経験もあり、人生について真剣に考え始めた就職活動のタイミングから、自分は普通の人間だと自覚しつつも、たった1度の人生ならば大胆に生きてみたいというと思うようになりました。

上京から始まった刺激的で壮絶な4年間

「とにかくもっと広い世界を見てみたい」
「一生を熊本の狭い世界だけで終わるわけにはいかない」
という思いから、上京することを最優先順位において就職活動に励みました。

そして、就職活動は思ったよりも上手くいって大手製薬会社、食品メーカーなどから内定をいただきました。
(ただ、地方の人が東京で就職活動するのは金銭面と情報格差の観点から難しさを感じたので改善したい)

しかし、当時やりたいことがあったのと、確実に東京に行けるという理由から飲食ベンチャーに就職することを決めました。
お店のアルバイトはみんな年上で、22歳で店長になった時は中国人スタッフから『こども店長』だとよくいじられていました。笑

結局は1年で退職していろいろと考えが甘かったなと反省しましたが、良くも悪くもこの時に道を踏み外したことが今の自分を作っていると思いますし、変なプライドも無くなったのかなと思います。

東京に出てきたことは初めて自分で決めたと思える選択であり、人生が大きく変わり始めるターニングポイントになりました。

最近では東京よりも地方で効率良く働く方が良いという価値観もでてきていますが、もし私のところに地方でくすぶっている相談者が現れたとしたら、「まずは東京に出てきた方が良い」とアドバイスすると思います。

東京には本当にいろんな人がいます。
尊敬できる人が多くいるのが東京の魅力の一方で、悪い人や変な人もたくさんいます。私も厄介事にいくつか巻き込まれました。

地方出身の自分は「世の中の人はみんな良い人だ」と思っていましたが、どうやらそうでもないみたいです。

あまり弱音を吐くのは好きではありませんが、正直いくつかの辛い経験もありました。
辛い経験は自ら味わいにいくものではないですが、チャレンジしていたら自然と経験してしまうものですね。
素直で純粋に将来を良くしたいと思っている人がバカをみない社会を作りたいなって思いました。

でも辛い経験をしたからこそ、過去の自分と比べて物事に対する考え方も深まったという実感もありますし、自分と大切な仲間を守る術も少しは身につけられたという感覚もあります。

もちろん辛い経験ばかりではなく、それ以上に楽しい経験の方が多くありました。

・人脈がほぼ0の状態から140人規模の同い年コミュニティを作れたこと
・自分の学歴では考えられない環境で2年間働かせてもらえたこと
・尊敬する経営者のアシスタントをさせてもらえたこと
・六本木ヒルズのライブラリーで毎月イベントを主催したこと
・複業で月収20万円を安定して稼げるようになったこと
・いっしょに会社を経営してくれる大切な仲間たちができたこと
・金融教育という夢中になれるものに出会えたこと

数え上げたらキリがありません。
何より自分のできることがどんどん増えていき、自分の成長を実感する瞬間が楽しく感じました。

上京してからの4年間で、いろんな働き方もしました。
正社員 → ニート → フリーター → 契約社員 → 個人事業主 → 正社員 → 会社経営
自分でも異常だと思いますが、いろんな会社で多ジャンルの職種を経験させてもらえたことが会社を経営する今の自分にとって大きな財産になっています。
そして、転職の度に税金と社会保険の手続きをしていたのが金融を学び始める1つのきっかけでもあります。

上京してからの4年間で一生分生きたのではないかと思うくらい、濃い4年間を過ごさせていただきました。
毎年、大晦日に1年間を振り返ると「今年もとんでもない1年だった」という感想になります。
そして、まだ2018年は半年しか経っていませんが、既に今年の大晦日もそう感じることを確信しています。笑

金融教育を一緒に広めてくれている仲間たち。「ふるさと納税パーティー」を開催した時の写真です。


普通の人が普通でない人生を送る方法

思いのまま書いているといつまでも本題に入れないので、強制的に話を本題に戻そうと思います(笑)ブログって案外難しいですね。

私が思う「普通の人が普通でない人生を送る方法」はすごくシンプルです。

それは、

自分の中で「普通じゃないな」と思う選択を繰り返していくことです。

当たり前ですが、
普通の人が普通の選択をしていては普通の人生しか待っていませんし、
何も持っていない人が空気を読んだら本物の空気になってしまいます。


寿司職人が日本で寿司屋をやるのは普通ですが、それをアメリカでやるから希少価値が生まれる。

アイドルが愛嬌を振りまくのは普通ですが、欅坂46は笑わないことでヲタク以外の層もファンになる。
(欅坂46好きの友人はアイドルに全く興味がなかったそうです)

自分が普通の人間だと実感している人は、自分の中で普通ではないと思う選択を繰り返すことことで、人生が変わり始めると思います。

悩んだ時は「今までの自分の感覚では選ばない選択肢はどっちだろう?」と考えるのもありだと思います。

シンプルですが、私はこれが1番良い方法だと思いますし、実際に自分の人生も良い感じに盛り上がってきました。
巻き込んで迷惑をかけている人たちには申し訳ないと思っています。笑

私が最近行った普通でない選択でいうと、起業もこれに当たります。
客観的に見て26歳で金融教育会社を経営するのは普通ではないなと思いました。(決断した時はまだ25歳でした)
そして、若いからこそできることが多くあると思いました。

保険屋さんや不動産屋さんとして同年代で活躍されている方はたまに見かけますが、
金融の各分野に精通している独立系FP(ファイナンシャルプランナー)として同年代で活躍している人は一度も出会ったことがありませんでした。
この業界のどこにいっても常に自分が最年少でした。

もちろん希少性だけを狙ったのではなく、自信と使命感を持ってのチャレンジですが、
これについては話が長くなるので、いつか機会があれば起業についても記事にまとめてみようと思います。

決していまの自分の生き方が万人にとって正しいと思っているわけではなく、いまの自分の生き方が自分の価値観的には幸せだということです。
平穏な人生を歩みたいと思う人は、私とは真逆の判断基準で選ぶ方が良いかもしれません。
自分の価値観をとにかく深掘りして、それに基づく行動をしていくことが幸せに繋がるのだと思います。

もし私と同じように、「今よりも人生を冒険したい」「何かにチャレンジしてみたい」「たった一度の人生ならば今よりも大胆に生きてみたい」と思うのであれば、ぜひ普通ではない選択をしてほしいなと思います。

無理に大きいことはしなくてもいい。
何か目の前に選択肢が現れた時に、これまでの自分だったら選ばなかった"自分の常識の中で普通ではない選択"を選ぶことができれば、きっと少しずつ人生に変化をもたらすことができます。

そして、私自身がこのようなことを最近考え始めて強く思うのが、
私自身が普通な人を代表して、普通の人が大きく変わっていく過程を見せ続けなかればいけないなということです。

そして、自分自身の行動やチャレンジが誰かの背中を少しでも押すきっかけになれば大変嬉しく思います。

普段、私がお世話になっている方に「叶えてこそ夢、愉しんでこそ人生」だと教わりました。
私はたった1回の人生なので大胆に生きていきたいと思います。

自分を変えるには勇気のいる選択がつきまといますが、自分の人生に責任を持って一緒にチャレンジできる仲間が増えればすごく嬉しいです。

もし私と似た価値観を持っている人は、是非いっしょに人生を楽しんでいきましょう!!

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