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日記0203


節分を楽しんだ記憶がない。

小さい頃、鬼がとにかく嫌いだった。怖かったというか、近くに来ないでほしいのにめっちゃ来ることが嫌だった。保育所で先生扮する鬼が、私的にここまではこないだろうと思って安心を求めて逃げ込んだトイレまで追ってきて、上から覗いてきた時の、文字通りの絶望は忘れられない。もう、この世に私が安心できる場所なんてないんだな、という感覚だった。大人になってからも、節分に子どもが怖がる様子を面白がる動画とか見て「なぜわざわざ怖がらせる必要がある?」と心の中でマジレスしてしまう。ほんとはもっと楽しみたい自分もいるのだけど。

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ここ最近ずっと出ずっぱりで1人の時間を欲していたので、ゆっくり寝てゆっくり過ごした。植本一子さんの『愛は時間がかかる』を読む。カウンセリングを受けた日々の記録だ。「記録して伝えよう」というマインドが物書きだなぁと思う。一子さんのみる世界はどのページでも軽やかに描かれている。

午後は気仙沼唯一のスーパー銭湯・ほっこり夢へ。久しぶりにいって、やっぱり私の体に月一で必要だと思った。

というわけで節分らしさを感じない日を過ごしたけど、恵方巻きくらい食べたかったかも。


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