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2019年11月の記事一覧
フリーランスの12月。
きっとこれは、おれがフリーランスだからなのだ。
長らくぼくは、そう思うことで自分を慰めてきた。たとえば就業時間。そこから導き出される就寝時間。土曜日や日曜日のとらえ方。または大型連休という概念。給与、さらには賞与なるものの存在。賃貸住宅入居契約時の、社会的信用。
フリーの立場で生きていると、いろんなものが会社勤めの方々とは違ってくる。ぼくは24歳のときにフリーになったのだけれども、それはかっこ
なにに追い立てられて、わたしは。
いいかい、何度でも言うよ。
——これ、最近思いついた魔法のことばである。実際に誰かに向かってこう言うのではない。なにを話すときでも、なにを書くときでも、胸の奥でこのことばを握りしめ、語りはじめるのだ。
この note の週日更新をはじめて、もうすぐ5年になる。土日と祝日は休んでいるから年間365本とはならないけれど、それでも年間240本とか250本とかにはなる。5年も続ければ1200本以上だ。
「思う」について思うこと。
これ、よそで言ったら大変なことになっちゃうね。
気のおけない友人たちとおしゃべりしていると、そういう話題に踏み込むことがある。SNSに書いたら間違いなく炎上しそうなこと。炎上するほど有名人じゃなかったとしても、たくさんの誤解を招き、軽蔑を招きそうなこと。そういう話題はなるべく避けて、ぼくらはSNS社会を生きている。
なんとなくこれ、「いいこ」を演じて、「いいこと」だけを言って、やればやるほど自
ごめんなさいが通じないから、お前は。
まったくなんてことだ、仕事しかしてない。
いや、もちろんごはんを食べたり、お風呂に入ったり、ベッドで眠るくらいのことはしている。犬とてくてく散歩したりも、している。10年前、15年前と比べたら、ずいぶん人間的な生活ができている。けれどもこう、わかりやすくあそぶことができていない。映画館にもずいぶん行っていないし、買いためる一方の小説も、読めていない。マンガですら読めておらず、コンサートからも足が
お好み焼きの、その味に。
むかし「世界ウルルン滞在記」という番組があった。
俳優さんやタレントさん、いろんな芸能人が海外の一般家庭にホームステイし、たとえば農作業などのお仕事を手伝いつつ、交流を図る。そんなドキュメント半分、バラエティ半分の番組である。日本に帰国する際のお別れシーンでは毎回のように泣けた(なんと言っても司会は徳光和夫さんだ)し、けっこうな人気番組だった記憶がある。
番組ではだいたい、滞在中の芸能人がホス
しとしと雨の金曜日、その雑感。
やっぱり寒くなった、雨降りの金曜日。
先ほどお菓子と間違えて、犬のおやつを食べそうになっちゃいました。だってこれ、おいしそうなんだもん。コーヒーと、すごく合いそうなんだもん。ポテトとお魚でできてるクッキーなんですけどね。
■ 壇蜜さんのご結婚
壇蜜さんが、結婚されたそうだ。ご本人とお会いしたことがないのはもちろん、写真集その他を購入したこともなく、出演映画を観たこともなく、好きな女優を問われ
来年は、もっとたのしくなる。
明日は、もっと寒いらしい。
おもしろいものでこう書くと、明日の寒さを語っていながら、今日の寒さが強調される。ことばのうしろに(今日でさえ、こんなに寒いのに・・・!)の思いが忍び込む。「来週はもっと忙しい」も、「来年はもっと大変だ」も、結局は「いま」の忙しさや大変さをあらわすことばだったりするものだ。
さすがに年末が見えてきて最近、来年についていろいろ考える。
実際にはあと1か月半で来年、20
まだ決めない、と決めてみる。
きのう、幡野広志さんと田中泰延さんのイベントに参加した。
会場は早稲田大学の小野記念講堂。事前に募った4人の大学生が、幡野さんと泰延さんに悩みをぶつける、公開人生相談イベントだ。新聞、雑誌、テレビの世界において、人生相談は普遍的な地位をもつコンテンツだ。たとえばみのもんたさん全盛期の昼番組「午後は○○おもいッきりテレビ」のなかにも、「ちょっと聞いてョ!おもいッきり生電話」という視聴者参加型の人生
快挙のはずが、恥ずかしいじゃねえか。
快挙、と言ってもいいかもしれない。
自分にこんなことができる日がくるとは思っていなかった。多忙にかまけ、ずるずると引き伸ばしてきた。これからもそうするのだろうと思ってきた。自分という人間を、まったく信じきれていなかった。ああ、しかし。なんという爽快感だろう。やればできるのだ、おれだって。重い腰を上げてやりきったのだ、おれはついに。
5年以上も幽霊会員を続けていたスポーツジムを、退会したのである
わたしの好きな料理。
好きな料理について考える。
いま、ぼくがいちばん好きなのは、会社近くのお店で食べるおすしである。ご主人のお人柄もあわせて、たぶん断トツに好きだ。しかしそれは「好きなお店」であって、好きな料理とは違う。おいしくないおすしは、まったくおいしいものではない。食わなきゃよかったと思うおすしも、正直ある。
かつ丼、と思っていた時期は長かった。なんとなく入ったお店で、名店でもなんでもないおそば屋さんで、空
継続できている、という実感。
最近、ヤクルトを飲みはじめている。
スーパーで購入したヤクルトではなく、自宅まで宅配してくれるヤクルト、その最新最強バージョンである「ヤクルト1000」を飲んでいる。まだ飲みはじめたばかりだし、なにかの効果を実感しているわけではない。それでも、「ああ、おれは毎朝ヤクルト1000を飲んでいるんだなあ。それを習慣としているんだなあ」という継続の実感はある。
特定保健用食品(トクホ)、栄養補助食品、
10年前の、骨董通りで。
ひさしぶりに、ひさしぶりの編集者さんから連絡があった。
仕事の依頼ではない。10年ほど前につくった本が文庫化されるらしく、その確認の問い合わせだ。どうぞどうぞ。よろこんでよろこんで。当たり前すぎるほど当たり前の反応をしながらぼくは、当時のことをなつかしく振り返った。その方はぼくよりも年長で、当時すでに局長だったと記憶している。ぼくは30代のなかごろで、一緒に仕事をする編集者が、だんだんと自分より
ダイアナでもなく、ティムでもなく。
なんとかロス、ということばをしばしば見かける。
ダイアナ・ロスではなく、デヴィッド・リー・ロスでもなく、ティム・ロスでもなく、フィリップ・ロスでもない、なんとかロス。たぶん最初に接したこの言いまわしは、「あまちゃんロス」だった。長いこと慣れ親しみ、もはや生活の一部となり、なんなら生きる糧でさえあった娯楽が終わってしまった喪失感。プロ野球ファンの人たちは、毎年この時期「プロ野球ロス」なのかもしれな