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今週の写真集~ゲイリー・ウィノグランド、ヘレン・レヴィット、名取洋之助~

今週はゲイリー・ウィノグランド「The Animals」、ヘレン・レヴィット「A Way of Seeing」、名取洋之助「アメリカ 1937」をセレクト。

アメリカの写真家ゲイリー・ウィノグランドの「The Animals」は、動物園の動物とそれを見ている人間を写した写真集。いや、見られているのは逆に人間の方かも?と思うような写真もあって面白い作品です。一瞬を永遠に残せる写真だからこそ、このユーモアが生まれるように思います。うーん、動物園で写真撮りたくなっちゃう。

続いては、アメリカの女性写真家ヘレン・レヴィットの「A Way of Seeing」です。こちらは1930年代から40年代にかけての、ニューヨークのストリートが舞台。路地裏でいきいきと遊ぶ子供達の姿が印象的です。また、後半にはここで育ったであろう大人たちの姿も写真に収められています。写真の子供達もこの場所で生活を続け大人になっていくのだろうな、と想像したのですが、そこにネガティブさがないのが好きでした。

最後は、日本人初の『ライフ』誌契約写真家となった名取洋之助の「アメリカ1937」。タイトルにある通り、1937年に50日間アメリカ大陸を横断した際に撮影された作品です。そのほとんどがローライフレックスで撮った写真で構成されています。
自分の語彙が乏しいの悔しいですが、やはりとんでもなく写真の上手な方だな、、と痛感しました。私は普段6×6で撮らないから、構図の作り方なども勉強になります。

次週へ続く。

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