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Vol.4 毎日肩を噛まれた思い出 - お前はドラキュラか!って言えたらよかったのに - | HSCの日常

アイキャッチ迷走中、どうも私です。
ガチャガチャしていたので、優しげな背景にしてみました。
制作のセンスないから作るの辛いです。

毎日教室の隅っこで肩を噛まれていた私

引っ込み思案+繊細な私は、幼稚園にあまりお友達がいませんでした。
きっと家でもお友達の名前はほとんど出したことがないと思います。

そんな中、私を先生の見えないところまで呼び寄せて、
肩(というか首の付け根?)を思いっきり噛んでくる女がいました。

歯形がくっきり付くほど強く。
私が黙っているのをいいことに、毎日毎日。

なんでそんなことをしたのかは分かりません。
噛み癖があって抑えられなかったのかもしれない。
いずれにせよサイコパスです。(被害者目線)

おとなしい子が良い子なのか

私は人に「いやだ」とか「こっちがいい」とか「一緒に遊ぼう」とか
コミュニケーションに大切な言葉を伝えることができませんでした。

他人からの評価はいつも「おとなしい子」

現在、暴れん坊男子を育てている私からすれば、
おとなしい子って楽でいいな~なんて思ってしまいますが、
ふたを開けてみれば、おとなしいことが必ずしも親にとって楽だとは限らないですよね。

まあ、育児に楽もなにもないんですが。
SNSの情報やぱっと見の情報だけで判断してはいけないな、と痛感しています。

噛まれ人生の終結

毎日肩を噛まれた幼稚園生活は、母の気付きによって終わりました。
帰ってきてから園服を着替えさせる時に、歯形を発見したのです。
くっきりとした、見紛うことなき歯形を。

すぐに私に確認しました。
「これ何?誰かに噛まれたの??」

よく覚えてませんが、きっと黙ってうなずいて泣いたんじゃないかと思います。

すぐに幼稚園に電話をして現状を先生に伝え、
翌日にはドラキュラ女が先生に促されて「ごめんね」と言ってきました。

正直、私の心は複雑でした。
(ごめんねじゃねーよ!!ごめんで済んだら警察いらねーよ!お前合計何日分噛んでると思ってんだよ!!先生は1回だと思ってるぞボケカスコラ!)
※今の私の言葉で表すとこうです

それで許せるような大きな心は持っていませんでした。
でも何も言えないのでコクンとうなずいて終了しました。

それを機に、何かが変わったわけではない。

普通の成功体験レポートなら、ここから私の引っ込み思案人生が変わった!って明るい方向へ進みだすところですよね。

でも、繊細ちゃんの人生はそう簡単には変わりません。
相変わらず、おしっこはもらすし、お友達や先生に言いたいことを伝えられません。
プールは嫌いだし、朝は弱い、歯磨きが嫌いで虫歯だらけ、で生きていきます。

ここで言いたいのは、繊細な子を「変えよう」としなくていいってことです。
もっとお友達と仲良くしなよ!とか、いやならいやって言うんだよ!とか、
親として言いたいことはたくさんあるけど、言っても無駄なんです。

だって、出来ないものは出来ない。

ただ、こうするとお友達と仲良くできるよ、とか知識としてのアドバイスはし続けていいと思います。
できるできないは置いておいて、Q&Aみたいなものが脳に溜まっていくのはいいことです。


ピンチの時「あ、お母さんこう言ってたな」って、
思慮深い繊細ちゃんはきっと、その言葉を思い出すことでしょう。

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