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WHYの真髄【伝えるスキル】

就活をしていると,つくづく世の中って『なぜ?』でできているな〜って思います.

僕が何を言っても,『何で?何で』ばかりです.

なので,今回は『Why』について語っていきます.

この記事を読むことで,あなたの『伝えるスキル』が改善されると思います.

しかも,本質的にです.小手先の技術というより,もっと基礎的な考え方になります.

結論

人には,『なぜ,そう思うか/そうするのか』というコンセプトの真髄を伝えろ!

そしてこの『Why』の真髄の部分に”共感”してくれたときに,人って心が動くんです!



小説だと,よく5W1Hで状況が説明されますよね.

いつ,どこで,誰が,何を,なぜ,どのようにしたか

過不足ない説明になり,論理的で伝わりやすいからです.だから,日常生活においても,ビジネスシーンにおいても5W1Hのフレームワークを意識することは大切だと思います.

例えば,桃太郎の5W1H(簡略)

『昔々,あるところで,おじいさんが,木を,薪集めのために,山に柴刈りに行った.』

すごく簡潔で状況は伝わってきますよね.

でも,人に何かを伝えたい!,人を動かしたい!という時には,この伝え方ではまずいです.

例えば,この一文で『おじいさんのファンになった!』って人はいないはず.

ではどうするか?

答えは,これらの割合を変えます.


Why90% What5% How5%

例えば,営業の話

多色ボールペンを売りたい営業マンがいます.(多色ボールペンがこの世にまだ存在してないとしてください)

普通の営業マンは

「このペンは素晴らしいペンです.一つのペンで赤・黒・緑・青の4色を出すことができるんですよ!このペンはいろいろな場面で使うことができます.例えば,授業のノートで分かりづらかったノートが色分けをすることで一気に見やすくなります!これであなたは必ず受験に合格できます!」

みたいなことを言うわけです.

みなさん,これで買いたいですか?

何だか,「ふ〜ん...」って感じですよね.

これはwhatとhowしか言ってないからです.

人の興味はサブタイトル通りWhyに90%向いて,what とhowは10%にしか満たないです.(小説ではないので,when,where,howはwhyに含んでいます.)

では,これにwhyを加えるとどうなるか?

「俺,アメリカの大学に行くために,高校時代は一生懸命に授業聞いて,ノートをぎっしり取っていたんだよ.でも,テスト前にノートを見返すと,黒1色で書いてあるから,どこが重要なポイントが分からなくて,結局テストにおちちゃったんだ...
だから,『ノートをとることは重要じゃなかったんだ!』,『ノートの取り方が重要だったんだ!』ってわかったんだ!!
そんなわけで,俺は色がたくさん出るペンを開発したんだ!俺はペン1本が人の人生を左右することもあると信じているんだ!」

この文章なら,何で多色ボールペンを作ったかを忘れないですよね?
つまり,商品と営業マン自身がみなさんに印象付けられていますよね.

なぜならこの文章,1本で4色出せるペン=Whatの部分は5%だからです.

そして,このWhyの部分に共感してくれたお客様はきっとこのペンを買うはずです.

繰り返しになりますが,人は「こんなことやりたいです!」,「こんなことやってます!」って人に話ても,聞き手はそんなに記憶に残らないです!

唯一残るものがWhyの部分.人が興味があるのはほぼWhyの部分だけです.

まとめ

論理では5W1Hです.でも人間ってめちゃくちゃ論理力ないんですよね.感情の生き物です.
だから,何か伝えるときは,Whyで人の感情を動かしてみる努力をしましょう!

P.S.

『ある意味で話を小説化する』というのがポイントかもしれません.
ストーリーテリングの優位性がこのWhyの真髄じゃないでしょうか?


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