見出し画像

大学に行かせて貰ったのに”ヒモ”とは何事だ!

先日彼女が「教育ママのもとに育つと、お受験、就学、就職に加えて結婚、出産まで強要され るから大変よう」と、こぼしていました。

親との距離は(教育ママとか関係なしに)みんなどうしているんでしょうか。

 僕は大学に行かせて貰った上でヒモ生活を送っている身です。
「教育費を出して貰って、そんな親不孝があるか!」と、怒られてしまうことを承知で、本日 はヒモが親孝行を考えます。


結論から言えば僕は大学に行った時点で(取り敢えず)親孝行を完了した気でいます。それは、僕の進学には親の希望が強く絡んでいたからです。 

僕自身は(能力があったかどうかは別に)美大に行きたかったんですよね。

「早稲田以上の大学に行ってくれればあとは何も言わない」と、言っていた口で今度は在学中 に大手広告代理店の企業説明会パンフレットを持ってくる親に対し、

「じゃあ あなたが電通に行けばいいじゃない!」

と、反抗していた記憶もあります。親の希望を叶えていたら”キリがない”と判断したんでしょうね。


(このことが直接ヒモ生活につながるか?と訊かれれば微妙ですが、うちの親は僕が子供の時 から何かと僕に”強制”をしてきたような気がします。ヒモ生活に漂流したことを親の教育に 追及する気もないですが、窮屈なこと全てがイヤになった理由の一端はその時の反動もあるの かもしれませんね)



ここで難しいのは、親に感謝自体はしていることなんです。受験できること自体恵まれていますし、なんだかんだで大学生活は楽しかったですしね。

しかし、この感謝の気持ちをもって親の希望を叶える行為が親孝行なら僕はノーセンキューを 貫きます。

親の満足のために選択肢を減らすこともイヤですし、自分の満足と親の満足をゴッチャにしてはいけない気もします。(子どもがいないからこそ偉そうなことが言えるんでしょうね……何かイヤな気分にさせたらすみません)

今、僕は親よりも自分の満足の方が大切ですし、その上で一緒にいてくれる彼女や友達を大事に思っています。

自分の充足のあと、余剰が出来て初めて恩返しが出来ればな。と、思っています。 また、恩返しを出来る範囲を徐々に広げていくことがこれからの課題でもあるような気がしますね。

何やらヒモが偉そうに、まともっぽい?ことを言いました。なんでヒモなのに偉そうなんでしょうか。

今僕が親にできることは親より先に死なないことくらいなのに…。

明日はもうちょっとヒモならではのことを書こうかな。おわり。

飼い主の彼女からの一言

ふみくんは今でも「美大に行きたいなぁ」とチラチラ横目で私のことを見てきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?