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デート中にクレカを作らされた経験がヒモに至る考えへ繋がった話

当たり前のことを言いますが、ヒモは1人でヒモ生活を送ることが出来ません。

 女の子と女の子の家が大前提としてあり”隙間を見つけて巣食う”ことで初めてヒモとなるからです。 

僕はこれまで『この人は住まわせるに値する』と、女の子が理解(誤解)しやすい形になるため、一般的な「彼氏」像から「大型犬」や「座敷童」、時には「スタンド能力」などなど様々に形を変えて女の子の生活に溶け込んできました。 

そのうような、女の子ありきの胞子菌のような生活を続けていると

『彼氏とはなんだろう?』

と、振り返ることが少なくありません。 

少し話は飛びますが、僕は同じ女の子と7回付き合って7回振られた過去を持ちます。

その時の僕は恋に恋する盲目状態、当時の彼女を唯一神とする宗教体験真っ只中にいました。デート中に渋谷のマルイでクレジットカードを作らされた経験もあるのですがその時の彼女の言い分も 、

『カップルだから、ペアリングをつけたい』

でした。 

彼氏とは…カップル"だから"とは……いったい何なんでしょう。。。

 今日はひねくれた恋愛観を持つヒモが”一般的なお付き合い像”について疑問視、持論をこねくり回してみようと思います。 

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疑問視するにあたって早速極端で意地の悪い例を出します。

 トムとジェシカが「交際/別れる」を1セットとし、1時間の間にやりとりを100回繰り返したとします。1時間後、この2人は100回分付き合ったと言えるでしょうか。 

きっと1回も付き合ったことにならない、と判断出来るのはないでしょうか。

 トムとジェシカの1時間で2人にどんな心理的な変化があったかも知らないで、なんで『お付き合いをしていない』と断言できてしまうのか……。 

答えは単純で、あなたがそう判断したからです。 

この例から大きく2つ、僕が強調をしたいポイントだけを抜き取ります。

 1つは、この例自体がお付き合いが口約束の上に成立することを前提にしている点。 2つめは(仮に世界に2人しか居ないのであれば関係性に名前をつける必要がないため)関係性の証人として第三者のあなたが介在した点です。 

つまり、お付き合いの関係性がどのタイミングで発生するのか厳密に見ていくと、当人たちの口約束だけでは発生しないことがわかります。

 2人の関係性にお付き合いの印を押すのはあくまで第三者ボブ。彼が「2人の間柄を理解するために都合がいいのでそう呼ぶことにする」関係性こそがお付き合いの一側面とも言い換えることが出来るでしょう。

 何でこんな極論を持ち出すか……。

 分かりやすい呼び名で括られること自体はどうでも良いのです。 括られるその呼び方自体に”そうあるべき”イメージが付随しており、そのイメージが思いのほか強制力が強いことに僕は抵抗感を感じてしまうようになったのです。

 先の例を出せば、僕にキャッシュカードを作らせるために『ペアリングが欲しいから』と言う言い分は(めちゃくちゃですが)分かります。僕と当時の彼女が良ければそれでいいのです。 

しかし、『ペアリングをキャッシュで買えない俺は彼氏とは呼べないのか?』と、納得してしまう位に”あるべき像”が出来上がってしまっていることが窮屈だと考えています。 

相手ではなく“あるべき姿”を意識しすぎてしまった結果、どちらかが無理をしてしまうくらいなら、僕は関係性の呼び方は、「マイメン」でも、「キキララ」でも、「サトシとピカチュウ」でも何でも良いと思うようになりました。

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 女の子の生活に合わせるようにして姿を変えてきたヒモは、関係性において、まず1番に当人たちの居心地の良さを重要視するようになりました。

 その上で、2人の関係性に社会が入り込まないなんてことは絶対にあり得ませんので……そこにどう折り合いをつけて行くかの過程に、関係性を育む何か があるのかな、とも考えています。

 どう2人を位置付けるかも2人で話し合えば良いと言うのが僕の持論です。 

とはいえ、「何でも良い」関係性は「何でもあり」と言うわけではありません。「何でも良い」は 1つ食い違えば、自分の無理を限界まで押し通すことにもつながるからです。

( 浮気をしても、彼女が何回でも許してくれるからオッケー。と言うわけではありません。世間にそう言う風潮もあるから、と言うわけでなく、単純にパートナーが嫌がることはやめるべきだからです)

 そこらへんもコミコミでお互いに相談できる間柄こそ僕にとって1つの理想でもあります。 

さて、偉そうなことを長々と失礼しました。1週間は穴の中で恥じてようと思います。

 トップに使った画像ですが、 これはPR TIMES にあった、

 「スポンジ・ボブ」20周年記念◆スポンジ・ボブが東京サマーランドにやってくる!」

  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000023241.html 

から持ってきました。ボブがサマーランドに来たのは2019年ですが、何か悪い気がしたので、リンクくらいは貼っておきます。おわり。


飼い主の彼女からの一言

偉そうなことを言っていますが、頻繁にコンビニへお遣いにいく、などはふみくんは「ヒモ」像に縛られています。


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