【実話に基づいたフィクション小説】インドに嫁いだ3人の女性 第3話
第3話 小さな子どもと大きな子ども[ケイ]
7:00am
ベッドの横に置いてある時計に目を向ける。
やっと朝がきた。
ダブルベッドで眠る2人の寝顔を横目に
静かに部屋を出る。
今日の深夜授乳は2回か…
白湯を入れながら考える。
いつになったら
朝までぐっすり眠れるようになるんだろう…
生後5ヶ月のわが子は、
夜中に大泣きはしないが、お腹を空かせてグズる。
なるべく自然に育てたい、という自分のエゴで、
完全母乳を続けてきたが、
そろそろ寝る前だけは粉ミルクにすべきか、
と思い始めてきた。
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