人は文字を操る

今日はルノアールで考え事をしている。文字というものがもし生物だったらと仮定して話を進めると意外と面白い。

人は文字を操る。ツールとして使う、というような一方向的な考え方ではなく、存在主体は文字によっても操られている。実際その人のどのような指先の動きでも例えば人差し指の一番がhを入力して…といった形式で出力の全ては文字にコーデックされる。

文字の方が情報空間として人より上である。あらゆる運動は記号的に表記可能である。

人間にとって文字とは何かを問い直すときだと思う。

文字は生物より長く生き延びている存在だと思う

文字を生物として捉えると面白いことがわかる。進化と多様性の獲得はまさに文字であるし、自己複製と伝播もしている。文字そのものがある意味遺伝子的である。文字を生物として捉えると成長する文字のイメージが湧いてくる。

全ての文字に意識があるとしたらどうだろう。あるいは特定の規則で文字を並べると意識が生まれるかもしれない。そうするとおまじないの領域になってしまう。

私は文字を敬愛しているのだと思う。

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