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トゥインゴ日記#8 意外に装備充実&雑感

初出投稿日 2022/1/8

一般的に輸入車は、日本に輸入される場合あんまり底辺グレードを持って来ないのが常ですが、トゥインゴも例外ではないようです。

まずエンジンですが、うちのQSグレードは4バルブ75ps、5速MTのGTはターボ付きで100psですが本国には同じ1150ccで2バルブ61psがあるようです。

本国ではリアシートが分割可倒もスライドもしないタイプがあるようですが、日本仕様は左右セパレートでダブルフォールディングです。

ステアリングはしっかり革巻きで、カタチも握り心地も好みです。

エアバッグは運転席、助手席、シート内蔵のサイドと装備されていますが、なぜか「SRP」と表記されています。

国際的に「SRS」で統一されているはずなのですが、これはルノー独自の表記で、エアバッグ、シートベルトプリテンショナーなどを組み合わせた「ルノー保護システム」の略号のようです。

https://allabout.co.jp/gm/gc/193689/2/

ここからが意外ポイントです。

車速感応ドアロックが付いていて、走り出すと「バチン」と言う音がしてドアロックされます。

インナードアハンドルでオーバーライドされてドアが開くのがいかにも欧州車ですが、Pレンジに入れるとドアロック解除されるタイプのクルマに慣れていると、人を迎えに行った時なんかにロック解除しないと外から開けられないと言うことにw。

ロックのボタンはセンターのハザードスイッチ横にあります。

もう一つのスグレモノはオーディオのサテライトスイッチです。


ステアリングの右横下に生えてます。


これで音量の大小、上のボタンでソースの切り替え、裏側のダイヤルで選曲なと一通りのことが出来ます。

さらにグローブボックス内にAUX端子があり、これも便利です。

でも基本的には2008年スタートのクルマと思えぬくらい、全体的な作りが古典的で、車内の匂い含めいわゆる「欧州車」感に満ち溢れています。

ここはこのクルマに乗ることにした理由のひとつでもありますが。

ベースが更に10年遡った2代目クリオ(ルーテシア)だと言うのもあるでしょう。そう、日産成分はひとつもない純ルノーなクルマのようです。

面白いのは、こんなに小さいクルマなのに動き始めに「よっこらしょ」と言う感じがすることです。

表現しにくいですがフランス車的とも言いましょうか。

プジョーはあまり経験がないのですが、シトロエンの動きとも似ているような感じがします。

椅子は私にとっては小ぶりですが、ゆりかごのように少し背もたれを倒し気味に乗ると大変いいことがわかりました。

普通背もたれを倒し気味にすると腰に来ますが、さすがは椅子に定評のあるフランス車、どこも痛くなりません。

ただ助手席の奥方にはやや不評なので、どなたかフランス車の座り方をご教示いただけると幸いです。

椅子がらみでもう一つ、トゥインゴは3ドアなので後席へのアクセスは当然前席の背もたれを前へ倒します。

肩部分のレバーを引くとワンタッチで倒れて前へスライドしますが、運転席側は戻した時に元の位置にメモリーされる機能があります。

これは初めて気づいた時に驚きました。取説を確認するとメモリー機能があるとのことです。

ベーシックカーの中のベーシックとも言えるトゥインゴですが、意外に色々装備が充実してることと乗り出して感じた雑感を書いてみました。

サテライトスイッチの話は次回予定しているオーディオ交換の話にもつながります。

これをトゥインゴにも付けてくる辺りにルノーの安全に対する考え方が垣間見えます。

あと、ホーンスイッチはウインカーレバーのてっぺんに付いてるフランス車のお約束ですが、サテライトスイッチもコラムから生えているのでステアリングに回転接点やスパイラルケーブルがないことになります。

この辺りもコスト面や故障確率の点で興味深いところです。

かつてSAABの頃、スパイラルケーブルを散々修理したものでw。

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