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コロナ禍の今だから「パルスオキシメータ」

血圧計とか体温計とかは、自宅に以前から常備していたが、コロナ禍で、最近、よく耳にする「血中酸素飽和度」を測定したくて、Amazonで「パルスオキシメータ」(5540円)を買う(^^)
人差し指に、この測定器を挟み、数秒で測定出来るもので、この酸素飽和度と脈拍が同時に表示される(^^)

詳しくは、以下のとおりです!

~参考文献から抜粋した~
パルスオキシメータは、日本語で「経皮的動脈血酸素飽和度測定器」といって、皮膚の上から光を当て、動脈血の「赤み」を測定する機械です。
使い方は、クリップになっている部分を開き、指を挟み、爪の部分が発光部にあたるように奥まで差し込むだけです。
血液が赤いのは、赤血球に含まれている「ヘモグロビン」という色素のためです。このヘモグロビンは、酸素とくっつく性質を持っています。
肺で取り込んだ酸素は、肺に流れこんでくる血液の中の、ヘモグロビンとくっついて、心臓に戻り、そして、全身へと運ばれます(血液の液体の中にも溶け込みますが、溶け込んだ酸素は、ほぼ組織には運ばれず、液体の中に、ただよったままです)。
このヘモグロビン、酸素とくっつくと赤くなり、酸素から離れると黒くなるという性質を持っています。
すると、肺で酸素をため込み、心臓から飛び出したばかりの新鮮な血液(つまり動脈血)は、色が赤々としていますが、全身に酸素を配り終えた後の血液(つまり静脈血)は、黒めの色となります。
血液検査で血を採られると、意外に、血が黒いと思われる人が多いですが、これは、すでに全身に、血液を配り終えた静脈血を採取しているからです。
そして、パルスオキシメータは、動脈血の赤みを測定するため、肺から酸素をしっかり取り込めているかを測ることができるという訳です。
パルスオキシメータで測る数値を、動脈血酸素飽和度(SpO2)と呼びます。
これは、血中のヘモグロビンのうち、何%のヘモグロビンが、酸素と結合しているかを示しています。ですので、最大値は100%になります。
そして、血液中に含まれている酸素と、酸素飽和度(SpO2)の関係は、通常、若い方の血液中の酸素分圧は95mmHg程度で、これは、酸素飽和度(SpO2)でいうと、98%に相当します。
また、高齢者では、酸素分圧80mmHg程度で、これは、SpO2 95%に相当します。
機械の誤差を含め、95~99%であれば、あまり大きな問題はありません(100%だと、時によっては過呼吸など、呼吸が多すぎることを疑います)。
通常、肺や心臓に、慢性的な病気がない方の場合、SpO2が、93%程度になると焦り始め、90%を切ると慌てます。
これは、酸素分圧60mmHgに相当し、これを下回ると呼吸不全とされます。
急激にSpO2が低下していき、いろんな臓器が十分な酸素を受け取れなくなってくるため、危険な状態へとなっていきます。
通常の場合では、呼吸不全、つまり、酸素分圧60mmHg、SpO2 90%を下回る場合には、酸素療法や、場合によっては、人工呼吸器療法によって、酸素分圧を上げる必要がでてきます。
この治療の目安が、指に機械を挟むだけで分かってしまうというものです。

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