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心、体、魂のバランス

思えば私は、小さい頃から

さまざまなカラダの不調があり、

良く体調を崩す、いわゆる体の弱い子供だった。


心、体、魂は全部つながっているというが、

幼少期の困難などから、

それらのバランスが崩れていて

免疫力が低かったのだと思う。


そんな私は、大人になっても

相変わらず体が弱かった。

23歳の時、インフルエンザから髄膜炎になり、

そして更には脳症になってしまった。


金づちで殴られたような頭痛から、

自分の頭と体は別物になり、

気づいたときには病院のベットの上だった。


大変な時期を過ぎた後は、自分とは別の、

無邪気な子供のような人格になっていた。

この頃の私は、世の中は怖いところ。と、

潜在意識に刷り込まれていたせいか、

人見知りな性格だった。

それが、まったく抵抗無しに

思うがままに病院内で他人に

話しかけるような人格になっていたのだ。

話掛けられた人は、

「あなたはどこが悪くて入院しているの?」と、

私が病気で別の人格になっていることなど、

まったく分かっていないから面白い。

そんな人格は、病気が治るにつれ

徐々に消えていった。

世の中は意外と自分が思っているよりも優しいし、

受け入れてくれるんだな。

と思ったのを覚えている。


免疫力の弱い小さい子供やお年寄りだと、

亡くなってしまう場合もある病気だと

後から聞いて怖くなった。

免疫力が弱いから、こんな病気になってしまった

にもかかわらず、死んでしまうほど弱い免疫力でも

なかったということだろうか。


でも、神様や大いなる存在がいるのであれば、

あなたの人生はここで終わってはだめだからね。

と私を生きさせてくれたのであろう。


幸い、後遺症も残らず、

1年後には社会復帰もできた。

更に1年後にはアメリカ留学もできた。


その後の私の人生は、

もしも私がいなくなっていたら

出会えなかったであろう大切な人達に出会えたし、

さまざまな深い人生経験をすることができた。

そして、それはこれからも続くだろう。



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