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【インタビュー】名古屋を拠点とするMonaca yellow cityが形態を変え、4年ぶりに復活!新曲「Song of broken heart」、音楽的ルーツや今後についての想いを新体制のメンバーが語る

2016年の結成以来、名古屋を拠点にR&Bやヒップホップなどのブラックミュージックをベースにしたポップ曲を発表し続け、東海地域の音楽シーンを盛り上げてきたMonaca yellow city。惜しまれつつ2020年に活動の終了を宣言をしたMonaca yellow cityが2024年のこの春、新曲を携えて待望の復活を遂げた。
 
これまで良質な音楽を届けてくれたMonaca yellow city。メンバーの想いを多くの方々に届けるために新体制メンバーの近藤圭晃(こんどう・きよあき)さん、田中智寛(たなか・ちひろ)さんへのインタビューを行った。
 
このインタビューではメンバー二人の音楽的ルーツにも迫ったが、とにかく音楽の引き出しが多いことに驚かされた。そしてそのルーツの絶妙なミクスチャー具合がMonaca yellow cityのハイクオリティな楽曲を構成しているのだと思わず納得してしまうインタビューとなっている。
 
まだMonaca yellow cityを知らない方でも大丈夫。音楽が好きな方なら、二人のこのやり取りを読むだけでも十分楽しめると信じている。是非インタビューを読んで、音楽を奏でる喜びに溢れた新曲「Song of broken heart」を聴いてみて欲しい。



音楽的ルーツと高校時代の出会い

―それぞれ自己紹介をお願いいたします。

近藤:ボーカル、作曲、作詞などを 担当している近藤圭晃です。よろしくお願いします。
 
田中:僕は主にベースを弾いています。田中智寛です。お願いします。作曲もちょっとやります。

―それぞれの音楽的なルーツをお聞きします。今に至るまでに、近藤さんと田中さんがそれぞれたどってきた音楽的なルーツを教えてください。

近藤:ルーツか…
 
田中:ルーツね。
 
近藤:なんだろうな。 自分は、最初に買ったCDで言えば大塚愛が一番最初かな。

田中:あー中学生の頃か。大塚愛、確かに。そん時は…俺はTHE BLUE HEARTSだね。
 
近藤:初めて買ったのTHE BLUE HEARTS?

田中:中古で買ったの。ヤンキー音楽みたいなーBOØWY、THE BLUE HEARTS、CAROLとか。

近藤:世代としては上だけど(笑)。

田中:だいぶ上だけど(笑)。そう、そういうのにかぶれてた。昔は。
 
近藤:そうか、そうだな。やっぱりテレビっ子だったのもあって、割とアウトロー系じゃなくて、王道っちゃ王道だったのかな。当時で言えば。

田中:J-POP的な。

近藤:とかから始まって。あと、Backstreet Boysとかも大好きだったな。 結局、今にも繋がるけど、打ち込みの音はずっと好きで、いろんな音楽を聴いてきました。 あと、当時の流れだと歌姫系も多かったし。そういうところを結構聴いてきたかな。どっちかというと、ルーツみたいな話になると、智寛くんのGLAY、UNCHAINの方が濃いイメージがある。
 
田中:ははっ!(笑)
 
近藤:長年話してくれてるもんね(笑)。

田中:長年か。そうだね。ルーツは完全GLAYだね。GLAY、UNCHAINってバンド、ちょっとJ-POPっぽいものと、すごいおしゃれなブラックミュージック入れたみたいなJ-POPが主軸でここまできたかなって。

近藤:そうだよね、そこがすごく濃いイメージ。長年ずっとそれを。

田中:長年そればっか聴いてきて。ヒップホップしかり、ジャズしかり。

近藤:そうだね。ジャズとか自分よりも聴いてるイメージがあった。その時のなんかあれで、どんどん聴くものが変わっていくよね。Monacaを始めてからは、一緒にヒップホップとかを聴いたりとかも、クラブに行ってとかも増えたし。

田中:そうそう。
 
―お二人でクラブに行ってたんですね。

近藤:バンドメンバーみんなで最初は行ってたかな。多分自分が結構 ヒップホップとか、それこそ昔からルーツの一つで、当時テレビでもヒップホップーRIP SLYME、nobodyknows+、SEAMOあたりが流行ってたんで、その影響でラップはずっと好きで。自分がクラブとか行ってた後に、バンドにそういう要素を入れたいって話してて。なんかそういう流れで、みんなでもちょっと行ってみようみたいな感じで行くようになり始めて。その時は結構行ってた気がするね。いろんなイベントに。

田中:いろんなイベントにみんなで行ったね。

近藤:こういう感じをやりたいね、こういう場所でやりたいねとか言いながら研究していましたね。

―バンドの役割的にそれぞれ、近藤さんは打ち込み、田中さんはベースが中心だと思うんですけれども、作曲を始めたのはいつ頃でしたか。

近藤:自分は作曲をちゃんとやってみたのは、多分大学ぐらいの時にやっとエレキギターを手に入れて、高校でコピーバンドをやってた延長でオリジナルのバンドをやって、当時のメンバーにギターでコードを作ってもらってて、歌とか詞を入れてくっていうのをやっていくのが最初だったけど、もっと原点で言えば、中学校の時に歌詞を投稿してみるみたいなホームページがあった記憶があって、そういうところに自分が歌だけ歌って。楽器が弾けなかったんで、 歌だけ歌って詩を書くとか、そういうことをやっていた記憶はありますね。ルーツで言えばそこなのかな。

田中:僕は、ベースを買ったのが中学入学したぐらいで、そこからひたすらコピーばっかやってたんですよ。コピーばっかやっていて。結構田舎の方なんで、バンドやるって概念はなくてずっとひたすら好きな楽曲のベースを弾いて。 で、高校の頃に近藤くんと出会って、コピーとかやってたんだけど。そっから高校卒業して大分経った、もう20歳過ぎてぐらいかな、多分23、4ぐらいで、それこそ俺がMonaca yellow cityに加入するちょっと前ぐらいに作曲を家でパソコン使ったりして作ってみたりっていうのが始まりですかね。だからあんまり作曲はそんなに初めは興味なかったですけど。近藤くんもなんか活動してるとか、他の友達も活動してるの見て、なんかやってみようかなって思ったのがきっかけですかね。

―ちなみにお二人が出会ったきっかけは何だったのでしょうか。

近藤:高校だね。

田中:そうだね。いや、俺は覚えてる。最初喋ったの覚えてるもん。

近藤:(笑)。でもあれは高校のどのタイミングだろ。そのコピーバンドの時の?

田中:いや、もうね、あのね、近藤くんがね、第一声で俺に喋りかけてきた時があるのよ。
 
近藤:(笑)。何だっけ(笑)。

田中:学校帰りバスに乗るんですね。
 
近藤:はいはいはい。バスで帰ってましたね。
 
田中:はい。バスで帰ってたんですよ。二人で。二人でっていうよりは、俺は一人で帰ってたんですよ、そん時。で、近藤くんと俺の共通の知り合いがいて、その知り合いと近藤くんが同じぐらいのタイミングでバス乗ってたんですよ。そしたら近藤くんが隣の席に座ってきて。

近藤:ほうほうほう。

田中:「HYSTERIC GLAMOUR好きなん?」って(笑)。
 
近藤:あーーーー!!(笑)
 
田中:HYSTERIC GLAMOURっていうのは洋服のブランドで、それをよく着てたんですね。

近藤:そっかそっかそっか。
 
田中:そうそうそう。それで近藤くんもその、ファッション的なのが好きで話しかけてくれて。
 
近藤:あれが初めてか。

田中:俺喋ったの多分それが初めてだと思う。

近藤:そっかそっか。
 
田中:そうそう。洋服の話からだから、意外と音楽から始まったって感じじゃなくて、普通に何気ない雑談から知り合って。

近藤:確かに。友達から智寛くんが同じブランドが好きっていう話を聞いて、話したい話したいって言ってた。それが最初の出会いで、 そこからですよね。そっから、あれは自然な流れだったか。もう決まってたんだっけ。コピーバンドは。

田中:いや、全然決まってない。決まってはいなかった。決まる前だったと思う。

近藤:そっからコピーバンドがあって、一緒にやったりしていく中で自然と仲良く。そこの時もあれだもんね、世代、年が一緒の人とかも少なめだったし、自分たちが定時制の学校だったから同級生でも先輩とかも多くて。少ない同世代だったからちょこちょこ帰り道とか喋りながら仲良くなっていきました。

―じゃあ、高校の時には一応お二人で音楽はやっているんですね。

近藤:そうそう、当時王道のASIAN KUNG-FU GENERATIONとか、マキシマム ザ ホルモンとか。
 
田中:やったな。

近藤:それで、本当に興奮しすぎて倍速みたいな。
 
田中:そうそうそう。
 
近藤:全然演奏できないみたいなね。あったよね。
 
田中:あったあった。懐かしいね。

近藤:そういうのからやってて。

田中:コピーバンドからね。

近藤:うん。しばらくその後はお互い、卒業後多分SNSとかで、色々演奏聴いたりもしながら気になり続けたという感じ。

―高校卒業後も、音楽では一応繋がってはいたんですね。

近藤:うん。智寛くんも定期的にね、ベースを弾いたりとかでね、SNSにあげたりはしてたよね。

田中:SNS上でちょっと確認し合うぐらいの仲だったと。

近藤:うん、そうだね。そういう感じで、ちょっと見ながらやってて、自分はその時に色々バンド、路上ライブをよくやってたんですけど、そういうのをやったりしながら元気にやってる感は少しは智寛くんにも伝わってたんじゃないかと。

田中:(笑)伝わってたよ(笑)。

Monaca yellow city、誕生

―なるほど。そこからどんな感じでMonaca yellow cityの誕生に至るのでしょうか。

近藤:そうですね。Monacaの誕生は―当時、まず自分と初期のベースの女の子がいて、その後二人でMonacaに近い、打ち込みを入れたバンドをやりたいねっていう話があって。それでまず二人で始めていきながら、SNSやライブハウスでもメンバーを探して。でもそこからメンバーがバンバン変わったりもして、いろんなことがありながら。初期のベースの子が抜けた時に、SNSでメンバー募集を出して。出した時メールの方で「田中智寛と申します」みたいなのがきて(笑)。

田中:Monaca yellow cityのtwitterがあって。そこで活動しているのを見てて。で、ベースが抜けるってなって、仲間を募集しますみたいな記事があったので。言っても、高校卒業してからなんで4、5年ぐらい喋ってなかったんですよ。一応、バンドって言ってもリーダーは誰か分かんないから、直接送るのもやらしいなって。
 
近藤:そっかそっかそっか。
 
田中:ちゃんと俺は、公式のtwitterのーあれですよ、フォームの方にこちらまで、 連絡先はここまでっていうのがあって、ここに送ろうと思って送ったんですよ。「ベースの田中です」って(笑)。そしたらシカトされました。シカトされていて(笑)。

近藤:(笑)立派に作ってたけど、ちょっとまだ当時色々弱すぎて、お問い合わせとかをちゃんとチェックしてなかったって。

田中:あ、俺シカトされちゃった、わーそっかと思ってたら。

近藤:その時自分も、やっぱ智寛くんだなと思って自分からも連絡を送って、そしたら実はメール送ってたよみたいな(笑)。「ごめん」みたいになって。それで、久しぶりに喫茶店で再会して「一緒にやろうよ」って言って入ってもらって。そこからね、多分初めてのMVを作ったり、音源を出したりして本格始動みたいな形になりましたね。

―Monaca yellow cityというバンド名の由来があれば教えてください。
 
近藤:由来はですね。バンドの名前には全然自分は特にこだわりがなくって、割と初代のベースの子が考えてくれて。好きな色とか、あと確か当時3単語ぐらいのバンド名売れるぞとかいう話もあったんですよね。そういうので、好きな色とか、「シティ」って単語を入れてみようみたいな話があって。「モナカ」は確かたまたま通りかかった最中屋さんがあったんで、最初にその名前をつけて。もうそれで決まり!ってなった記憶がありますね。こういう意味があってとかではなくて、どちらかというと好きな言葉とかを合わせたり、偶然性とか。なんかこういう風にバンド名ってつくよねみたいな話をしながら決めてったみたいな。

田中:ゴロがいいもん。

近藤:うん。そう。ゴロとかでこういう感じかなっていうので、最初にMonaca yellow cityとなったという。 そういう話だったと思います。

ー元々Monaca yellow cityという名前でバンドが始まって、後から田中さんがメンバーチェンジという形で加入をされた。

近藤:そうですね。名前とか自体は一応あって。
 
―ちなみに田中さんはこのバンド名の由来を知っていましたか。

田中:いや、もう全く知らなかったです。いつもどういう意味なんだろうって、聞くのも野暮かなと思ってて。ルーツがあるんかなとも思いながらも、 俺もそんなに名前に興味なかったんで2年ぐらい経って聞いたら、「いや、特にはないんだよね」みたいな(笑)。

近藤:うんうん、うんうん。

田中:バンド名って感じですよね。

Monaca yellow cityの音楽を構成する要素

―バンドメンバーでクラブに行ったり、音楽を作っていったり聴きに行ったり、遊びながらいろんな音楽性を身につけた部分もあったと思うんです。だからなのか、多様な音楽性をMonacaからは感じることができて。幅広いジャンルの音楽をミクスチャーして、そこからさらにポップな楽曲に仕上げていくスタイルがバンド活動の中で形成されていったと思うのですが、その時に意識をしてた、当時の音楽的な国内外のトレンドや、何か意識をしてたバンドやアーティストはいましたか。

近藤:音楽的には違ったんですけど、tofubeatsさんのライブなどを見て、ああいう音とか表現をやりたいなとかで、サンプラーみたいな機材を、最初のメンバーの子と買いに行った記憶はありますね。というのと、 あとはあれですよね、智寛くんも入って動いてた頃からは、Suchmosとかの界隈は意識してたよね。
 
田中:はは!(笑)そうだね。
 
近藤:やっぱり他のメンバーの子たちもSuchmosとかは、それこそみんなで見に行ったりもして。割とそこからどんどんブラックミュージック感が出てきて。もっと前の方が多分可愛らしいポップスの曲が多かったんですけど。そこ以降、ラップがより取り入れられていったりして。Suchmos結構でかかったかな。

田中:そうだね。

近藤:そこは全員共通みたいなのあったかも。でも当時のメンバーはもうちょっと、おとぎ話、踊ってばかりの国、FISHMANSが好きな子とかもいたりしたので明確にどれっぽい音にしようとかはこのバンドとしては考えなかったです。みんなそれぞれ好きなものを出してもらって、その化学反応でオリジナリティが出るバンドが作れたらいいなっていうのは自分的にはずっとあったので。まあざっくりと方向性みたいので言うと、あの辺の影響は強かったと思います。

田中:うん。

近藤:ああいうバンド形態でありながらクラブに近いみたいな存在とかも、かなり目標値みたいになってたかもしれない。ああいうのやりたいね、かっこいいねっていう。

―お互いの好みやルーツを持ち込むことによって、一つの楽曲が出来上がるイメージだったんですね。

近藤:うん。そうですね。
 
田中:メンバーが、本当、全員ジャンルが違うんですよ。

近藤:ドラムはブルースだし。

田中:うん、ブルースだし。 俺はファンクとかアシッドジャズとかそういうのも好きで。みんなほんとに違うんだけど、それを割と近藤くん中心になってコンパクトにまとめるみたいな感じで。バンドの楽曲作りはそんな感じだったよね。
 
―曲の途中で音楽性がガラッと変わったり、うまくこの部分は融合してるなと思う箇所があるのは、そういう理由だったんですね。

近藤:そうですね。そういうのでオーガニックなミクスチャーバンドみたいになってましたね(笑)。自然に。
 
田中:うんうん、そうだよね。

―お話を伺って、いろんな音楽性がミクスチャーされている理由を知ることができたのですが、今お二人で曲を作っている時の制作スタイルはどんな感じですか。
 
近藤:今はー今回の曲に関しては、前はスタジオでセッションして、みんなで合わせて作っていくっていう感じだったんですけど、お互いDTMをこの数年で習得したので。今はそうなりました。昔はそういうのが苦手で。
 
田中:ね、そうは思えないバンドだ。
 
近藤:そう、サンプラーとか色々使ってるし、コンピューター寄りのバンドに見えて、全然コンピューターが使えないやつらで。今はDAWでお互い軽いデモから膨らましてって、これがいいんじゃないかって織り込んだり、話し合いながら作っていくというパソコン主導のスタイルに切り替わりましたね。
 
田中:完全に自宅でね、やる感じ。
 
近藤:うんうん、データは便利ですからね。
 
―技術の進化って素晴らしいですね。
 
近藤:ほんとにそう思いますね。
 
田中:本当ですね。
 
―基本的にベースは田中さんの生音ですか。最終的にレコーディングされた時は。
 
田中:そうですね。ベースは生で演奏して、レコーディングしてっていう感じになりますね。

新曲と今後の活動の構想

―新曲の話が出たので、新曲についてお聞きします。個人的に新曲を聴いた時に、旧譜の「Black hole」をちょっと思い出したんですね。

近藤:はいはい。
 
―なんて言ったらよいのか、世界観とかそういったものが。お二人は「Black hole」は意識したりしましたか。
 
近藤:いや、全く。
 
田中:全く。ははっ(笑)。
 
近藤:意識はしてない。そもそも、この新曲も最初はMonacaという意識もなく、二人でかなりラフに遊んで作るみたいな。なんか一曲作りたいよねって言って 作ってくうちに、やっぱりMonacaっぽくなってしまう現象が起きたのかな(笑)。なんか他の方とか知り合いの方とかにデモを聞いてもらったりしてると、 「なんかこれMonacaっぽい。Monacaでやってもいいんじゃない?」とか、そういう話もありながら、再始動にも繋がった感じもちょっとありましたけど。確かに今までの旧譜とかで言えば、新曲はちょっと「Black hole」とかに近い。ポップス強めなR&Bというか。そういう気がしますね。うんうん。
 
田中:うんうん。
 
―ニュージャックスウィングをうまく取り入れてるなって思うのですが。リズムの跳ねてるところが。
 
近藤:はいはいはい。
 
―お二人とも、ニュージャックスウィングは好きなんですか。
 
近藤:そうですね。
 
田中:好きっすね。
 
近藤:好きですけど。うん。特に智寛くんは、多分そのビートに関してはもう明確なリスペクトが(笑)。
 
田中:Orlandってバンドがいて。そのバンドがいわゆるニュージャックスウィングのサウンドで。それに影響を受けて作り出したのが、この曲の発進というか。

近藤:本当に智寛くんすごい好きだから。何曲かデモ作ってるけど、みんなビートが同じ感じだもんね。
 
田中:もう、そうですね。
 
近藤:もう完全に、リスペクトが。
 
田中:そうそう。
 
近藤:Orlandさんも…あれだよね、それこそバンド形態でのっていうので言えば、さっきとちょっと繋がるかもしれない。ライブ終わりに声を掛けに行ったり、デモを渡したりしてましたね。
 
田中:そうだね。
 
近藤:そうそうそう、そういうところからニュージャックスウィングーその音楽を調べていくうちに、色々掘っていったような感じもありますね。自分、US文脈というか、そっちでもそのジャンルは好きだったりして。テディ・ライリーとかの。
 
―おー!
 
近藤:そういうあたりでも結構好きになったりしましたね。
 
―田中さんのリスペクトと、近藤さんのヒップホップ精神が、ニュージャックスウィングを取り入れると、うまく融合して、ああいう新曲の感じになるんですね。
 
近藤:そうですね。
 
―お二人でデータをやり取りしながら進めている部分が大きいと思うんですけど、ニュージャックスウィングの跳ねたリズムとか、ブラスの音とか、とにかくいろんな音が負担にならないように入ってて。音楽をやる喜びや楽しさに溢れてたように個人的にはすごく感じたんですけれども。お二人は今回の新曲は楽しんで制作していたのではないかなと個人的には感じたのですが、いかがでしょうか。
 
近藤:かなり楽しんでたよね。このデモは特に、最初の下地は智寛くんが作ってくれてて、それで結構自分も、お、これはビビッときたっていう歌が最初にできて。自分も興奮気味に、これはいいでしょうみたいな感じで送ったりして、そっから始まってって。一旦寝かせた時期もあって、単純にどう活動…この曲をどういう風に出そうかとか、ちょっとどうしようかなみたいになったりもしてて。 で、またもう一回、あの曲ちゃんと作りたいよねっていう話になって。で、しっかり仕上げにかかって、アレンジをしたんですけど。そん時の、もうちょっとだけ、ベーシックな作りになってた、バンドっぽいサウンドだったところに、好き勝手に自分もアレンジさせてもらいましたけど。いろんな音を入れたいなと思って、そこに追加させてもらって。
 
田中:今まではスタジオで作ってて。僕たちがメンバーでしか出せない楽器の音で完結させたんだけど、今回はこれあったら、こういう音入れたら面白いかなって思ってたのが、打ち込みを使えば好き勝手できるっていうので。演奏は本当考えてなくて、楽曲の楽しいなって思う部分が詰め込めたのかなっていうのはある。
 
近藤:うん、面白い制作になった。
 
―本当に楽しいっていうのが全面に伝わってくる。音に喜びが溢れてる。
 
近藤・田中:(笑)。
 
近藤:そうだと思う。
 
―そこがすごく大きかったです。一つひとつの音が、同じ音を他の曲で聞いていても、こんなに嬉しそうには聞こえないと思いました。
 
近藤:あと、多分二人のちょっとメンタル面もあったと思いますね。やっぱり自分の個人的な話だと、ソロ活動とかも一時期挟んだりして。色々やってるうちに、一人の寂しさとかを色々感じたりもあったんで。
 
田中:(笑)。
 
近藤:人とああだこうだって、色々ぶつかったり会ったりとか、そうやって作る面白さとかで自分はテンションがめちゃくちゃ上がってましたね。やっぱ、こういうのいいねって。そういうのもあるかってなるのがやっぱり自分好きなんで、かなりそれが面白かった。
 
―お二人の付き合いも長いので、そういう高校生時代の時のやんちゃな感じも出ているのでしょうか。
 
近藤:あー、どうだろう。でも、今回は確かに初めて二人で完結させたのかな。
 
田中:うん、そうだ。初めてだよね。
 
近藤:そうだね。これからそういう感じで作っていくと思うんですけど、割と。完全に二人でっていうのは初めてだったんで。より密度感は出せてるんじゃないのかなと思いますね。
 
―お二人で新しくMonacaのプロジェクトを始めていこうと思い立ったというよりは、一つの曲を二人で初めて作ってみて、こういうスタイルだったら新しいプロジェクトとしてもう一回Monacaができるんじゃないかという手応えを感じたということでしょうか。
 
近藤:そうですね。そこも感じたし。 でも、Monacaの活動再開に関しては、かなり周りもありがたかったところもありますよね。
 
田中:やったらいいじゃんみたいな声はちょこちょこいただいていたので、それも後押しになった。
 
近藤:そうだね。二人だけだったら割と普通に違うこととしてやったかもしれないね。
 
田中:圭晃&智寛でリリースして。
 
近藤:ははは!(笑)古風なグループ名だけど。 確かにね。でも本当にそういった事故を起こしかねないところだったかもしれないね。
 
田中:周りの助言のおかげだったところもある。

近藤:周りも色々言ってくれたりとかも、そういったのも含めて復活できたのかなという感じですよね。それこそさっき言ったみたいに、やっぱり自分たちの出す音でしかっていう前の考え方だったから、特に二人ではできないかなみたいなイメージも昔はあった。あったけど。今は、打ち込みとかがあれば全然いけるかもって。
 
―これからこんな形でデモをどちらかが作って、お二人でやり取りをしていってというスタイルで活動して行けるぞと。
 
近藤:そうですね、できたらこれからはさらに、以前助けてくれてたサポートの方とも、やっていく中で一緒に作ったりとかもね、できたら面白いかなってのも思ってるし、もっと面白いことがあれば、全然二人じゃなくても、どんどんプロジェクト的にね、いろんな人とかとやってみる。そん時たまたま一緒にいた人となんか曲参加してもらうとかでもいいし、なんか面白いことが色々できたらいいなという感覚ではいますね。ちょっとオープンなマインドのプロジェクトになっていけばいいなと思ってますね。
 
―それはすごく面白そうですね。お二人のやり取りが核になって、その時その時で色々広がっていきそうな。
 
近藤:これで広がっていけばいいですけど。お互いかなりインドア派なので、ずっと二人で作ってる可能性もありますけど(笑)。
 
田中:怖い怖い怖い(笑)。
 
近藤:交流広がらず(笑)。もう全然あると思いますけど、そういうことが、機会があればとか、自分たちでも面白ければそういうこともやりたい。今までの、またバンドの時とはまた大分、そういう考え方みたいな、こうじゃなきゃとかは、休止してる間にお互い変わってきてると思うので。柔軟にね、音楽を楽しめるようになっていければ、より面白いかなと思ってますね。

作詞術とヒップホップの影響

―今回の新曲もそうなんですけど、近藤さんの歌詞の魅力って、心の内面の揺れを描く時の表現の豊かさにあると思ったんですね。
 
近藤:ありがとうございます。
 
―「Black hole」とか「ギャグにしようぜ」もすごく好きなんですけど。私は特に「Himagine」が好きで。

近藤:うんうん。
 
―よくこの世界観で「Himagine」―「暇人」と「imagine」をかけたタイトルつけたなって。感動しました。
 
近藤:なるほど。
 
―近藤さんの作詞術に関して、小説や映画などからのインプットの影響はありますか。
 
近藤:そうですね、ちょうど自分も昨日、歌詞を改めてさらっと読み返したりもしてたんですけど、元から小説、映画とか、何か見たことー作品から自分で、さらにそこから個人的に勝手に頭で設定膨らませたりとか、そういう切り取り方をしていくことが多いような気がしましたね。今までの作品を見てても多分その個人の経験をいっぱい書くスタイルよりは、作品を見たりで物語を作っていくことが多い作詞スタイルな人間だと。自分でちょっと読み返したりもして思いましたね、改めて。
 
―長年、作詞を近藤さんが担当していると思うのですが、田中さんは近藤さんの歌詞をどのように評価していますか。
 
田中:ははははっ!(笑)
 
近藤:酷評されたらやばい(笑)。
 
田中:僕ね、 正直言うと歌詞ってほぼ読まない人だったんですよ。 でもなんだろう、Monaca入って、それこそオリジナル曲なんで歌詞読んだりはするようになって。でもやっぱ近藤くんの書く歌詞は、本当に何気ない、日常的に共感が得られるような歌詞で、そこはすごく面白いし、なんかゴロ感もやっぱりうまいなっていつも聴いてました。
 
近藤:ゴロ感はそうですね、ゴロ感はもうかなり。
 
田中:遊び心もあるよね。
 
近藤:そういうのは、一貫して思ってるところかもしれないですね。さっきの音の、みんなでバンドの時のこう、個性大事にそのまま入れちゃいたいとかもそうだし、 そういうエラーとか遊び心とか、そういうものは大好きですね。
 
―ライミングとか、ヒップホップの方のイメージなのかなと思っていたのですが、韻を踏むことに関して影響を受けたヒップホップのアーティストはいますか。
 
近藤:正直あんまり特定のとかじゃなくて、その時にいいなって思ったのをそのままやっちゃうと、ちょっとあれだと思ったので、その要素を数パーセント、数十パー入れるとか。例えば「Himagine」だったら、個人的には自分の中にSnoop Doggって人を。
 
―ほーー!!
 
近藤:Snoop Doggの柔らかい感じのフローを、ちょっと真似気味にというか、ちょっと要素入れてみたりとかでやったりとかもしてましたね。あとライミングとかではないけど、基本的に自分の立ち位置みたいなものでは、昔から割とPUNPEEが好きっていうのはすごいありますね。割とポップスな感じで戦いつつ、すごく知識が深い人みたいなやり方はすごく憧れがあって尊敬してます。「気取らない格好で」って、昔の曲があって。それとかはちょっと環ROYさんを意識してたし、そういう感じですね。
 
―近藤さんから色々ヒップホップの要素が出てきましたけれども、田中さんは今近藤さんが言っていたようなヒップホップは聴きますか。
 
田中:でも本当に近藤くんが初めてというか、よく移動の際一緒に車乗ることがあるんで、その時に近藤くんが曲かけてくれて聴くようにはなりましたね。そっからちょくちょく自分でも、そういうジャンルもよく聴くようになりましたね。
 
近藤:俺が流しまくるもんね。べらべらべら喋りながら、これが今いいとか。
 
田中:そうそうそう、そういうので発見があるなと思いながら。ヒップホップ関係なく、本当、近藤くんはもうありとあらゆるジャンル聴いてるんで。
 
近藤:確かに(笑)。
 
田中:本当になんでそこ知ってんの?ぐらいのあるから。そういうのは勉強になるなと思いながら聴いてますよ。
 
近藤:今回の新曲の、例えばああいうふわっとした、宇宙の交信みたいな音というか。自分の中で思ってるんですけど、ああいうような音とかは、Micachu&The Shapesっていうバンドがあって、それを聞いてた時に、バンドの音だけど変な音色々入れてるみたいのがあったりして、その感じ出したいなと思ってやったりとか。こういうインタビューの時、一貫してここが明確ですってのはなくて、ちょっと申し訳ないんですけど。あらゆる要素を入れたいみたいなのは結構あって。自分が体感したことないものを、せっかく自分が作るならやりたいっていう気持ちがあるので、いろんなもの入れちゃいますね。
 
―余談ですが、車の中で、バンドメンバーが音楽について語り合うエピソードっていろんなアーティストからも話が出てくるんで、すごく鉄板エピソードですよ。
 
近藤:あーそうなんだ。でもちょうどいい時間ですもんね。
 
田中:ちょうどいいよね(笑)。車の中だと喋れるからね。
 
近藤:うん、そう、そういう、ちょっと前のバンドの時だと、練習場所までが意外とね、1時間半とか2時間とかかかる感じだったから、 いつもそこの車内であーだこうだとずっと喋り合ってたよね。あそこで結構価値観共有できるから、いい時間だよね。
 
田中:うん、いいと思う。
 
近藤:皆さんもやるあれなんですね。
 
―よくインタビューとかで見かけます。
 
近藤:ちょうどあれですもんね、楽器も触れない時間だし、もうね、リラックスして喋るしかない。
 
田中:しゃべるしかないとこあるね。
 
近藤:そうなると、音楽を語り合うみたいになるのかもしれないですね。みんな。
 
―旧譜のCDを買いました。CDって歌詞カードついてるじゃないですか。
 
近藤:買っていただいてありがとうございます!
 
―歌詞カードをまず見ないで聴いてみるのと、歌詞カードを見て聴くのでは、印象がだいぶ変わるなと。新曲もそうだし、旧譜もそうだなって改めて思いました。新曲は配信されると思うのですが、CDにする予定はありますか。
 
近藤:今のところあまり。
 
田中:ないよね。
 
近藤:CDとかは考えてないんですけど。でも一応サブスクでもしっかり歌詞とかを掲載するようには チェックしておいて。そう、やっぱりちょっと自分の曲は、歌詞が出ないと致命的な気がしたので(笑)。
 
田中:ははっそうだね(笑)。歌詞欲しかったよね。
 
近藤:一つのワードで、いろんな言い回しに変えたりも好きでやっちゃうので、ないと致命的かなと思って。ちょっとその辺はさすがに。配信ですが、歌詞出るようにしてありますね。
 
―よかったです。Monacaの曲って歌詞カードありでもなしでも聴きたくなるので。気分によって、この瞬間は見たいとか。 歌詞が見られるのはすごくいいですね。
 
近藤:ありがとうございます。歌詞をちゃんと読んでいただけるなんてありがたい。
 
田中:(笑)。

新曲「Song of broken heart」について

―先ほどもお聞きしたのですが、これからコンスタントに曲を作って発表していくことは、ある程度期待はしてよいでしょうか。
 
近藤:期待はしていいんじゃないでしょうか。
 
田中:頑張りますって感じ。
 
近藤:頑張ろうな。頑張ってこう。作ってこう。ただ、前回の活動でも、別に曲のことじゃなくても色々と、多分自分たちがオーバーペースみたいになっちゃったりして。個人的にでもあるけど、無理してて、精神がちょっと大変だったとかもあった気がするので。今回は、智寛くんとのびのびとマイペースに。マイペースすぎて、あんまり手を出さないのはちょっとあれだと思うんで、自分で多少律しながら。でも、今回の復帰最初の作品に出せたような楽しさは失わないように、のびのびと作っていくのを大事にしたいかなと思ってますね。
 
―なるほど。近藤さんはソロも一応やっていくと伺っていますが、ソロ活動とMonacaの違いはどんなところになりそうですか。
 
近藤:そうですね。Monacaでは自分の中で、さっき言ったPUNPEEとかにも繋がりますけど、憧れの音楽像としては、そういうポップスの真ん中でやりながら、ちょっとアウトローな歌詞だったりサウンドだったりいろんなものを入れてっていう、そういうふうに、でもど真ん中で戦うみたいなアーティストさんに昔から憧れがあるので、前のMonacaよりもポップスに振ると思うし、そういうプロジェクトとしてMonacaはやっていきたくて。ただ逆に、自分は、誰も知らないような音楽とかもすごく好きなので、ソロではもうそういう好きな音、 好き勝手な歌を書いたりして、ちょっと違いを出してこうかなって。 Monacaでも全然別に出てるんですけど、多分、音楽像みたいなのが変わるというか、歌詞でエグみはMonacaでもあると思うんですけど、ちょっとテンション変えていくというような感じでソロをやっていきたいなっていうのを思ってて。そう、今一曲ちょっともうすぐできるのがあるって感じなんですけど。
 
田中:楽しみに待ってるわ。
 
近藤:また聴いてね(笑)。
 
―最後に新曲情報をお願いします。
 
近藤:新曲情報ですね。はい。
 
田中:タイトルはなんでしたっけ。
 
近藤:タイトルは「Song of broken heart」という(笑)。田中くんはふざけてると思ってる。かなり今までにないほど直接的なワードを使ったタイトルで。
 
田中:そうそう。
 
近藤:色々自分的にはこう、ミーニングというかね、SoundCloudとか、こういう曲名な雰囲気を今やってる方が多くて、そういう界隈が結構自分も好きだったりして。商業的じゃないというか、本当に音楽的な愛情を感じる界隈とかをよく聴いてて、そういうところの界隈の曲名のスタイルをやったところもありながら。二人で一番…なんか面白かったんだよね、このタイトル。
 
田中:タイトルどうしようってなって。詞のタイプ、失恋のテーマにしてるっていうところがあるから、もう本当にブロークンハート。
 
近藤:すごい直接的すぎて、恥ずかしいけど。
 
田中:恥ずかしい。そう、なんか、Song ofつけたらええんじゃん。みたいな。
 
近藤:なんか若干、そのスタイル。なんだっけ。おぱんちゅうさぎだったっけ。それがちょっとあるんだよね。

おぱんちゅうさぎは、「なかなか恵まれない。今にも泣きそうだが、ひたむきに健気に生きていく。」がコンセプトで、泣き出しそうなうるうるの瞳に、分厚いくちびる、白いパンツが特徴的なキャラクター。クリエーター・可哀想に!さんがSNSに投稿した、日常のあるあるを切り取ったイラストが人気を集めていて、おぱんちゅうさぎのTwitterのフォロワーは56万以上を誇ります。

日テレニュース 話題の『おぱんちゅうさぎ』若い世代が夢中になる人気の理由は「応援したくなっちゃう」

田中:おぱんちゅうさぎって、こういうキャラがいるんすけど。(※田中さんがZoomの画面越しにおぱんちゅううさぎのネイルを見せる)
 
近藤:はははっ!(笑)えっ!?ちょっと今の気になるけど(笑)。ほうほう。
 
田中:おぱんちゅうさぎの「ソングオブ バースデー」って曲があって、 だから、割と、ちょっと、Z世代ってあれだけど、若い子のような、適当なワードっていうか、その感じが。

近藤:逆におもろいっていうのもあったよね。
 
田中:なんかいいなと思って。うん、こういうタイトルになった。ソングオブつけてもええんじゃないかって言ったら、めっちゃおもろいやんってなって(笑)。
 
近藤:そうそうそう、思ったよりおもろいぞ、みたいな(笑)。一瞬ちょっと 自分の性格上葛藤があったけど。そのタイトルで言って大丈夫?みたいな。
 
田中:いや、インパクトあるんじゃない?と思いながら。
 
近藤:うん、そう。まあこのタイトルにしたらあっちの界隈感あってしっくりくるところもあるなと思った。かつ、 ある側面では、めちゃくちゃただおもろいだけみたいな気持ちもあり。
 
田中:若い子にも聞いてほしいなみたいな、ちょっとそういう(笑)。
 
近藤:ははは!(笑)そんなの絶対なかった気がする(笑)。とにかく、「Song of broken heart」という曲が3月27日に配信で リリースされます。さっきも言いましたけど、失恋がテーマになった新曲を、Monaca yellow city、4年ぶりの新曲が出ますので、よろしければチェックしていただきたいと思います。
 
田中:お願い聴いてっ!


【新曲情報】

「Song of broken heart」Monaca yellow city
2024年3月27日配信開始

作詞:近藤圭晃
作曲:近藤圭晃/田中智寛
編曲:近藤圭晃/田中智寛
Mix&Mastering:Matsui Nobuki (Stericali Studio)

<配信サイト>
Song of broken heart by Monaca yellow city (songwhip.com)


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