なんで、は存在しない

沢山理由をつけて、我々は物事を説明する。
彼がそうなってしまったのは、何年前にこんなことがあったからだ。
いま、こうして生きているのは、こういう背景があったからだ。

考えてみれば、理由というのは後からいくらでも付け足すことが出来る。
それに、歴史にもしも、や、だったら、という言葉は存在しない。

これらを鑑みると、究極的には「なんで」という言葉は意味をなさないと思う。
あなたも人生を振り返ってみると、いくらでも理由をつけることはできるだろう。なんで、というよりは、「なぜか」という言葉の方が近いのではないだろうか?

なぜか、地球にいる。
なぜか、この仕事をしている。
なぜか、この人と一緒にいる。

それを運命と呼びながら、我々は生活をしていく生き物なのかもしれない。
きっと、それは楽しい、という言葉に集約されるのだろう。
おそらく、どのような筋書きであったとしても。





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