毎日の記録は、いつかの未来のために

今しか書けないことがあるように、未来しか書けないこともある。

もちろん、今のありのままを、今の感情で書くこともある。そのときの生の感情はどんどん消えていくものだから。

でも、大きな出来事ほど寝かせて、その時の気持ちを純化させたい自分もいる。

生の感情も残しつつ、振り返ったときにしか出ない色があって、自分のもの、他人のもの問わず、それが結構好きだ。熟した果実のような、甘ったるさと重さ。時の積み重ねについつい惹きつけられる。

いったん物事を寝かせるためには、"毎日の記録"がたいせつで、わたしのような忘れっぽい人はすぐ書きたいことを忘れてしまう。

いつかの未来、今のことを書くために記録をたくさんしよう。と最近、記録をサボりがちな自分に言い聞かせているのであった。おわり。