見出し画像

大失敗 認知症おとーさん日記 Jan.23 2021

けさはチコちゃんの再放送を見ながら、おとーさんに電話。やはりチコちゃん見ながら朝ごはん食べているらしい。そして安定の納豆ごはんらしい。

しばらくしてお薬確認の電話。ごはんの片付けも終わって、のんびりしていたらしく「薬?飲んだよ。」「そうなの?」「きょうは23日か?」「そう、23日。」「ありゃ〜、まだ飲んでなかった。あれ?小さい薬が入ってないな。」「え!?ほんと?今日だけ??」「いや、来月3日まで3個しか入ってない。」まじ!?まさかの入れ忘れ?お薬箱にセットしたときに確認したのに、あれは幻?…ってそんなことで頭グルグルさせることよりも、どうにかしなくちゃ!

「薬はあるのか?」「あるよ。妹Rに入れに行ってもらわなくちゃ。」「なんでRなんだ。忙しいのに大変じゃないか。」まあ、そうなんだけれど…間違ってセットしちゃいけないから、おとーさんに薬の管理はしてもらわないようにしていたんだけどな。ええい、背に腹は替えられないから、遠隔でお薬をセットしてもらうしかない。「棚の下にお薬が入ってるから、見てみて。」「ああ、これか。あったよ。ビニール袋と紙袋がある。」「そう、それ。中を見る前に近目の眼鏡に掛け替えてくれる。」「わかった。___掛け替えたよ。」「じゃあ袋の中からお薬出してくれる?」って言ったのに、薬はケースの中に入っているから「ない」と言う。何をしてたか、忘れちゃってるんだ。あー、もうもどかしいっ 「ビニール袋と紙袋、ある?」「あるよ。」「その中にお薬入ってる?」「ああ、あった。メマリーの5mgと10mgって書いてある。」「お薬箱の中の3粒のお薬は、セレニカだよね?」「そう書いてある。」「じゃあ、メマリーの5mgと10mgをひとつずつ足せばいいね。あ、まずは今日の分飲んじゃおうか。セレニカ3錠とメマリーを1錠ずつね。」「わかったよ。」

しばらくしてから「薬はメマリーを入れればいいのか?」と、おとーさんから電話がかかってきた。「うん、5mgと10mgをひとつずつね。」「わかった。」電話を切ったと思ったら、5分もたたずに同じ電話。やはり難しいよね…

30分後ちゃんとセットできたか確認の電話。「ああ、ケースの中に4個入ってるよ。」「4個かぁ。また近めの眼鏡をかけて、何が入ってるか教えてくれる?」「ああ、ちょっと待ってよ。メマリーとセレニカって書いてある。」「メマリーは5mgかな?10mgかな?」「メガネ掛け直しても、よく見えないな…5mgだ。」「じゃあ、入れなかったお薬をもう一度出してメマリーの10mgをひとつづつ足してくれる?」「メマリーはもうケースに入ってるんだよ。」「うん、入っているのは5mgでしょ?10mgを入れてほしいの。」「ああ、10mgを入れればいいんだな。」「そう、ひとつずつ入れて。」「ひとつずつって、なんだ?」えー…そこからかぁ。もう一度初めから説明して、やっと「わかった、電話が終わったら入れればいいんだな。」「うん、お願いします。」

ふうぅ…、自分で招いたこととはいえ、午前中ほぼ潰れてしまった。おとーさんに悪いことしちゃったなぁ。そして、やはりお薬間違ってちゃいけないから、妹Rにも急遽行ってもらわなくては。申し訳ないっ まったく自分にトホホだよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?