バトンズ、今年の目標。
おかげさまで6周年、よろしくどうぞ7年目、である。
ぼくら株式会社バトンズは、2015年の1月5日に創業した。ちいさな所帯ながらも、どうにか無事に7年目のこの日を迎えることができた。会社が存続していることもありがたいけれど、会社であることに飽きていないことも、ありがたい。どう考えてもフリーランス向きな自分の性格から推測するに、「会社に飽きてしまうこと」は設立時のおおきな懸念材料だったのだ。
そんな7回目の設立記念日を迎えるにあたって立てた、今年の目標をひとつ書いておきたい。
今年はバトンズを、もっと「会社」にする。
いま、バトンズにはぼくと田中さんしかいない。しかもそれぞれ本の執筆・編集を本業としており、当然その仕事は個人作業だ。互いに感想やアドバイスを求め合うことはあるにせよ、現状のバトンズは会社というよりも「ライターが2人いる部屋」に近い。共同作業をする機会が、ひとつもない。
そこを今年はあらため、チームとして、あるいは会社として、ひとつの業務にあたってみたいと思っている。いったい、なにをやるのか。
学校である。
この春に出版されるぼくの本をベースとした、ほんとうの学校めいた場を、バトンズとしてつくってみたいのだ。いや、そもそもこの「ライターの教科書」的な本は、「学校をつくるならカリキュラムが、カリキュラムをつくらなら教科書が必要だ」との思いから出発した企画である。
なので今年、上半期には「教科書」の仕上げ、出版、プロモーション、そして学校の準備に注力し、下半期には「学校」の運営——たぶん全6回〜10回くらいのカリキュラムになる——に注力しようと思っている。下半期の「学校」は、まさにバトンズが会社として遂行するプロジェクトだ。
この「学校」で儲けようとか、これを事業の柱にしていこうとかは、まったく思っていない(実際、儲かる仕組みにもならない)。今回の一度かぎりで終わる可能性もぜんぜんあるし、少なくとも来年はやらない。
そして「学校」と並行するかたちで、あるいはその終了にあわせて、あたらしい人を採用したいとも思っている。採用となれば、いまより広いオフィスに移ることも考えなきゃいけないだろう。そこでまた、「会社」らしくなっていくだろう。
上半期の「教科書」、そして下半期の「学校」。
もう、この上半期や下半期という分け方自体に「なんだか会社っぽいなー」と感じ入るくらいにフリーランスが身についたバカボンなぼくなんですけど、今年はこの2本に集中します。
おみくじのことは信用せず。