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①いい会社に入って、いいひとに出会って、結婚して、会社やーめよ!

私は、高卒です。

「勉強したくないから早く働きたい!」

姉も行っていたので、商業高校にすすみました。この選択は私には大正解。普通科目も勉強しますが、商業科目(簿記・そろばん・情報処理など)を主にするのでなんだか勉強・勉強って追われた感覚はないのに、それなりに資格も取得できてなんだかよかったです。学校自体も女子このノリでとっても楽しい高校ライフでした。

3年生になり、就職活動が始まりました。
今から約30年前(平成2年入社なので)はバブル時代のおかげで求人はたーくさんありました。
まずはこんな会社に行きたいの条件を出して、それに会う会社をピックアップしました。

自宅から地下鉄の乗り換えなしでいける駅周辺、9時始まり、完全週休二日制、有給あり、それなりのお給料、有名な会社・・・

両親からは、当時は倒産の心配がない金融系の会社をすすめられましたが、私が選んだのは17階建ての自社ビルが完成予定の繊維会社。
条件ぴったりだし、繊維関係ってなんだかオシャレだし、綺麗なオフィスなんてステキじゃん!

そして、晴れて花のOL生活のはじまりです。

でも、その会社にずっと勤めるとは最初から思っていませんでした。
なぜなら、カレがいない入社当時から寿退社するつもりだったからです。

時代がそういう時代でした。
女性は24、25歳で結婚して、仕事を辞めて専業主婦になるのがあたりまえな時代。
今では考えられないことですが、私が入社した会社も、デザイナーさんも含め女性はたくさんいましたが、結婚をして仕事を続けている女性は私が知っている限りでは一人もいませんでした。
なので私もそうなるものだと思い込んでいたんですよね。

条件にぴったりな会社に入ることができ、その後カレもできて、未来への不安もなく、とくに考えることもなく、無敵ですよね!

そんな無敵な私がくずれる瞬間がくることになるとは・・・

つづく

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