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心が通じ合うコミュニケーションをするには『自分中心』になれ!?

僕は,大学に入って読書にハマり,その過程でアウトプットなるものをした方が学習効率が上がるというのを知りました.

なので,インスタアカウントを作りで本の要約を投稿していました.

最近はビジネスについて興味を持って,オンラインスクールでの学びが多くなり,あまり本を読まなくなってしまいました.アウトプットの手段もインスタ→noteに変わっています.

それも『なんだか良くないのかな〜』なんて思っています.本はいいですよね.

なので,久しぶりに,本の要約でもしていこうかなと思っています.

といっても,もともとインスタにあるものなので,復習ですね.笑

本はコミュニケーション術を中心に読み漁っていました.その中でも,結構好きな本が「”あの人とうまく話せない”がなくなる本」です.

今回ご紹介する考えは,少し抽象的で難しいかもしれませんが,理解できなくても知っておいて欲しいなと思う考え方です

結論

<コミュニケーションで通じ合うには>
・『自分中心』であれ!

・『感情の言語化+意志』を意識しろ!

え?『自己チュー?』って思った方,それは違います.

『自分中心』と『自己チュー』はこの本においては明確に違う言葉として扱われています.

『自分中心』と『自己チュー』

まず,一般的に良く使われる『自己中心的なやつ』=『自己チュー』について

『自己チュー』は自分の都合のために手段を選ばない人のことを言います.自己都合のためなら,他人を侵害しても良いという発想です.

対して,『自分中心』について

『自分中心』は自分の心と身体の声を聞き「意志」を持つ人ことです。行動の基準が自分の中にあるという発想です。

「いや,”自分の行動の基準が自分である”なんて当たり前にみんなそうだろ」って思いますよね.

本当にそうですか?

日本人の多くが『他者中心』になってしまっている!

狩猟民族は,獲物を獲るために村単位でのコミュニケーションが必要です.村のみんなで狩りを行うからです.

しかし,日本人はもともと農耕民族でした.

農業って,村の人たちのコミュニケーションを取らなくてもできますよね?

別に農作業をするだけですから,家族と少し喋っていれば事足ります.

そして,家族というのは長い間一緒にいますから,段々しゃべらなくても何考えているかお互いに分かってくるものです.

そこで,重要になってくる考えが『察すること』です.

ただ,察する文化の本質は”型通りの役割をこなす”だけなんですよね.

例えば,「今日は夫がじゃがいもの畑で作業しているから,私はにんじんの畑で作業しよう!」とコミュニケーションをとらずに察する.

これで,役割分担はOKです.でも,『今日,夫がじゃがいもの畑で作業することに深い理由』があるかもしれません.

これは話し合うことでしか理解できません.コミュニケーションをとらないと,心が通じ合うこともないんです.

また,『察する』という行為は,『他者中心』の行為になります.

『察する』ことを大切にする文化を受け継いだ日本人の多くは『他者中心』になってしまっています.

『他者中心』とは

『自分中心』の反対で,行動の基準が他者であり,外側に順応していく人のことです.

そして,興味深いのは『他者中心=自己チュー』なんですよね.

言葉だけ見ると意味不明な感じがしますが,

『他者中心』は,”自分の目で見た他者”で”他者”を判断します.

つまり,

『他者中心』=(自分の一方的な見方で判断する)=(自己都合で判断する)=『自己チュー』

という方程式が成り立っています.

『察する』文化は,一見すると,観察能力が高く,気遣いができて,心が通じ合っていると考えがちですが,実はそうでもないんですよね.

(家族とか相手のことを良く知っているなら別かもしれません.しかしそれでも,完全に”自分の目で見た相手”を”実際の相手”と一致させることは不可能だと思います.)


心が通じ合うための必要条件

では,どうすればいいか?

心が通じ合うためにポイントとなるのは”共感性”です.

必要条件は2つです.

1. 他者への共感性
2. 自分の心と身体への共感性

ただ,『他者中心』が『自分中心』になるために意識してやることは2の自分への共感性を高めるだけです.

なぜなら,他者への共感とは「他者の立場に”自分が実際に立って,自分だったらどう思うか?”を考える」ことだからです.

あなたは,自分だったらどうか?ということを考えられますか?

現実で,ある現象が起きたときに,自分の中にいるどんな性格(インナーパーソナリティ)がどんな感情を引き起こしているか言語化できますか?

自分を知らない,自分で自分の心や身体と対話できない人間に,他者への共感なんてできません.

本当に,ここを勘違いしている人が多いです.共感性を高めるために『他者中心』になることを安易に考えてしまう人が多すぎます.

他者への共感性を高めるときにフォーカスするのは,実は自分なんですよね.『自知』が共感力を高めるのに最も必要なことです.

自知を鍛える方法はいろいろありますが,まず1つだけ意識して欲しいことを以下に書いていきます.

感情の言語化+意志

簡単です.

普段生活をしていて,自分の中で「感情が動いた!」って思う瞬間があったら,それを口に出して発言をしてください.

そして,その感情に従った意志をプラスして言葉にするんです.

これだけで,本当に心が通じ合います.

上司に「この仕事やっといて!」って言われたが,今やっているタスクがあるというときに,

「(嫌だけど)わかりました!」という二つ返事をするのではなく

「今はやりたいタスクがあるので(感情),終わった後でもいいですか?(意志)」

と言えば,普通にお互いがスッキリ感を持ってコミュニケーションをはかれるはずです.

練習として,まず自分に,『感情の言語化+意志』を使ってあげてください.

例えば,バカみたいですが,「私は今,機嫌がいいんだ.良かったね私」って口にしてみてください.

自分に向き合うとは

・自分に関心を持って,自分に気づくこと
・自分を受け入れ,自分を愛する作業

です.他人の気持ちを寄り添うだとか共感するというのはこれができるようになってからです.

コミュニケーションがうまくなりたいなら,まず,自分に向き合って自分を知ることからはじめましょう.


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