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SNS使ってるけどSNSない世界に行きたくなる

人は一つか二つはアンビヴァレンツなものを抱えてる。好きなんだけど面倒くさい何かとか、捨てたいのに捨てられないものとか。いろいろあるよね。

SNSだってそうかもしれない。100%楽しいことばかりじゃないのはわかってる。本当はなくても生きられるはずなのに(15年ぐらい昔はみんななくて生きてた)、ないと生きられない設定にいつの間にかなってる。

まあ、だからって僕もそうだけど、べつにそこまでSNS依存してるわけでもないし、SNS滅びろとも思わない。空気みたいなものだから、できれば息苦しくないほうがいいし、世界の風通しがいいほうが気分だっていい。ただ、それだけ。

なんだけど、SNSと無縁で「一次情報」だけで生きてる人を知ると、脊髄反射的に「いいな」と思ってしまう。なんでだろう。


自分でもふしぎなんだけど瞬間的に思い浮かべてしまう。SNSのない世界で生きてる自分の身軽さみたいな感覚を。

はい、じゃあnoteでこんなこと書いてないで、いますぐ全部消してログアウトだけじゃなく退会みたいな極論に走りそうになるけど、そういうことでもなくて。

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僕も身近に主に職業上、絶対SNSやらないしやれない(裏垢でも)人を何人か知ってるけど、その人たちが退屈な人生生きてるかというとそうは思えない。

あいみょんもkemioもマストドンも知らないし、知らなくちゃいけない理由もない。

自分が好きなものをただちゃんと大事にできる世界。周りがどう評価してるとか、コレクトかどうかも考えなくていい世界。

人に直接聞いて、人から直接シェアしてもらったものを通して人生が広がったり、深まったりする世界。シンプルな人生。

もしかしたら、いずれそんな世界にたどり着くために、いまSNSのある世界も生きてるのかもしれない。

でも、ふと思ったのだけどSNSの世界でも「一次情報」的なつながりとか、付き合い方は自分次第でできるし、それでいいんだろうな。SNSのある世界とない世界に同時に住みながら。