見出し画像

社労士試験 判例の勉強法

この記事は、以下のに方々に向けて書きました。

「判例問題が苦手だな~」
「どうやって勉強したらいいか分からない!」
「判例で足切りにあったことがある」

判例対策で困っている方は、是非ご覧ください。


判例対策の重要性について

近年の選択式で判例の出題が多い

判例問題は、従来、選択式の労働基準法で出題されていました。
近年の選択式では、労働基準法の他に、労災保険法、労働一般においても、判例の出題が目立ちます。
当然、対策をしていないと足切りになります。

対策していないと正答できない

従来は、国語の問題と揶揄されるくらい、日本語の感覚で選択できる問題や、単にそれっぽい単語を選ばせる問題が多かったです。
しかし、近年の判例問題では、そもそも知らないと解けないような問題が出題されがちです。
知ってたら解ける、知らないと解けないというなら対策は必須です。


★まとめ

  • 判例問題の出題が増えた!

  • 知らないと解けないので対策は必須!




判例の勉強方法

出題される可能性のある判例は多くない

出題される可能性のある判例、つまり重要判例ですが、100個程度です。
1日3~4個をノルマにすると、1ヶ月で1周できます。
試験日まで何周も繰り返しましょう。


対策方法は「音読」

肝心の勉強方法ですが、「音読」が最も効果的です。
近年の選択式試験では、単語よりも文章を選択させるよう作られています。
当然、100ある判例を丸暗記することは不可能です。
所詮は4択なので、「この判例は、こういうことを言っている」程度に分かっていれば、正答できます。
なんとなくで構いません。うろ覚えで構いません。その程度の記憶でも大丈夫です。正解の選択肢を選ぶことはできます。
判例ばかり勉強するわけにはいかないので、時間をかけずに対策するには「繰り返し繰り返し音読する」が最も効果的です。


判例のどこを読めばいいのか

実際の判例文は長々といろいろなことを書いてあります。
非常に読みにくいですが、パターンは決まっています。
端的に言えば以下のとおりです。

 ①この事件はこういう事件です。
 ②高裁はこういう結論は出した。
 ③でも、ここが違うんじゃないか?
 ④ここは「こういう理論で考える」のが妥当だ。
 ⑤これを今回のケースに当てはめるとこうだ。

選択式試験では④が出ます。つまり、法律的な考え方を問う問題です。
この部分の言い回しなどがよく出題されますので、繰り返し、音読しておくと良いです。

なお、択一式試験では⑤が出ます。つまり、結論が◯か✕かを問う問題です。
これは「みんほし」等の一般的なテキストであれば記載されていますので、択一式の勉強で十分カバーできます。


事件のストーリーは関係ない

結局のところ、「法律的な考え」を選択式で問う形になるので、事件のストーリーや結論はあまり関係ありません。
極端な例をいうと、「法律的には〇〇と考えるよね。じゃあ〇〇という結論になります…でもちょっと待って!今回は△△という事情があるので、結論は✕✕です。」という判例もあります。
上の例でも、出題されるのは「法律的には〇〇と考えるよね。」の部分です。
よって、事件のストーリーや結論をいちいち調べたりするのは、時間の無駄です。気になるなら軽く調べる程度で大丈夫です。深入りしないように!
結局のところ、言い回しを音読して覚えるのが効率的と言えます。


★まとめ

  • 重要判例は100個程度!

  • 「繰り返し音読」が最も効果的!

  • 判例文の「法律的な考え方」の部分が重要!




重要判例まとめ集

判例の勉強法は分かった!という方は、さっそく以下に重要判例をまとめた記事を用意していますので、ぜひご活用ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?