コロナ軽症者の療養記録(2022年3月・神奈川県)
季節の変わり目、喉が何となく痛いな~が2日経ち、発熱。
病院に行ったところ、コロナ陽性になりました。
もうろうとする中で情報を集めるのがしんどかったので、日常生活を送って陽性になった、一般市民の療養記録を残しておきます。
発症0日目まで
人と飲食した翌日、のどが痛い。
奇しくも初夏のような日から一転、急に気温が下がったので、アルコールと気温のせいかと思い過ごす2日(咳なし)。
3日目にして熱っぽくなり、発熱。37℃~38℃を行ったり来たり。
風邪だろうと判断し、市販の薬を飲み、同居人が作ってくれた生姜スープを飲む。
生姜で発汗したら熱が下がったので、これは風邪だと思い横になる。
寝れない。熱い。だるい。咳はないからコロナじゃなさそう…インフルエンザ……?(違います)
買ってきてもらったアクエリアスを大量に飲み、トイレに起きるを繰り返す。
もうろうとする中、念のため神奈川県のコロナのページを読む。
運悪く、2020年から健康体かつ最近引っ越してきたので、かかりつけ医なし。
自分で病院に電話をかけるのか?まずコロナセンターにかけるのか?手順は自由のようです。
しかし、ページの情報量が多い…!!もっとわかりやすくしてほしい…!!!泣
県の病院一覧がPDFになっていて、画像を拡大して→住所を見て→病院名を検索する。これ熱出てるときにはつらいよ。
クリックしたら病院のHPに移動できるようにPDFにリンク加工してほしい…
同居人が病院候補を調べてくれていたので、翌朝熱が下がっていなければ病院に行こうと話す。
発症1日目
病院に行くまで
翌朝、熱下がらず。というか上がってるう~~~~!!!
念のため同居人は昨晩よりマスク着用で寝室を分けていたが、より一層近づくなと伝える。
この時点で声がほぼ出ない。咳はなし。
よってまともに電話をかけられず、同居人にかけてもらう。
かなり助かった…一人暮らしの方は気を付けてほしい……
同居人が候補にしていた病院1か所目にかける。
発熱外来はいっぱいだから他をあたれと言われる。対応が冷たくてショックを受ける我々。
さっそく本命のコロナセンターに電話をかけてもらう。(風邪かな~?という疑いもあるので、センターにかけるのはいささか気が引けていたが)
センターの人、優しい。住所から病院候補を上げてくれていた。
病院候補に電話するのはセンターではなく自分。3か所くらい断られたらもう一回センターに電話して、とのこと。
1か所目の病院にかけてもらう。
ドキドキ…同居人いわく綺麗な病院で院長の顔が載っている(そこ大事?)とのことだが…
無事つながる。
発熱外来は予約不要なので、決まった時間に来てくれとのこと。
それまで時間があったので、寝る。もうなんかつらい……別に寝れるわけでもない……
病院にて診断
同居人が車を出してくれて、1駅先の病院へ。(これも一人だったらどうしたらいいのか……タクシー?)
待ち時間はそれほどなく、抗原検査へ。
PCRは何回かやってきているし痛くなかったし平気~と思ったら、鼻奥に検査の細いキットを刺される。「いたい…」って声が出て涙出た。恥ずかしい。
15分で結果。先生に「残念ですが陽性ですね」と言われる。ショック……
パルスオキシメーターでは100が出て「軽症です」とのこと。
どれくらい下がるとやばいかわからないので、とりあえず100…を覚えておく。93%以下だと危険らしいです。
「保健所から連絡が来ます」
「濃厚接触者は発症1~2日前に会った人の中でルールに当てはまる人(マスクを外して15分以上~など)が居たら連絡したほうが良いですね~」くらいの緩い告知で、拍子抜けする。
特定と連絡は自分でやるんですね…!?
というか、先生の言い方的には連絡しなくても良いくらいの感じ…(自分から聞いたから教えてくれた程度)
まあ、もうろうとした人間に出来ることは少ないですが…今そんなことになってるのか…と驚く。
幸運なことに、私が行った病院は、熱を下げるカロナールだけでなく、これから出てくるであろう諸症状(咳、鼻水)用の薬も処方してくれた。
Twitterで検索する限りでは、あまり処方してくれないところもあるらしい(まあ人の症状度合にもよりますが…)。
陽性になってから急いでやったこと
帰宅。下記3つをスマホで黙々と行う。
県のサイトから陽性者登録、LINE登録、などを行う(紙を色々もらってすべてに目を通す。だるい。)
友人の結婚式欠席の連絡、美容院予約キャンセルの連絡、電報の準備を行う。
家族・友人・上司に連絡する。
熱が出ていても連絡事項は迫ってくる。
コロナになると寝ている場合ではない!!
私の上司はご家族がコロナになって隔離生活をしていたので、理解が早く、大変助かりました…。
連絡を済ませ、眠る。
この間に、同居人が作り置きを作ってくれた。
これは微妙なラインで、同居家族の場合、部屋はできるだけ分ける(同居を続ける)とあるが、同居人にはもう一か所生活拠点があるので、同居人は作り置かず、すぐにそちらに移動すべきだった。
私が熱先→咳後のタイプだったからまだ良かったものの……危険行為です。
のちに咳をまき散らすウイルスハウスになります。
夜・一人になる
同居人は別生活の準備を済ませ、家に一人に。
インフルエンザの気分ではあるのだが、タミフルみたいに薬を飲んで熱がすぐに下がるわけではなく…うーん。心細い。
のどが痛いので、あまり人と話す気分にもならない。
おまけに濃厚接触者(と思われる)人たちに移ってないか、気が気じゃない。
気が休まらないが、どうしようもない。
ただラッキーなことに、コナンを大量に読み進める……借りてきてよかった……
ちなみに、食欲はめっちゃあります。私は子どもの頃から体調不良になっても食欲だけはあります。
老後も食欲はある婆さんになりそうだな…と思いながら、同居人が作ってくれたごはんに口をつけた。
電話はかかってこない
ニュースなどのイメージだと保健所の人から電話がかかってくるのかな?と思っていたが、サイトをよく読むと、軽症者はLINEの自動応答のみ。
自分からかけない限りは連絡は来ません。
仲間探しは気休めにならない
仲間はいるかなとTwitterで検索するも、当事者のツイートより当事者以外が意図をもって発言している強めのツイートばかりが引っかかり、滅入る。
「コロナ 痰」とかだと当事者が出てくるかなという感じ。
それでも、症状もバラバラで、「私はこの程度でした。風邪と同じですね」と断言している方もいて、私は違うなあ…健康体のはずなのにこれってことは私…と少し落ち込む。
「この症状ってコロナかな?」というツイートも多いので、探してもあんまり当事者が見つからず、参考にはならない。
りんごはちみつヨーグルトの美味しさに気づく。
発症2日目
結婚式に参加
おお、熱が下がっている!
急いで友人の結婚式へ参加(オンライン)。
画面オフで、YouTube配信を見るような気分で、リラックスして参加させてもらいました。
病人でもお祝い事に参加できる世の中、悪くないよ……技術進化ありがとう。結婚もおめでとう!
咳がひどいよ
汚い話で恐縮ですが、熱が下がれば……痰が出る出る。
こいつのせいで世界の2年間が…俺はこいつを許さねえ…という気持ちになる。
録画がたまっていたので、オードリーの番組を見て声なく笑う。
コナンを黙々と読む。
中途半端に寝ると夜眠れなくなるので、限界まで自分を起こす。
咳がひどいということは、鼻づまりもひどく、息がしにくいので基本もうろうとする。
これは何のせいかわからないが、思考がクリアじゃない感じ。仕事のこととか考えたくもない、思考の持久力がない。
Twitterをボケーッと見るとか、SixTONESのYouTubeを見て笑うとか、それくらいが限界。頭使う笑いとかは無理。
テンション上げるために買い物しちゃお!と思っていたけど、実際買う気にはならない。というか、買うまでの思考に至らない。
発症3日目
毎朝LINE報告
朝LINEが来て、体温と、(あれば)パルスオキシメーター、体調を入力する。
ちなみに9時半くらいまでに回答しないと、自動の電話がかかってくるので寝坊する人は注意である。1回忘れていた時に、自動鬼電っぽいのがかかってきてびっくりした。いやがらせかと思った。
それも無視すると今度は人が家に来るそうです。
もしもの時には大変有難い。
パルスオキシメーター届く
ピンポンと鳴り、「神奈川県です」という方が袋を置いて行ってくれた。ビニール袋に何枚かの紙と、パルスオキシメーターが入っている。
そういえば陽性者登録のときにレンタル希望にチェックを入れていた…軽症者にはどうせ届かないと思っていたら…ありがとう…
でも、もし家で一人にいるときにパルスオキシメーターなしで酸素濃度93%くらいになっていたらどうなるのかな…?と少し怖くなる。
中には県からの研究協力の依頼が入っていた。
毎日声を録音して、AIで体調を分析するらしい。やりましょう!
国からの薬の治験の誘いもあったが、さすがにこの状態でホテル缶詰はきつい…と思い断念した。薬の開発に貢献できず無念。
パルスオキシメーターは、ネイルをしていると正確に測れないことがあるそうだ。結婚式用のジェルネイル、ギリギリまでやらなくてよかった…!(怠惰なだけ)
この日もテレビを見たり、コナンを読んだり、友達と連絡したりして日が過ぎた。
咳はそれほど変わっていないように思う。
発症4日目
仕事復帰
喉はまずまず!痰はだいぶないが、咳はある。
在宅で仕事に復帰。
といってもかなり取捨選択して、必要かつ最小限の仕事のみのわがまま勤務。休憩も存分にさせていただく殿様っぷり…。
でもこれくらいじゃないときつい。
感染前に仕事をきっちり進めていた自分に感謝……。おかげで今週はもともとゆるめタスクだったのだ。
感染ルートは不明
1週間で会った人たちはみな無事だった。
濃厚接触者とされる人たちも陰性で、元気とのこと。ひとまず良かった!!!
そうなると、ますます自分はどこで感染したかわからない。
最近は潜伏期間3日といいますが、病院では「1週間前からのどこか」と長めの期間を言われたので、
あの時?と思うも、誰もかかってないし、咳をしていた人もいないし、飲食したけど私は壁に向いていたし…
ひとりで外出した日もあったし、電車でせき込んでいる人もいたし…
そもそも無自覚・無症状の人もいるならもう無理だな……
病院の先生が濃厚接触者については曖昧だったことの理由が分かった気がした。これ特定するの無理よ。
暇だ。
遊びの予定も吹っ飛んで、物欲も収まって、家でやれることも限りがあると、暇だ。
本当はやらないといけないこともあるのだが…頭や体を使うのでやる気にならない。
寒いと咳が出る病人仕様となっているので、家を掃除する気分にもならない。(これは言い訳)
あとはただひたすら、ディズニーランドに行くのを夢見るのみ!絶対行くぞ!
と同時に、gleeをシャッフル再生してテンションを上げていた。
療養音楽のおすすめはgleeです。JPOPは日本語入ってきて頭使うから疲れる。
「グリーキャストの楽曲を流して」とアレクサにお願いしてみて下さい。飛ぶぞ。
まとめ
風邪という人もいますが、そうじゃない人もここにいるので、結論、今のところはかからない方が良いと思います。
私はこのあと3回目のワクチン接種を予定していますが、感染済の人の副反応は激しくなるようで(そりゃそうか)、既に気分はブルー…。
人に会ったり、外で食事をしたり、という生活の中でかかったので、「そらみたことか家にいたらこんなことには…」と思う人もいるのでしょうが、
毎日飲み歩いていたわけではなく、
5日間一歩も家から出ない在宅週間を過ごして、
休日はルールの中でコンパクトに用事を済ませていた間に、こんな感じになりました。
それでも気のゆるみがあったことは間違いないです。
周りの人の反応が怖かったけど、幸いにしてみなさんに理解を頂いて、休むことが出来ました。
咳はまだ続くのですが、現時点ではこれくらいの記事を書ける程度には回復したってことで!
あと6日間籠城する必要があるので、後半戦についてはまた今度まとめます。
最重要課題は食糧問題……
ほな!
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