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僕の偏愛:その1

僕の今までの人生という名の道を振り返って、思うこと。

こんばんは。夜中の投稿、ひじき茶々です。

僕の偏愛の歴史を見ていこう。そう、唐突に

小さな頃、僕は外遊びより図書館が好きだった。
図書館のひっそりとした、秘密基地のような空気が好きで
本を読むのも好きだったから、ここでずっと暮らしたい。
そんな風に思ったこともあったんだ。

ある日、「外で遊びなさい」「もっと同級生と交流しなさい」
「いいえ、下級生と交流しなさい」
あらゆることで、今思うと理不尽な気がする、お叱りを受ける。

僕の小さな秘密基地はあっけなく終わりをつげていく。

図書館へ行けば行くほど怒られた。

同級生は、みんなきらきらしていて、「誰が好きだ」だの「あのこの陰口」だの、わくわくしない話題を、ペラペラお話ししていた。

僕は、当時、テレビを見ることも少なかったから、周りとの差がすでにはっきりとあった。

テレビを禁止されていたわけでもなく、単純に興味がなかったのだ。

本を読む。それがなにより大好きで。

さらに好きだったのは、今は無き近所の本屋さんで、
ずらっと並んだ本たちを眺めては、お小遣いを握りしめ、1冊だけ本を選ぶこと。

その頃には、青い鳥文庫を知り、毎月1冊ずつこつこつ買って、熱中して読んだ児童作品がある。

「妖界ナビ・ルナ」

焼きそばと苺が好きで、特技はないけど食べることは大好きな平凡な小学生だったルナ。ある日を境に、うなじに第3の眼を持つことで、超身体能力を手に入れることになる。さらに、それに関係して、妖界から人間界を襲おうとする妖怪たちを、妖怪の世界・妖界へ再び送り出す任務を背負うことになる。

主人公であるルナちゃんがとっても、大好きでした。
ルナちゃんみたいになりたいと、連日、母に「ご飯は焼きそばがいい!」と
ねだったものです。

勉強は少し苦手。でも、ぶーぶーいいながらも、真面目に取り組むところや、焼きそばを美味しそうに頬張るシーン。

悪い妖怪と戦うシーンは、本当に心がぎゅっとなって、「ルナちゃんがんばって」と手に汗をかきながら読んでいたものです。

シリーズが進むにつれて、ルナちゃんの世界はどんどん過酷になっていく。
仲間の為、世界を守るため、大切な人たちを守るため――

ルナちゃんの、ひたむきでまっすぐな優しさが、
僕の1つの目標になった。

これを書いていて、もう1つ思い出した。

小学生の頃より、もっと小さな頃かな
スカパーで、アニメを流してくれていた。

その中で、毎回は見れなかったけど心に引っかかり続けた作品があった。
「フルーツバスケット」

1話と途中の話と最終話の最初あたりだけ見た記憶がある。

1話では、主人公の透さんが、わけあって、秘密のテント暮らしをしていることから始まります。

高校生って、テントで暮らせるんだ――

と、謎の衝撃をうけました。

最終話は確か、「あの家」に一緒にみんなで暮らしたい。と、
話すシーンだった記憶があります。

涙を流して訴える様子に、私も胸が引きちぎられそうでした。

中学生の頃、そうあれば、古本屋さんで。
「フルーツバスケット」を見つけた瞬間です。

なんとなくタイトルにひかれ、立ち読みしてみると
「どこかで見たことある……」
既視感があるのです。

熱中して読んで、「あ、これは!!!」と電撃を食らったかのような衝撃を受け、「読みたかったんだ。続きをしりたかったんだ」と。

それから、小学生の頃のように
毎月すこしずつ「フルーツバスケット」の漫画を1冊ずつ買うようになりました。

そうそう。
小学生から中学の間の時期
タイトルにひかれて買った本が1つ。
「ハートボイス」
これも、児童作品だったと思う。

心の声が聞こえる少年と、周りとの、悲しくても、辛くても、
一歩踏み出すよ。

という、内容は小さなきっかけかもしれないけど、
大きなたくましさを感じさせてくれた。

勿論生きづらかった僕は、僕でも飛べるかな。

落ち込んだ時は、その本を読んでは泣いていた気がする。


僕、小さい頃から本読んでたのね……
今でも語れるってすごいなw

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