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ファッション編集者。これからどうしたいかを伝えます

ファッション雑誌の編集をしていると、世の中の女性はみんな服が好き、と錯覚してしまうことがあります。それは間違ってはいないけれど、好きとコーデの悩みって、別物なんだなと感じています。

みんな正解が分からない。

そして、オシャレな人ならできるけど、という言葉もよく聞きます。

私はオシャレではありませんが服は好き。なので似合うか似合わないよりも、好きか嫌いかで選びます。

そんな風に、ファッションが好きなので今の仕事についていますが、雑誌で届けたいことは世の中にターゲット層が10人いると仮定した場合、3人にリーチしたら上出来。残りの7人は、よく分からないけど何となく毎日コーデして過ごしていると計算しています。

その7割に向けてもっとダイレクトにアプローチできないか。そう考えるようになりました。

ファッションはほんのちょっとの工夫で、着こなしがぐんとよくなります。その1アクションを簡単に伝えて、感動してもらいたい。

そして、まずは手っ取り早く洋服というアウトラインから自己評価を高め、そこから気づきがあり、どんどん中身を伴う努力をし、最終的に本当に価値ある女性になれるんだよ、ということをユーザーと一緒に体験したい。

私はスタイリストではないのでスタイルの組み立てはできませんし、最旬トレンドを発信する気持ちはありません。

なぜならこれからの時代、ファッションは何となく着るものでも着飾るものや無駄な消費でもなく、自己投資として捉える方がマッチすると思うからです。

それをどうやって提案すればいいのかを考えていました。私より影響力があり知識も学もある人はごまんといます。でもそれを考えても仕方がない。そう思って初めてTwitterを始め、ノリでYouTubeを作り、noteも始めました。2020年10月半ばから同時にです。

正直、本業の編集職は月刊誌というのもあり、多忙を極めます。頭も体力も時間も大きく取られます。土日もありません。睡眠を削ると仕事に支障があります。それでも世の中のファッション音痴と言っている女性を、ファッションの力で少しでも生きやすくしたい、ファッションの正解に悩む時間をなくすために、ロジカルに提案したいと思ってやっています。

なぜそう思うのか。

それは、毎日365日、人は服を着て生きています。普通の人は服を着なければ生きていくのも難しい。それなのになんで嗜好品のままなのかなと疑問だから。そして、もっと自己投資に使えばいいのにと思うからです。

時代のスピードはものすごい勢いで加速しています。働き方、生き方もより多様化する時代に突入している今、私は編集という仕事を飛び出して、ファッションのコーデをロジカルに伝えることから、価値ある女性を増やしたいと思っています。それは広いひろい意味で、自分の中でエッセンシャルなことです。

そのために仕事で培った第一次マーケティングやノウハウ、編集ならではの専門性や目線を生かし、以下を目指します。

・自書やしかるべき人材の書籍出版

・同業種との連携

・他業種、テクノロジーやメディアとのMIX

・様々な年代、ライフスタイル別でのダイレクトなアプローチ

・多彩な人材を講師に迎える学びサロン作り

これを1年で全てクリアすることを目標にしています。

それにはとても時間が足りない! アナログなのでWebやテクノロジーも学びたいし、ビジネスの世界も学びたい。いい歳をして狭い世界で生きてきた世間知らずなため、世の常識からずれています。もしかしたら、全然できないことばかりかも知れない。それでも自分の生き方のために、時間を作りたい。

なので退職をしてチャレンジする方向を考えています。これは本当に大きな決断です。誰にも言っていない1人の決心です。

ファッション雑誌の仕事が好きです。

ただ、それよりもっとやりたいことが両手いっぱいにあり、このままではとりこぼしてしまいそうだと気づきました。

新しい扉を開けるにあたり、途中でやっぱりやめる。とならないようここに打ち立てました。

今までの仕事の繋がりは、おいおい出てくることと思います。でも今は、いた場所に引きずられないよう、自分のチカラだけを信じて。

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