Zoomミーティングは帰り道がない
誰かのツイートで見かけてうまいこと言ってると思ったのだけど。
いまZoomとか使ってオンライン飲み会よくやってるじゃないですか。あれ、好きな人はすごく楽しいらしくて結構満足してる。
僕は参加したことない(その時間にリソースが残ってない……)んだけど、ちゃんとオンラインでも酔える。お酒飲むから当たり前か。それにアルコール入ってるから脳内補正が働いて、あんまリアル飲み会と境目がなくなるらしい。
で、オンラインで一緒に飲んだら楽しい空気が膨れ上がるんだけど「退出」した途端にシュン! って1人の現実に戻る瞬間が切ないんだとか。
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リアルのオフラインの飲み会だと、店とか誰かの家を出たあとも、まだなんとなくわちゃわちゃしてる。
必ず誰かがまたそこでどうでもいいこと言い出して笑ったりっていう余韻。そういう「帰り道」がオンライン飲み会にはなくて、いきなり咳をしてもひとり状態になるのがなんかあれらしい。
オンライン飲み会楽しいんだけど、帰り道があったらもっと最&高なんだって。なるほど。
同じ現象が、飲み会じゃない仕事のZoomミーティングでもある。完全に同一チームのMTGだとそれないんだけど、外部の人が入ったときとか。
次までのタスクを確認したりしてMTG閉じたあと、リアルだったら駅までの帰り道とか電車でインナーの「続き」「振り返り」ができるけどそれができない。
なので、また別のMTG立ち上げて「続き」をやったりすることも多い。謎のループ。
いや、本来のMTGというか会議のやり方は、そのMTGの時間内でちゃんと、話の本筋以外のあれこれも「まとめ」(ラップアップとも言う)をするのが正しいのだけど、なぜかZoomミーティングだと本筋以外のものがこぼれがち。
ここでも「帰り道」があれば、そういうのも拾っていけるんだけどどうしたものか。待機室機能使えばいいのかな。でも趣旨が違う気もするし。
Zoomから離れたところで、でも完全には離れきってない空気感でちょっとだけポストトーク(反省会?)できればいいんだけどね。
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そういうオンラインとオフラインとか、リアル空間とオフ空間の間に漂う空気もうまくデザインしていけるところがアフターコロナ(この言葉も議論あるけど)の世の中で需要出てくる気がする。帰り道のデザイン。
まあでもそんなの気にしない人のほうが多いのかも。どうなんだろう。