さよなら。またいつか。でも本当はもっと……

お店で買い物したかったよ。

最寄りのショッピングモールの専門店が、異例の閉店ラッシュです。

ちゃちゃちゃー！ひじき茶々です。

しばらく行かない間に何があったの！？と言うくらい。

お気に入りのお店達が、閉店します。

コロナ禍の最中、よく頑張ったね。と労いの気持ち。

そして、あまり来れなくてごめんね。沢山お迎え出来なくてごめんね。という気持ちを込めて、

所持金少なかったので、たくさんは買えなかったけど……

お迎えした、素敵な色合いのランチョンマットです。

写真よりも、少し深くて大人っぽい、えんじ色のランチョンマットです。

落ち着いた赤。

じわじわと巡る情熱の色のよう。

決して表には、大きく出ないけど
それでも巡っている情熱は、隠せない。

そんな色合いに、ときめきを感じました。

食器や、マグカップ。風呂敷に布小物、お箸なんかも取り揃えている、素敵な雑貨屋さん。

お手ごろなものから、少し値が張り背筋が伸びるようなものまで、たくさんの品揃えがありました。

まさか、ここが無くなってしまうなんて……

「推しは推せる時に押せ」という格言がありますが、まさにその通り。

お店は特に、コロナ禍やショッピングモール側の影響を受けやすい。

お金が無いということを、言い訳にして
あまり買い物出来なかった。

閉店の時期をもっと早く知っていたなら。

もっと、素敵な食器と沢山出逢えたかもしれない。

そんなふうに衝動的に悔しさに身を悶えさせ、ぐるぐると頭が混乱しています。

うぅ。

私のせい、なんだろうか

なんて、お店の閉店とは、全く関係ないけど、自己否定に陥りそうになり、ふと下を向いていたら、はっとするような赤を見つけました。

それが上記のこの子です。

とても素敵な色……

この子とお茶をしたら楽しいかな？

そんなふうにかんがえて、空想して、それがとても楽しい。

気づけば、お店のレジまで抱えて、会計をしていました。

湯冷ましや、ほうろくもあったけど。

衝動的に買っても……と思い、今回はこらえました。

本当にお気に入りのものを探そう。

それが今回は、このランチョンマットでした。

今までありがとうございました。
数々の色鮮やかな食器、触り心地抜群で、すべすべなティーカップ。

思わず持ってみたくなるほど魅力的で、コーヒーにも合いそうな、マグカップ。

華やかで、ユーモアたっぷりな布小物たち。

背筋が思わず伸びてしまう値段だけど、使いこなせたら、自分もレベルupしそうな伝統工芸品。

見るだけでも、とても満たされ、こんなにも素敵な食器達があるのだと思わせてくれた。

入り口近くのあの場所だからこそ、敷居を高く感じず、ゆっくり見られました。

今までありがとう。

たくさんの「素敵」を触れさせてくれて、ありがとう。