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ヨーロッパ鉄道旅行記

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ヨーロッパでの鉄道乗車記、撮影写真を紹介していきます。
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記事一覧

ヨーロッパの美しい図書館その11 エル・エスコリアル修道院図書館 【スペイン】

ご無沙汰しております。 2022年9月以降に緩和された入国制限を受けて、4度ヨーロッパに行ってきました。リハビリを兼ねて、約1年前のスペイン旅行時のことを適当に書いていきます。 ※館内写真撮影禁止でしたので、ちゃんとした写真はありません。 ■概要訪問時期:2023年5月2日  行ったところ:エル・エスコリアル修道院【スペイン】 アクセス:スペインの首都マドリードから電車で1時間程度 実際に使った鉄道でのアクセス 往路 Madrid Chamartin 駅から鉄道C3線

ヨーロッパ寝台列車の旅 チューリッヒ→ウィーン 【スイス→オーストリア】

2020年最初の寝台列車は2階建てでした。 寝台列車Nightjet(ナイトジェット)の運行路線において、2階建て個室寝台列車はスイス・チューリッヒ⇆オーストリア・ウィーンもしくはドイツ・ハンブルク間で運行されています。 今回の旅行ではウィーンに用事はなかったのですが「2階建ての寝台列車に乗りたい」…ただそれだけのためにウィーンまで向かいました。 概要チューリッヒ⇆ウィーン間を走っている寝台列車の番号はNJ466もしくはNJ467です。 NJ466 はチューリッヒ行き、

世界一美しいマクドナルドとブダペスト東駅から乗る寝台列車 【ハンガリー】

ハンガリーの首都ブダペストにある世界一美しい国会議事堂(note)を見学した後、ヨーロッパ最大の温泉と言われるセーチェーニ温泉に向かいました。 バスでも行けますが、私はバスが嫌いなので地下鉄で向かいました。 セーチェーニ温泉 これが温泉なんですって!! 温水プールようなものですね。 屋外だけでなく、屋内にもプールがあります。 この温泉のためにわざわざ日本でスマホの防水ケースを買っておきました。 ちなみに私が入った時は曇天で少し肌寒かったです。 セーチェーニ温泉へ

ヨーロッパ寝台列車の旅 クラクフ→プラハ 【ポーランド→チェコ】

都市間交通手段として主に利用されるのは高速バス、鉄道、飛行機です。 ただ鉄道は鉄道でも、寝台列車を利用されたことがある方は中々いないではないでしょうか。 以下、私が思う寝台列車を使うメリット、デメリットを簡単に挙げておきます。 寝台列車を使うメリット ・寝ている間に移動でき時間が有効活用できる ・夜行バスよりは楽 ・日本では味わえないロマンがある ・宿泊代+交通費と考えた場合、こちらの方が安い(場合が多い) 寝台列車を使うデメリット ・騒音と揺れで寝にくい ・疲れはそ

ヨーロッパ寝台列車の旅 SJナイトトレイン【スウェーデン】

日本ではサンライズ出雲・瀬戸以外廃止されてしまった寝台列車ですが*、ヨーロッパでは年々数を減らしながらも、まだまだ現役で活躍中です。 2019年4月、北欧のスウェーデンでも寝台列車はSJナイトトレインという名称で活躍していました。 寝台列車が大好きな私は、またとない機会だと思い、興奮冷めやらぬ気持ちで乗車しました。 このnoteが今後スウェーデンを含む北欧観光を考えてられる方の参考になればと思います。 (SJとは Statens järnvägar aktiebola

ICE3のパノラマシートで行くケルン大聖堂 【オランダ〜ドイツ】

2017年末当時オランダ・ユトレヒトにいた私は、鉄道に乗ってドイツ・ケルン大聖堂に向かうことにしていました。 その鉄道というのが、ICE(Intercity-Express)です。 列車種別とは最上位にあり、IC(Intercity)よりも上の高速鉄道です。 簡単に言えば、ドイツの新幹線のようなものです。 ドイツの鉄道と言えばICE、その中でも最も活躍しているのが最高時速330kmを誇るICE3*です。 ICEは主にドイツ国内を走る高速鉄道ですが、今回のようにドイツ国内

ヨーロッパ寝台列車の旅 ミュンヘン→ザグレブ 【ドイツ→クロアチア】

2019年GW10連休も間もなく終わりを迎えようとする5月3日、私はドイツ南部の第3の都市ミュンヘンにいました。 日中は「日本人が訪れたいドイツの観光地第1位」のノイシュヴァンシュタイン城を日本人ツアーで観光し、夕方にミュンヘンに戻ってくると市街を散策したり、ロンネフェルト(Ronnefeldt)の紅茶を1kgくらい買い漁ったり、マリエン広場で「München University」と書いてあるお土産パロディTシャツを探し求めたりしていました。 そうしてやることがなくなっ

鉄道が船で海を渡る 渡り鳥ライン乗車記 【デンマーク〜ドイツ】

鉄道が船に格納されて海を渡る様子を見たことがあるでしょうか? これは車両航送といい、車両を船に乗せて海や川を渡るというというもので、一般的にはカーフェリーを指しますが、鉄道を船に積み込み輸送する場合もあります。 かつての日本でも、函館と青森を結ぶ青函連絡船や、玉野(岡山)と高松を結ぶ宇高連絡線において鉄道の車両航送は行われていました。 現在でも地図上でその名残を発見できます。 日本の鉄道車両航送は青函トンネルの開通や瀬戸大橋の開通と共に役目を終えはしましたが、現在でも