時には流れに身を任せて
“水は低きに流れ、人は易きに流れる”
この言葉は、
「水が自然と低いほうに流れるように
人は安易なほうを選びがちである」
という意味で使われています。
目の前の苦難や
面倒なことから逃れるために、
人の心が簡単で易しい道に
流れていかないよう
戒めるための言葉です。
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しかし、
もともとは孟子が性善説を
説明した言葉です。
「水の低きに就く如し」
人間の本性が善であることは、
水が高いところから
低いところへ流れるのと同じような
自然の摂理である、という意味です。
そこから転じて、
・ものごとが自然な成り行きで進むこと
・人間には自然の流れは止められないこと
を、意味する言葉になりました。
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一度低きに流れだすと、
とどまることが
できなくなりそうで不安になり、
もっと頑張らなければ…と、
必要以上に自分を追い込んで
苦しくなってしまうことがあります。
自分を律して生きていくための
信念や努力は大切ですが、
自分を縛り付けてしまいすぎると
身動きが取れなくなってしまいます。
大事なのは、
なるようしてなったことを、
どう受け止めるのか、
どう考え判断し、
どのような行動を取っていくのか、
だと思います。
ときには肩の力を抜いて、
自然の流れに身を任せてみるのも
良いかもしれません。
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