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コロナウイルス トルコでは?

読者の皆さん、メルハバ!

今日は今世界を恐怖に陥れているコロナウイルスについて書きたいと思います。トルコでは感染者が出始めたのは比較的遅めですが、その後すごい勢いで感染が広まり、今では日本よりも多くの人が感染しています。僕自身が今、コロナウイルスの影響をどのように受けているのか、イスラム教の観点からコロナウイルスの僕達へのメッセージは何か、などについて書きたいと思います。

コロナウイルスはどのように広まった?


コロナウイルスはご存知のように中国の武漢という都市で最初に発生しました。今は世界に広まり、人々の生命さえ脅かしています。コロナウイルスの前に2002年に中国の広東省でSARS-CoVが発生しました。このウイルスは世界17か国に広がり、8098人が感染し、774人が亡くなりました。 その後、2012年にサウジアラビアで始まったMERS-CoVは、世界27か国に影響を及ぼし、感染者2499人のうち861人が死亡しました。過去にも大きな被害をもたらしたウイルスが存在しますが、今回のコロナウイルスはどのように広まっていったのでしょうか。今これを書いている3月30日時点の世界のコロナウイルスの感染者数は64万人、死亡者は3万人を超えました。今までのウイルスと比べても圧倒的な勢いで世界に猛威を振るっていることがわかります。

*4月8日時点でコロナの世界感染者数は142万人を超え、死亡者は8万人を超えています。

2019年の12月27日に、中国の武漢にある病院に重症の肺炎患者3名が入院したことが知られています。感染者の多くは武漢の海鮮市場と関わりがあったことが明らかになっています。海鮮市場という名ですが、そこでは違法に蛇やネズミ、孔雀なども売られているそうです。 1人目の犠牲者は49歳の海鮮市場で魚を売っていた女性です。発熱、咳、胸の圧迫感を伴って現れました。 4日後、発熱、咳と息切れが増加し、胸部CTで肺炎と一致する所見が観察されました。 2人目の犠牲者は61歳の男性です。彼は海鮮市場からよく買い物をしていました。発熱と咳が2019年12月20日に始まり、患者は1週間後に呼吸困難で入院しました。病院での最初の2日間で、徐々に悪化し、挿管されて人工呼吸器に接続されその後、死に至りました。2020年1月1日にウイルスの出現源とされる海鮮市場は閉鎖されました。

最初の患者で採取されたサンプルは、多くの既知の病原体と比較されテストされました。ここで初めて 新しいウイルス、コロナウイルス(2019-nCoV)が特定されました。これは発生源をコウモリとするSARS-CoVと85%の類似性を持ちます。ウイルスは、飛沫と密接な接触によって伝染することがわかりました。

トルコでは?


トルコの最初の感染者は、3月11日に確認されました。ヨーロッパから帰国した病人にテストを行ったところ、陽性の結果となりました。同じく二人目も陽性、、このように始まりました。またメッカの巡礼から帰国した人々からも陽性反応が相次ぎ、ここからも感染が拡大しました。

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