【映画】「ハリーポッターと賢者の石』今見返すから分かるスネイプ役アラン・リックマンの演技
ハリーポッターシリーズは原作小説からのファンで、当時は新作が発売されると当日に購入し、読み終わらないときは翌日学校を休んで小説の世界に入り込んでいたのを思い出します。
当然本作も映画館で観ましたが、最近改めてみると当時は
◆作品情報◆
1. キャスト
2. あらすじ
◆みどころ◆
1. 原作を再現したセット
原作小説の世界を完璧に再現された映像は圧巻です。イギリス版のハリーポッターには挿絵がないので、ハリーポッターのイメージはまさに映画によって描き出されたといっても過言ではないです。
始めてみた時、ダイアゴン横丁の街並みやホグワーツの景色など、本を読みながら想像した世界が広がっていることに感動を覚えました。
原作小説は1997年に第一作目「ハリーポッターと賢者の石」が出版され、映画版である本作は2001年に公開されましたが、公開後に第一作目の小説の売上が3倍以上になったそうです。
2. ハーマイオニーのかわいらしさ
とにかく、ハーマイオニー役エマ・ワトソンが可愛い!
例えば、ホグワーツ1年生が始めに習う呪文のひとつ“ウィンガーディアム・レビオーサ”を唱えるシーン。
呪文学の授業でフリットウィック先生から呪文の唱え方を教わるハリー達。呪文がうまくいかず杖を振り続けるロンに、ハーマイオニーが「レビオーサよ。あなたのはレビオサー」と指摘するシーンは本作の中でも特に有名です。
ロンに対してすごくどやっているハーマイオニーが見れます。
あと、個人的には初めて魔法薬学の授業で、スネイプが授業の説明をしているとき、何やら書き物をしていたハリーに対して、スネイプから「既にホグワーツに来る前から力を持っているから授業などき書かなくてもいいと言う訳か」とハーマイオニーしか答えられなそうな難問を出されるシーンが好きです。
3問とも答えられずに「分かりません」というハリーの横で、答えが分かっているハーマイオニーが、あててもらおうと一生懸命にピンと手を挙げて、少しぴょんぴょんするのがとても可愛らしくて好きです。
3. アラン・リックマンの演技
本作は原作を再現するためのキャスティングにかなり苦労したそうで、俳優陣を口説き落とすために彼らと何度も食事に行って、説得したと監督のクリス・コロンバスは語っています。
スネイプ役のアラン・リックマンも同様で、もう悪役はやりたくないと渋る彼に対して著者のJ.K.ローリング自身が説得してくれたそうです。
その際に、アランにだけはスネイプがどうなるのかを教えたそうです。冷酷で嫌われ者の悪役スネイプの、内側に秘めた強い勇気と一途な愛を知り、アランはスネイプ役を引き受けました。
撮影当時は原作小説が4作目までしか出版されておらず、スネイプの結末について知っていたのは、著者のJ.K.ローリングとアランだけだったそうです。
今回、本作を見直したのはそんないきさつを知ったからです。
スネイプという人物の結末を知ったアランがどんな演技をしていたのか、どうしても見てみたくなりました。
ハリーに対して複雑な想いを持っていたスネイプ。
前述した魔法薬学の最初の授業で書き物していたハリーですが、実は書いていたのはスネイプの話している言葉そのもので、誰よりも真面目に授業を受けていたともいえます。ところがそんなハリーに対して難癖をつけて問題を出すスネイプ。
一見、ただの嫌味な人物のように見えますが、ハリーに対してだけは特に理不尽な態度に見えます。
ただし、物語が進みスネイプが学生時代にハリーの父ジェームズとの確執を知ると、その態度にも理解できるようになります。ハリーの姿は父ジェームズの子供の頃にそっくりだったからです。つまり、ハリーというよりも、ハリーを通して思い起こされるジェームズに対しての想いが伺えるシーンといえます。
一方でハリーはスネイプが愛したリリーの息子でもあります。それゆえ、スネイプは常にハリーを守ろうともしています。
クディッチのシーンで急に暴れだした箒から落ちそうになるハリーを見ながら、必死に呪文を唱えるスネイプ。
その表情の意味について、初めて見たときは特に気にも留めていませんでした。呪文を唱えているように見えたのもただのミスディレクションかと思っていました。でもそうではないんです。
ハリーに対する憎しみと愛情の入り混じった複雑なスネイプの心情がうかがえるシーンなので、ぜひ確かめてみてください。
◆まとめ◆
個人的にはハリーポッターシリーズの影の主人公はスネイプだと思ってたりするほどスネイプというキャラには思い入れがあります。
ハリーポッターシリーズが好きで、全部みたぞという人は、スネイプの演技に注目しつつ、ぜひもう一度本作を見直してみてはいかがでしょうか
・ハリーポッターと賢者の石(吹き替え版)
・ハリーポッターと賢者の石(字幕版)
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