ふみちん

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きらめくほど眩しい真夏の初恋 『君となら恋をしてみても』

恐らく多くの人々の記憶にあるであろう初恋の記憶。 想いが実った人もいれば、実らなかった人も、それ以前に想いを口に出来なかった人とその記憶は千差万別でしょう。 ですが、こと"ゲイ"の恋愛に限れば初恋の記憶というのはネガティブなものが多いのではないかなと思います。自分が抱くこの想いは本来向けるべきではない想いなのだから、想いを伝えるどころか、表には微塵も出してはいけない。周りから外れないように過ごし、ゲイネタで笑う男子たちの中で合わせて愛想笑いしながら、その中で無邪気に笑う好きな

    • 愛と呼ぶには酸鼻な、されど確かな愛 ミュージカル『スリル・ミー』

      ずっと気になっていたミュージカル『スリル・ミー』。 ゲイである僕にはやはり、男性同士の愛の物語であるということがフックの一つでもあったのですが、それよりなにより目を引いたのは「”私“と”彼“ そして一台のピアノのみで繰り広げられる息もつかせぬ100分間」というキャッチコピー。 元々二人芝居や人数の少ないお芝居の密度というものが大好きでしたし、今まで実際に観劇したミュージカルといえば浦井版『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』しかないので、二人で紡ぐミュージカルというのもの

      • クィア男性である僕が、ドラマ『永遠の昨日』の沼に落ちた話。

        終わった…。ついに終わってしまった…。この秋狂ったように見続けていたドラマ『永遠の昨日』が…。 最終回を視聴し終えた直後にこの記事を書き始めています。はじめまして、ふみちんと申します。 初めての記事なので簡単な自己紹介を。普段僕はドラマオタクでして、1クールで大体10本ぐらいのドラマを見て、Twitterに感想を書いています。といってもあまり自分には共有欲が無くて、その感想も気が向けばですし、語彙力と文章力の無さにあまりツイートをすることもなく、フォロワーさんも全然いないア

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