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G空間ハッカーを目指してみました

Fumikaです。またまた面白そう!と思ったイベントがあったので軽いノリでポチッと申し込んで参加してみました。

今回参加したイベントはこちら

▼Geospatial Hackers Program 2019(沖縄)|2020/02/22- 23

当日のTogetterが編集部が選んだイチオシまとめに選ばれていました!

これ見たら当日の雰囲気がわかるかも。そして会場となったStartup Lab LagoonさんのFBでもレポートが上がっていたので見てみて〜。

初心者OKのこのイベント、ぶっちゃけわたしの所持スキルは…?

そこそこのプログラミングスキルが要求されそうなこのイベント。ちょっと敷居が高い気もしますよねー。そんなイベントに興味を示してしまうわたし。プログラミングはたぶん?初心者レベルなのですが、情報技術とかデジモノは割と好きです。

たぶん?初心者←コレ引っかかりますよね。

というのも、わたしは専門機関でプログラミング言語を学んだことがないんですよ…。子どもの頃に日商の日本語文書処理技能検定(当時。現:日商PC検定)を何度か受験しているので、その時の知識は基礎になってるかも。でも3級しか持ってないんで威張れるレベルではないっす。その頃独学でHTMLをベタ打ちして遊んでいたので、ちょびっとくらいは理解できるかなぁと思うのですが、高度なことはサッパリ。エクセル関数は使えても、マクロの組み方はわかりません…。

少し前にちょびっとProgateさんを利用していて、そこでいろんな言語を触ってみたりはしているのですが、実践で使ったことはないので初心者なんだと思います。なのでこのイベントのココに惹かれました。

こんな人にオススメのプログラムです
・注目の技術を学びたい!
・G空間技術を利用したビジネス・起業・サービス開発に興味がある!
・社会課題の解決手段の一つとしてG空間技術を習得したい!
・ポートフォリオとなるような成果を短期間で作りたい!
・ハッカソンに参加してみたい!
※メンターが入り、分からないところも丁寧にメンタリングしますので、ハッカソンやプログラミング初心者でも安心してご参加いただけますが、初学者の方は、提示する教材による事前学習をしていただくことでよりスムーズに参加することができます。
イベントHPより)

※メンターが入り、分からないところも丁寧にメンタリングしますので、ハッカソンやプログラミング初心者でも安心してご参加いただけますが、初学者の方は、提示する教材による事前学習をしていただくことでよりスムーズに参加することができます。

え、初心者OKなの?
教材(ハンズオン)もあるの?
しかも参加費無料?

それは参加するしかないじゃないか!

(単純です)

と、勢いでイベントに申し込んだものの、教材に触ってみたのは2日前くらいなので初級編の最初くらいしか触ることができない状態で参加しました。

(もっと早く始めたらよかった…と思うのはいつものことです)

でもこの教材めちゃくちゃわかりやすかった。あ、そうそう、わたしはこの機会に始めてSlackを触りました。めちゃ便利。

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他にはどんな人が参加してた?

高専の学生やエンジニアはもちろん、webとは関連のない職種の方々も参加していました!(男女比は8:2くらい?)チーム参加のところもあれば、わたしみたいに個人参加している人もいました。

初心者(黄色)と経験者(緑色)を名札の色で分けていたのですが、半分以上が黄色の名札をつけていた気がする。

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最終日の集合写真。Startup Lab LagoonさんのFBより写真をお借りしました。全体的に参加者の服装が黒っぽいのは気のせい?

G空間情報ってなに?

G空間社会とは?なぜ今注目されている?
「G空間社会」とは、乗り物の移動や人の行動といったさまざまなデータが、位置や時刻と紐付けられ、整備されて活用できるような社会のことで、「Geotechnology(地理空間情報技術)」の頭文字を取った新たな社会のあり方です。
G空間情報は、防災、交通、ゲーム、家電など、ありとあらゆる私たちの暮らしやサービスに密に関係し、より便利に、より面白く、より安全に、社会を多様で豊かにしていく可能性を秘めています。場所や位置の測位データは、そのままではただの「データ」でしかありませんが、私たちの生活における様々なサービスや製品や課題と結びつけることで、これまでにない新しい仕組みを生み出すことができます。例えばポケモンGO。例えば災害救助など。
このプログラムは、そんなG空間情報の最新動向から、ビジネスや課題解決に活かすための考え方、アイディア創出の方法、そして技術を学んで、実際にプロトタイプを作ってみるという、実践から学ぶスタイルのプログラムです。
イベントHPより)

G空間情報ってなんだか難しいですね。簡単に言うと、ポケモンGOで使われている技術について学べるってことですかね(こう言っちゃうと語弊がある気もする)。Webアプリケーションとして、地図を利用した何らからのアウトプットが体験できる事を目的としているそうです。

そして今回のテーマは「モビリティ」。これもなんだか難しい言葉ですね。可動性や移動性を意味する言葉です。調べ始めるといろいろと難しくなってきたので「なんか移動することについてがテーマなんだな」くらいの理解で臨みました。

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Day.1

▼1日目の午前中は自習タイム
オープニングに軽い説明を受け、あとは各自で前日までに予習できなかった部分の教材をみながらカタカタ…。メンターの方々もいらしたけど、質問ができるようなレベルまではいけなかった(もったいなかったなぁ…)。

▼午後からプログラムスタート!まずはインプットセミナー
まずはインプットセミナーからスタート。講師の方々からG空間情報の基礎知識や沖縄のモビリティ課題についてのレクチャーがありました。初心者なので初めて聞くことばかりでした。測地系とか座標系とか新しいワードが頭の中を巡って楽しい。そして紹介されていたこのマップに感動。

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台湾ではマスクの在庫もオープンデータ化されているそうです。すごい…。大臣さすがや…。

このマップを見て、位置情報ってやっぱり公衆衛生とめっちゃ親和性高いじゃん!なんてひとりで感動していました。テンションぶちあげ。大学院に入りたての頃にヒートマップを作ってみたいと思ってMANDARAにチャレンジして、いろんなことが無理すぎて断念した経験があるので、俄然やる気が出ます。もしかしたらこれを機に再びヒートマップにチャレンジ出来るかもしれない…。

(あ、そういえばわたし、大学院生です)

そしてお世話になったことのある、バスマップを作った方のお話も聞けてちょっと感動。普段からわりとバスを利用する方なのですが、バスにまつわる課題に首がもげそうなほど頷いていました。わかりにくいんですよね、沖縄のバスって。意外と便利だけどなぁ…。

インプットセミナーを受けながら感じたのですが、気になる情報がその都度Slackで共有されていて、気になったらすぐにアクセスできる環境にあったのがよかったなぁ。痒いところに手が届く感じ。

そして今回はzoomからのオンライン参加があったにも関わらず、わりとスムーズに双方向でのやりとりができていたのにも感動。Sli.doってサービスがあるのも初めて知りました。質問の時間を設けずとも気になったことがここで質問できて、講師の方からSlackを通して回答してもらえる仕組みすげぇ…。

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技術の発展って素晴らしいなと感動しつつ、インプットセミナーが終了。アイディアソン/ハッカソンに続きます。

▼ていうかハッカソンって何?
なんだか初めて聞く言葉ばかり出てきますね。ハック(hack)とマラソン(marathon)を掛け合わせてハッカソン(hackathon)らしいです。多様な人々でアイディアを考え、プロトタイプを作り、その成果を競い合うイベントとのこと。

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オーガナイザーの説明を聞きつつ、流れに身を任せてアイディアを出してみました。ぎゅっと短時間(5分とか15分とか)でのアイディア出しです。個人で出したり、グループで出したり…を繰り返し、それぞれが思いつくままにアイディアスケッチをしました。

「スケッチ」ゆうて、わたし文字しか書いてなかったけどな😕

それぞれが書いたアイディアスケッチをラウンドして投票し、上位のテーマを核にグループを編成します。とは言ってもグループ参加をしている方々もいたので、個人参加の人たちがここでグループを作る感じ。

グループが決まったら、あとはメンバーで話し合いをしつつ、さっそく手を動かしてプロダクトを作っていきます。運営さんの粋な計らいで、会場に流れるBGMは「交通関係・移動関係」のプレイリスト!ちょっと気分があがります。

が、しかし…。いざ開発をはじめるぞ!と思ったのもつかの間、なんとメンバーのほとんどがプログラミング経験が浅い・未経験ということが発覚!
ここで再び事前教材のお世話になりながら、メンバーそれぞれが出来ることを分業して、時間まで開発を進めました。

Day.2

▼波乱の予感
意気揚々と早めに会場入り。他のグループよりも早く、うちのメンバーが続々と集まっていました。
「このメンバーめっちゃ意識高いじゃん」と思って朝からモチベーションがちょこっと上がったその直後…。

そういえばなんだか背中が軽いな?と思いつつ席についてリュックを開けると…
Macちゃんがいない!!!
うわぁ〜、昨日の夜に充電して(なぜか電源ケーブルは入ってたのに)そのまま置いてきた😂

アプリをつくるイベントなのに、
コンピュータを忘れるという大失態!
おいおいおい…

やってもうた…と心の中で半べそかきつつ、メンバーにごめんなさいをして取りに帰りました。

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今日が最終日なのに、1時間半もロス!でもタダでは転びませぬ。ちょうど?バスで会場入りしていたので、往復の移動時間はバスの中でみっちり作業しました。

▼どうにか、開発終了!
作業時間ギリギリまで費やしてアプリ開発&プレゼン資料を仕上げ、発表に挑みます。わたしはプレゼン班として尽力しました。アプリのロゴもつくらせてもらったのですが、なかなか良くない?

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オンライン参加も含め、すべてのグループの発表が終わったら投票タイム。zoomってめちゃくちゃスムーズに使えるなぁと感動した余韻にひたりつつ、発表を待ちます。







結果はなんと…優勝!デモデイ参加が決まりました。わーい👏

DemoDay!

そしてつい先日(3/13)、デモデイが行われました。わたしはオンラインから観戦(応援)。

https://www.youtube.com/watch?v=dpqaIyUNRIs&feature=youtu.be&t=3460

(リンクは沖縄チームのプレゼンからはじまるよ)

Unityでゲームを作っていたチームもあって、そのクオリティの高さにビビっていたのですが、なんと我らが沖縄チームが最優秀賞受賞しました!わーい👏

参加してみてどうだった?

2日間のこのイベント、もともと興味があって参加しているのでもちろんおもしろかったのですが、やっぱりその界隈だけあって、初めて使うサービスがたくさんあって新鮮でした。GitHubみたいな専門的なモノから、Slackみたいなコミュニケーションツールとか。うちのグループにAdobe XDを使える方がいたので、ちょっとわたしも試してみたのですが、これもおもしろかった!いろんな技術に触れることができて、スキルアップした気もして、頭の中がRPGゲームみたいになってました。

地図アプリの作り方はなんとなーくわかったので、今後ちょっといじってみようと思います。あとはオープンデータをどう利用するかだなぁ🧐
(そして脱JMPするっ。Rマスターになるっっ)

おまけ

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疫学の父 ジョン・スノウ パイセンのコレラマップ(wikipediaより)。このイベントの参加後に知ったんだけど、これって世界初の疫学研究であると同時に、世界初の空間分析でもあったらしい。パイセンすごい。

#イベントレポ #Geohack #G空間ハッカー #ハッカソン



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