【閲覧注意】小児性愛は何故許されないのですか?

先日、興味深い動画を見つけました。

「同性愛は許されるのに、何故小児性愛は許されないのですか?」
という疑問に、高須先生が答えるというものです。

一見ふざけた内容のように見受けられますが、実は、私が普段から『多様性』について考えるときに、頭のどこかにあるのが、小児性愛者のことです。

今回はその事について、掘り下げてみたいと思います。

※今回の記事はセンシティブな内容なので、閲覧は自己責任でお願いします。

■小児性愛とは

小児性愛障害は、小児(通常13歳以下)を対象とする、反復的で性的興奮を引き起こす強い空想、衝動、行動を特徴とします。

現在では、精神疾患の一つとしてとらえられており、他の依存症と同様に、継続した治療が必要とされています。

『小児性愛』の言葉だけを聞くと、犯罪とイコール付けし勝ちです。
現に性の判別もわからない幼い子供を相手にした犯罪も多く、それはいかなる理由があっても決して許されることではありません。

一方、衝動的な自身の行動に振り回され、苦しむ人が多くいることも確かです。

■小児性愛は性マイノリティなのか

先述の通り、現在では、小児性愛は精神疾患ととらえられています。

一部では、LGBTQを語るとき、小児性愛も同じ扱いをするべきだ、との声があるようですが、それを主張する方は、どちらかと言えば、LGBTを否定する立場の人たちが、性マイノリティの印象を悪くするために言っているのが多いようです。

一般的に『恋愛』とは、「自立した者同士が、お互いの責任の下行うこと」だと定義付けされています。

もともこもない言い方をすると、スキンシップや性行為などは、お互いの信頼の上で行うから許されるものであり、どちらかの一方的な思いで行うと、犯罪になることもあります。

その定義で考えると、小児性愛者の恋愛対象である「13歳以下」は、精神的にも経済的にも「自立した者」には当てはまりません。

それが、冒頭の質問に対する回答です。

私自身、犯罪自体を正当化する気は全くないですし、おそらく自助グループに参加すると、怒りか吐き気が出ると思います。
しかし、それに苦しみ続ける人、戦い続ける人がいることを皆が知る必要があると思います。


この記事が参加している募集

#多様性を考える

27,824件

あなたのサポートが活動の励みになります。 サポートの一部をコロナ関係の寄付にあてさせてもらいます。