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《文通》mayuco*さんへ#5

まゆさん

11月11日“唯 ちきゅうに 香る“
思いを寄せてくださったみなさん、星誕音楽堂 その空間と関わってくださる方々、そしてまゆさん、本当にありがとうございました。
窓から入る光と、やわらかく、神聖な湖に一粒一粒しずくが落ちて水面に広がるようなピアノのひびき。すばらしい時間でした。あのピアノのひびきとタッチに包まれ味わいながら、日なたでおだやかに音楽を奏でられました。

京都に近い大阪交野市にある星誕音楽堂。
秘密の隠れ家のような佇まいのホールはかわいくて自分の家のようにリラックスして過ごせて、ひびく音色が本当にうつくしい。フェスティバルホールと同じ残響音なのだそうです。
このすてきな場所で、わたしたちは初合わせをしました。
今年の春からオンラインで制作をしてきて10作品生まれましたが、実際に合わせるのは初めて。歌連弾とクォーツフォンとキンダーライヤーの即興、それぞれのピアノソロを演奏しました。

初めて合わせたとは思えないくらい合わせやすくて
(前世で共演していたかも!)一緒に演奏していると、わたしの中からどんどんあたらしい表現が生まれてきました。でもスリルやドキドキ、緊張感はなくずっと安心がベースに流れていて。まゆさんとわたしのひびきを心から信頼している。魂と心と体と指が一体となった演奏、時間、空間だったなと振り返っています。ただわたしがわたしでいて、まゆさんがまゆさんでいる、ということがなんとも心地よい世界でした。4時間があっという間でした。

たくさん動画を撮ってきたので、みなさんにお届けしていきたいですね。
演奏中窓から入る光の移ろいで見え方が変わって、自然の照明をつけてもらっているようでした。

今回“唯ちきゅうに香る“という名前があったことが、あの日のあの場所に光が当たり続けてくれたように思います。すてきな公演名をありがとうございました。そしてまたここから生まれていく表現が楽しみです。

まゆさんもわたしも服部みれいさんとマーマーマガジンに出会って、節目の大切な時を何度もわたしらしく選んでこられました。そうやって点と点がつながったのだと思うとこれまでの日々がいとおしいです。マーマーなフェスの前々日に公演ができたこともうれしかったです。

星誕音楽堂の動画はもう少しお待ちいただくとして、
前日にアップした動画をさいごに。

“まばたき“
クォーツフォン 編集 Mix サムネイル制作: mayuco*
キンダーライヤー: ふみか


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