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ぼくら人生のステージの上にはいつだって全員で並んでいる

いつかのメモです。
感情のままに書いた割には良かったので公開。

突然のお知らせ

先日のこと。
さてお風呂に入ろうとしたその時、親しい友人たちからそれぞれ、周りが結婚する。やばい。というお知らせが来る。
あまりにも同時だったので、世界的に何かあったのかと疑ったくらい。
その同時さが、ちょっと面白かった。
焦っているのか、いないのか、自問自答してみた。

ステータス同族つるみはリスクという仮説

自分の身には起きていないが、ステータスが異なって縁が切れることがあると、お姉さんたちから聞いている。

独身は既婚に憧れ、既婚は子持ちに憧れ、子持ちは独身に憧れる、というループがあるとも聞いた。
先日、ステータスごっちゃ煮の女子会の中で、同じ光景を見て、ああこれか、と腑に落ちた。
私は独身で、既婚者特有の会話について行くことはできなかった。
こうやって距離は開いていくのだろうか。

しかし、同じステータスの人だけと関わり続けるのは、結構危険ではないか。
人生のステータスは全く予想だにせず、かんたんに変わる。ステータスだけの繋がりはどう考えてももろい。離婚して疎遠になるママ友の終わりなどを見ると、そんなことを思う。

はたして自分は、どうだろうか。

そもそも自分は社会人人生のスタートから出遅れているので、これからも焦り、もどかしく足掻いていくのは自明である。

少なくとも大卒なら23前後くらいまでみんなずーっと同じで、なんなら社会人のスタートまで同じだったのに、こと結婚や出産になると個人差が激しすぎることが原因だろう。タイミングや縁という努力でどうにもならない部分によることも、大きい。

20代後半にかけて畳み掛ける周囲のステータス変化に対して、自分はこの間何をしていたんだろう?という後悔の念もよぎる。

でも、よく考えると、自分は自分でそれなりに色々取り組んでいる。

村上春樹は、30歳成人説を唱えている。私もそれに、ちょっと同意している。
私の20代はそれで良かったんじゃないと、思いたい。

話は逸れたが、ステータスの違う色んな人たちとも、そのまま繋がっていたいと願う。
現実はそううまくいかないかもしれない。
なんだかんだ似たものどうしは居心地が良いので、ステータスが似た人とは近づき、違う人とは離れていくのかもしれない。
でもステータスは3種類ではないし、この先もあらゆる別れ道がある。

生活はつづく

とはいえ、焦る!と思った時に自分に連絡をくれるのは、嬉しい。
うちら仲間だよね大丈夫だよね、ということなのかもしれないけど、もちろん仲間で全然良いのだけど、ステータスが似てるというだけの理由であなたたちと仲良くしているわけではないよという気持ちを込めて、メッセージの送信ボタンを押した日のことでした。


ステータスは変わっても、一度同じステージで相見えたなら、そういうことなのよ。

素敵なタイトルは、スカパラの「メモリーバンド」からでした。
関ジャニ∞を見て谷中さんが書いてくれた素晴らしい曲です。

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