当たり前のことが当たり前に出来ない。ヒモになった経緯(4)
先日 3 日に分けてヒモになった要因、僕が「自分からの恋愛クソ面倒」になった経緯をお話ししました。
良かったら下の note も読んでね。
実らなかったトンチキな片思いは、バカにされることで供養されるのです。
ただ「もう恋なんてしない」と決めたことだけが、今のヒモ生活に繋がる理由ではありませ ん。
(正確に言えば、ヒモ生活に至った”理由”など聞かれてから初めて考えているので、自分でも「これがこうでヒモです」なんて断言もできないのですが......)
そういえば、僕は”社会人としての当たり前“が当たり前のようにできず、大学を卒業してからも「会社への就職」を強く考えておりませんでした。
「まともに生きろ!」と言われても、”まとも”に関して考えて屁理屈をこねるばかり。 考えに考えて結局何も行動を起こさなかったことも、ヒモ生活に至った要因があるかもしれない?と、自分なりに推測しています。
そこで、今日からまた 2 日に渡り”僕の出来ないこと(イヤなこと)”を、書かせていただきます。(前にあげた note を加筆修正したものです!)
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恋愛云々とは別にもう1つ、僕をヒモ生活に誘った”イヤなこと”があります。
7 子ちゃんの話と違い、何か大きな出来事があったわけではないのですが、僕は幼い頃からずっと”同じ場所に同じ時間に行く”ことに対して、もの凄い抵抗を感じて生きてきました。
今、僕は 3 年ほど前より育った関東(千葉・東京)を離れ、沖縄の彼女の家でヒモ生活をしているのですが、まずこの物理的な移動そのものがヒモをヒモたらしめる発想、行動の顕れのようにも思えます。
それは、僕が”ヒモ”とは嫌なこと(東京≒会社勤め≒イヤ)から逃げ続けているひとつの” 状態”である。と、捉えているからです。
実のところ僕は全く働いてこなかったわけではありません。今はライター(のフリ)をしてい ますが、たとえば放送作家(の見習い)をかじっていた時期なんかもあります。
放送作家って番組につくと、週に 1 回必ず定例会議があるのですが、その 1 回ですら、僕にとっては”イヤなこと”だったのです。
会議そのものの時間だけをみれば 1 週間のうちの 2 時間〜3 時間くらいで、そのこと自体にストレスを感じるわけではないのです。
会議が終わった瞬間、次の会議が定刻に決まっていることが耐えられないのです。次回の会議が近づくに連れて、なぜ”心的拘束給”が発生しないか疑問に思うくらいに気が重くなっ てしまうのです。
つまり、週 1 の定例会議に苛まれる時間は、会議そのものが行われる 2〜3 時間ではなく、僕にとっては 1 週間”まるまる”なのです。
1 週間にひとつでも定刻に決まった場所に行かなくてならない状況では、長期海外旅行に行く ことも出来ません。
正確に言えばお金があるわけではないので、そんな頻繁に海外旅行に行ける訳でもないのです が、僕の向こうの一週間に”楔(くさび)”めいたものが打ち込まれてしまい、行動の選択肢 が減ってしまうことに対してストレスを感じてしまうのです。
そんな僕が会社勤めを出来るはずもありません。運良く会社に入れたとしても2日もたなか ったんじゃないかな?と、考えています。
企業側だって「社会人の基礎の基礎が無理なんです」なんて人間を雇いたいとは思わないでしょう。
振り返れば、僕は、幼・小・中・高・大と......サボらなかった時代がありません。高校 3 年生のときなど朝のホームルームから帰りのホームルームまでいた日数は 6 日でしたし、大学も卒業までに 7 年を要しました。
その間何をしていたかと言えば、アルバイトで貯めたお金で朝ジムに行って走ったり泳いだ り、教習所に行ってバイクの免許を取ったり、喫茶店に行ってゲームをしたり漫画を読んだり、勉強をして、自分なりに充実した毎日を過ごしていました。
少し話が逸れるのですが、アルバイトと言えば、僕はこれまでに30 種類くらいのアルバイトを転々としてきた経験も持ちます。
ステーキハウスのホールに、居酒屋やファーストフード店のアルバイト。 スーパーの店頭でパンの売り子として試食販売もしていましたし、塾講師の傍ら交通量調査員としてカチカチカウンターも押していました。
早朝に銭湯を洗うバイトのあと、子供の自由研究を手伝って日銭を稼いでいたこともあれば、 建設現場で鉄筋に付着したコンクリートを片っ端から破壊していた夏もあります。 イベントハウスでカクテルを作っていた時期もありますし、スタッフとしてではなくイベントの司会をやらせていただいていた時期もあります。かと思えば深夜に地下鉄のトンネルに潜り込みトンネルの”歪み”を計測するお手伝いをしたり、東北地方まで木の高さを測りに行き、 「この作業のどこにお金が発生するのか」疑問に思いながら、獣道を歩いていたこともありま す。
......と、節操なく様々なアルバイトを経験したのですが、この理由も、やはり”飽き性”というよりかは、どのアルバイトも同じ所に同じ時間に行くことが耐えられなくて辞めてしまったんですよね。学校もそうなのですが、内容自体はどれも楽しかった思い出しかありませ ん。
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連投される昔語りに、自分の恥のなさが露呈するようですが......明日も自分語りをします。 ここまで読んでくださってありがとうございます!おわり。
飼い主の彼女からの一言
ふみくんは今でも一箇所同じところにいるのが苦手で、丸一日家にいる日があったりすると、頻繁に近所のコンビニやスーパーへ行こうとします。
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