note酒場参加を決めてからの1週間に起きたこと
note酒場参加を表明し、しばし心地よい高揚感に浸りながら、たまっているレポート仕事、ボランティアから派生した立ち仕事に従事し、大雨で中止になるかもしれないムスメの陸上大会のために、4時半起きでお弁当の支度をしていた。結局6時には中止が決まったんだけど。
最近忙しいながらもなんとか頑張れている自分を褒めながら、少し無理をしていたのかもしれない。
いや、無理をしていた。
動悸、手足のしびれ、夢見の悪さ・・・考えて見たら、いくつか予兆はあった。
今日はあまり調子が良くなさそうだから早く寝ようと寝たものの、寝汗をかく。いやな感じがする。
翌朝、仕事に向かうため部活休みのムスメに昼食の指示を出し、あたふたとバッグを玄関に準備して、トイレに行くと何だか気持ちが悪くなってきた。
少しだけ横になって休もうと、部屋で横になったが束の間、体の底からこみ上げるようなうなりで再度トイレへ。
普段はクールなムスメもただ事ではないと察したのか、「大丈夫、お水持って行く?」と様子を窺いに来る。
私はもう何もしゃべることもできず、そのまま何とか部屋まで戻ると床に倒れこんだ。
これはしばらく使い物にならないなと今までの経験から感じ取ると、まだ夏休みが始まったばかりなのにどうしたものか、今受けている仕事はどうしたらいいかと、頭の中がぐるぐるして気が遠くなった。
それから、吐き気とめまいと闘いながら、何度かトイレに駆け込み、部屋に戻ると床でそのまま倒れて寝てしまっていた。
その間、明らかに現実とはかけ離れた夢をいくつもいくつも見ていた。体調を崩すと何故こんなにギラギラした夢を見るんだろう。起きると夜になっていた。ただ、立ち上がるとまた吐き気に見舞われる。這うようにしてトイレに行くとムスメから「生きてる?」と生存確認。
かなり具合が悪いと正直に言うと、ムスメなりに気を遣って何か食べた方がいいんじゃないと言う。
とてもじゃないが何も口にしたくないが、少し水だけは飲むことにする。
やはり吐き気だ。
少し頭が落ち着いたので、何故こんなに体調を崩したか振り返ってみた。最近の過労気味な生活、睡眠不足、あとは大雨後の湿気だ。
考えてみたら、カーディガンを羽織った時に妙に体が締め付けられるように苦しくなった。薄くて柔らかいカーディガンだから、普段ならそんなことはないのだが、湿気と体にこもった熱のせいで悲鳴を上げたのだろう。
何かと手がかかる夏休みが始まったばかりなのに、こんなことになってと思ったのだが、ムスメが残っていた食器を食洗機をかけて、洗濯物は畳んでおいてくれた。自分用のおやつにはホットケーキを作ったらしい。夕食も作るまではいかないが、お弁当を買いに行ってくれた。
体調を崩したのがこのタイミングで助かったのは私の方だった。
翌日、まだ吐き気の残る体を無理やり起こし、病院へ。検査をしたが白血球に異常なし。貧血が進んでいたそうで、吐き気とめまい、さらに湿気で自律神経の働きを乱しているとの事。
大体の予想は当たっていた。そのまま吐き気止めの注射を打ってもらい、しばらくの絶食、薬を飲むときは少なめの水で、水分は少しずつ摂るようにとの指導が出て何とか帰宅。
不安そうに見つめるムスメに、今日も家事を頼むと自ら進んでやってくれた後だった。ムスメの成長を嬉しく思いながらまたベッドへ向かった。
注射と薬の効き目もあってか悪夢も見ずゆっくりと寝ることが出来、だいぶ体も楽になってきた。
今度は不安になるのが仕事のこと。急ぎ欠席を伝えなければならないものはメールで伝え、他は気になりつつも少し保留。
翌日も吐き気と共に目が覚める。ただ、これは低血糖になっているような気がして、少しポカリを飲み、横になると落ち着いた。何となく対処法がつかめてきたぞ。
絶食とは言われたものの、元々低血糖になりやすいので、なにかほんの少し栄養を入れないとと思い、試しに小さなクラッカーを口に入れ、様子を見る。大丈夫そうだ。また時間をおいて試す、を繰り返し無駄な吐き気と闘う時間を減らすことができた。
横になるといつのまにか眠っていたため、ほぼ1日寝て過ごす。もうしばらくスマホも見ていない。とにかく体を休めるのが第一だと割り切ることにする。
***
前回、全く食べられなくなったのはいつだったかと記憶をたどると、3,4か月前だ。どうやら季節ごとに1度は必ず体調を崩し、食べられなくなってげっそり痩せている。今回も間違いなく痩せてしまい、体力を消耗している。あまり良くない流れを繰り返しているのではないか。
この調子だとnote酒場の後辺りが危ないではないか。せっかく家族にも快く了承を得たのに、また帰ってきて体調を崩してはいけない。
行かないという選択肢はないんだから、楽しく参加し、帰宅後も体調を崩さないために何が出来るかを考えなければ。
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そんなことを考え、やっとスマホを手にすることが出来たら、すっかり時が過ぎ去っていた。
noteではいくつものコンテスト結果発表があり、そのお祝いコメントや入賞された方の記事でにぎわっていた。
もちろん私はかすりもしていなかったけれど、これだけ多くの才能ある人たちの記事を読んだら、そりゃあ私はまだまだ無理だよと思える。
ただ、私が浦島太郎状態だった間に変わっていたことがあった。
本当に素直な気持ちをつづったこの宣言が、今までで一番のスキを頂いていた。
毎日noteを続け、毎日ネタを考え必死の思いで24時までにUPすることを目標にしていたあの頃は、ダッシュボードをこまめにチェックして、スキやview数を気にしていた。
でも今は違う。毎日でなくても書こうと思った内容に正面から向かい合って、書いては削ぎ、書いては削ぎを繰り返し、納得のいくものを時間をかけて書こうと変化していった。
そんな中、note酒場に参加するまでの葛藤を書いたあの記事に、こんなにもたくさんのスキがついていることを想像もしていなかったので、ましてや全くチェックもできなかったこの時期にムクムクと増え、たくさんの方に読んでもらえたことが本当に宝物のようで、幸せな気分になった。
今回の体調不良、まだ本調子ではなく、消化の良いものを少しずつしか食べられないけれど、この先、私が本当に望んでいるものを心から楽しめるように、体のケアにもっと気を配らないといけないのだという教えだったのかもしれない。
私のnoteを見つけて、そして読んでいただいてありがとうございます。サポートしていただけるのであれば、少し離れた場所への取材や学びの場への参加費に充てさせていただきます。