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過去10年間のUEFAヨーロッパリーグ1回戦に関するデータ

★連続投稿6日目★

昨日、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントが始まりました。

そこで、昨日までは以下のようにチャンピオンズリーグに関する投稿を行いました。

UEFAチャンピオンズリーグ2019-20・グループステージのデータ(1/4) 
過去2年間のUEFAチャンピオンズリーグ・決勝トーナメントの時間帯別に見たデータ

本日の投稿では、日本時間にて明日(2月20日)ヨーロッパリーグが行われるということで、過去10年分のヨーロッパリーグ・決勝トーナメント1回戦(320試合分)のデータをまとめていきます。


レギュレーション別得点数

表1 1stレグホーム・アウェイ別得点数

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1回戦の1stレグのホーム・アウェイ別の得点数を表した表です。

表より、「1-0」・「0-0」・「0-1」・「1-1」の順のスコアになりやすいという結果となりました。このように、4割強の試合でどちらのクラブも複数得点を取れないため、やはり1stレグは堅い試合運びになりやすいことが見受けられます。

また、1stレグがホームのクラブの平均は1.14得点、アウェイのクラブの平均は1.25得点でした。


表2 2ndレグのホーム・アウェイ別得点数

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1回戦の2ndレグのホーム・アウェイ別の得点数を表した表です(延長戦突入以前のスコアを集計)。

表より、一番多く発生したスコアは1stレグと同様、「1-0」でした。しかし次点以降は「1-1」・「3-1」・「3-1」「0-1」という順番になり1stレグとは異なる結果もみられました。また各レギュレーションのホーム側の複数得点率をみると、1stレグの率は41.6%ですが、2ndレグでは49.0%と後者の方が高い確率となりました。

また、2ndレグがホームのクラブの平均は1.61得点、アウェイのクラブの平均は0.95得点であり、1stレグの得失点差よりも2ndレグの得失点差の方が大幅に差がある結果となりました。


2戦合計得点数

表3 2戦合計得点数

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続けて、2戦終了後の得点数を表した表です(延長戦突入以前のスコアを集計)。

表より最も起こりやすいスコアは「2-1」であり、次点以降は「4-3」・「3-1」「4-2」「2-3」という結果となりました。平均得点を算出すると1stレグがホームのクラブは2.10得点である一方、2ndレグがホームのクラブは2.86得点と大きな差がみられました。


2回戦進出の可否

表4 1stレグ終了後の戦況ごとの2回戦進出数・非進出数

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最後に、2ndレグがホームのクラブから見た1stレグ終了後の得失点差ごとの2回戦進出の可否を表した表です。

表より、ここ10年では1戦目で3点以上差を付ければ2回戦進出、逆に1回戦で3点以上差を付けられれば1回戦で敗退するというジンクスが存在することがみられます。

また、延長戦突入のパターンを除くと、1stレグでリードを奪えた際の2回戦進出率は92.3%であるため、2ndレグをホームで迎える側はリードを奪うことが重要となりそうです。

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