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三角関係の日

3人がいちばん満足度が高い。何のことを言ってるのか。人が対話するときの人数の話だ。

この前、システムデザイン・マネジメント分野で幸福学を研究されている前野隆司先生、前野マドカ先生夫妻にお話しを伺う機会があった。

いろいろと面白い時間だったのだけど、そこで出てきたのが、グループでワークショップ的なのを行うときに「3人」という単位がいちばん個々の満足度が高いという研究結果。

3人という人数は、限られた時間でも自分の話も充分することができ、相手の2人の話も余裕を持って聞くことができる。

2人だけだと、新しい知見を掘りたいワークショップでは、どちらかが話す聞くだけで少し物足りない。

4人以上になると、自分の話す時間も限られるし、他の3人の話を聞くのもエネルギーを使う。

なので「3人」という人数がいちばんみんなの満足度も高いのだ。

という話を伺ったあとで、Bar Bossaの林さんと伊勢でいろいろ活動されてるyukiさんと中国東北地方の羊を食べながら飲む機会があって。

基本、じゃあ誰かと飲みにいきましょうを積極的にはしないので貴重だ。しかも3人で。

まあ、そもそもそれぞれのプロ要素も人間力も高いふたりなので同じテーブルを囲むだけで、なんか場の満足度もあるのだけど。

べつに何かのトークセッションでもないんだけど、お互いいろいろ気になる世界を持ってるので自然に3人ともモデレーターみたいになっていろんな角度から質問を投げる。

たぶん周りから見たら何の会なんだろうと思われてたかもしれない。

最終的には非常にアホなことを3人で真剣に約束することになったのだけど、よく考えたら「3人」なのだ。

これが2人でサシの約束だと重すぎるし、6人とかでの約束だとなんだか緩くなってそこまで真剣にはならない。

やっぱり「3人」というのはマジックナンバーなのかもしれない。いったい何の約束なのかは来年の同じ日に答え合わせが行われるのでそのときに。