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がんサバイバーに思う

こんばんは。
今日も一日お疲れ様。
むすびです。

さて、本日のテーマは

がんサバイバー

について語ってみようかと。
よくある不安を煽ってくるテレビCMで日本人の2人に1人ががんになるなどと言われているけど。
長生きできる人が増えたり、検査の精度が上がってがんになる前のものも見つかるとかいう世界観に生きてます。私たち。
だけども私の家系にはがんの人って聞いたことなくて、全然違う世界のものと思ってた。
はっきりと病名を言うと、私は乳がんだった。
右胸に2つ見つかった。
ある時風呂上がりに胸を触ったらしこりがあったので受診した。
その後精密検査を経て診断がおりた。
正直、「私って死ぬの?」という気持ちでいっぱいで、病院から大号泣しながらよく自分で運転して帰れたな、と。
私のかかった乳腺クリニックでは、診断はサラッとしたもので、よくあるテレビドラマみたいな、家族を呼んでくださいみたいなのはなかった。(それはつまり乳がんの予後が比較的良いからだと思われる。)

それでも、診断された当の本人は大、大、大ショックで。
まだ30前半で、保険見直そうかとか思ってた矢先だったし、仕事まともにしてなかったし、彼氏もいなかったし、将来が不安すぎてたまらない時だった。
いかに罹患数の多い乳がんとはいえ、私の年齢層は珍しい方。
だからこそ悩んだりもした。

私の友達の友達もなったよ

誰かに打ち明けるとたまに飛び出すワード。
相手は、きっと悪気なく、珍しくないよ、怖い病気じゃないよ、と言いたかったのかもしれない。
でも私は大した病気じゃないって軽く扱われてる気がして嫌だった。
今思えば、なんて声かけしたらいいのかわからなかっただけなのかもしれないけど。
乳がんてありふれたがんみたいなイメージあるから、世間からしたらそういう扱いなのかもしれないけど。
乳がんにも色々種類があってそれぞれに悪性度が違う。
本人がありふれたがんだから〜アハハ〜とか笑い飛ばすのはいいんだけど、人からされると不快になること間違いなしである。

闘病中にキラキラしたがる人がいる

30前半で乳がんになり、私は色んなブログや患者会などにも参加したのだが…
そこで気をつけてほしいのは、キラキラしてるがん患者を決して目指してはいけないということだ。
いや、もしこれを読んでる診断されたてでナニクソ!と思ってるような克己心の強い人ならば目指すのはいいと思うけど、そういう人たちを見て自分を対比してしまう人は目指さなくていい、あなたはあなたのペースで闘病するのがいいと思うのだ。
比較的ありふれたがんと言われる乳がんでも、三大治療(手術・放射線・抗がん剤)をやるとなると会社を休んだり人生での停滞時期を迎えたりする。
そんな時に、語学だ、ヨガだ、など、溌剌とした毎日を過ごされる人々がいる。
いいねされると嬉しいし、コメントされたら励みになる、確かにそうだ。
でも、それをできない苦しみの人も、そういうことができない自分を恥じないでほしい。
羨ましくなる気持ちもわかる、治療後の生活が不安なのもわかる。
でも治療中に頭使えないこと多かったよ。
副作用の出方も人それぞれだし、あなたはあなたなりの闘病生活をありのままにすればいいと思うんだ。

最後に

私は闘病生活大したことなんかしてなくて、いつもの普通の毎日を過ごした。
たまに副作用に悩まされることもあったし、髪の毛ももちろん抜けて落ち武者みたいになったけど、今はちゃんと生えました。笑
なんでも、病気も、生活も、自分らしさが大切だね。
たまに足をすくわれることもあるけれど。
私の気持ちや考えが誰かに届けばいいな。

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