当noteにおいて2023年5月以降に公表したエッセイのうち、社会言語学関連の記事やクイズ・言語に関する練習問題などをまとめてみました。なお、当マガジンに掲載されているエッセイの…
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「ペリーの来航にともなう日本における蘭学の衰退とその後」および「ヨーロッパにおけるオランダ語の社会言語学的位置づけ」について
Ⅰ「ペリー来航前の日本における英語やフランス語の位置づけについて」 江戸時代において、幕府の関係者たちは英語やフランス語が外交語や国際語としての地位を持っていることについては、十分な認識を持っていたとは言い難いです。 江戸時代において、幕府はオランダ商館を通じてオランダとの交易を行っており、オランダ語を通じて西洋の知識や文化が伝えられていました。この時期、オランダ語は幕府や学問者の間で外国語として学ばれ、研究や交流に使用されていました。 一方で、英語やフランス語は当時の
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