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青森⑤三内丸山遺跡🎨青森県立美術館【ひとり旅 青森県#9】

青森2泊3日の旅。最終日は青森駅からバスに乗って三内丸山遺跡とすぐ側にある青森県立美術館へ行ってきました。

この日は、雨が降ったり止んだりだったのでねぶた祭の期間中は、天気が良くてよかったなと思いました。

関東では、前日の夜に激しい雷雨の為、羽田空港では落雷の危険から地上作業を一時停止したそうです。

青森から羽田の最終便が、名古屋で着陸に変更になったとニュースで知り今日は、大丈夫に帰れるか心配になりました。

三内丸山遺跡

三内丸山遺跡では、1992年から始まった発掘調査で、約5,900〜4,200年前の縄文時代前期〜中期の大きな集落の痕跡が見つかりました。

たくさんの建物の跡や土器、石器、木製品、骨角製品などが出土してお墓もありました。

青森県は、遺跡の重要性を受けて、遺跡の保存を決定しました。

遺跡の整備と公開は平成7年から行われ、平成9年3月に史跡に指定され、平成12年11月には特別史跡に指定され、平成15年5月には出土品1958点が重要文化財に指定されました。

三内丸山遺跡HPより

さらに、令和3年7月には「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されました。

お天気が悪かった☔

竪穴建物跡

竪穴建物は、縄文時代の住居で地面を掘り込んで床を造りました。
中央には炉があります。

大型竪穴建物跡

長さが10メートル以上のものは、大型竪穴建物と呼びます。
三内丸山遺跡では、最も大きなもので長さ約32メートル、幅約10メートルのものが見つかっています。

これらは、集落の中央付近から見つかることが多く、集会所や共同作業所、共同住宅といったものと関連していると考えられています。

大型掘立柱建物跡

地面に穴を掘り、柱を建てて造った建物跡です。

柱穴は直径約2メートル、深さ約2メートル、間隔が4.2メートル、中に直径約1メートルのクリの木柱が入っていました。

地下水が豊富なことと木柱の周囲と底を焦がしていたため、腐らないで残っていたそうです。

縄文時代の人々は、厳しい自然の中で生き抜くために、知恵と工夫を凝らして生きていたんだろうなと思いました。

木の実や野菜を集め、狩猟や漁労を行い、飢えと闘いながら、生きるための技術を磨いていたのでしょうね。

実際、遺跡を訪れると、教科書ではなかなか伝わらない縄文時代の息吹を感じることができました。

三内丸山遺跡から歩いて10分ほどの青森県立美術館に向かいます。

青森県立美術館

青森県立美術館は、三内丸山遺跡から発想を得た青木淳設計による斬新な建物、菊地敦己デザインの統一されたシンボルマークやサイン、ファッションブランド「ミナ・ペルホネン」の制服の採用したおしゃれな美術館です。

マルク・シャガール

入館してすぐ展示しているのが、マルク・シャガールによるバレエ「アレコ」の舞台背景画です。

アレコの背景画の前には、全国の美術館から借り受けた使っていない車椅子が20台以上も置かれています。

これは、絵画や彫刻、手芸、歌、映像、インスタレーションなど様々な表現手法を通し、芸術の根源的な問い直しを続けているアーティスト鴻池朋子さんが、「アレコ」背景画の第4幕《サンクトペテルブルクの幻想》に描かれた、後肢が車輪になった白馬から着想されたこのインスタレーションです。

美術館の備品である車椅子を、障がいの有無に関わらず誰もが使用することで、無意識の身体のカテゴライズを認識させるもの。また美術館関係者に対しては、端に追いやられがちな車椅子という存在を再認識させる問題提起だそうです。

第4幕《サンクトペテルブルクの幻想》

奈良美智

次に展示してたのは、奈良美智さんの作品。
世界的な現代美術家 奈良美智さんは、青森県弘前市出身。
子供や動物をモチーフにした作品が多い。

棟方志功

青森県青森市出身の芸術家 棟方志功さんの作品。

版画を「板画」と称し、一貫して木版の特性を生かした作品を作り続け、その偉業から板画家として世界的に知られています。

墨書や倭画(やまとえ)と名付けた肉筆画も残しています。

あおもり犬

最後に有名なあおもり犬を見てきました。
こちらも奈良美智さんの作品です。犬をモチーフとした純白の大型立体作品で、高さは8.5m、幅は6.7mもあるそうです。作品の前には、犬のエサを入れる器を模した花壇がありました。

久しぶりの美術館で感性を磨きました✨
バスに乗って青森駅に戻り魚っ喰いの田 ワ・ラッセ店昼食をとりました。

ねぶた祭りで感動しておいしい食事も食べて景色もよくて最高の青森旅行でした。今度は、跳人でねぶた祭りに参加してみたいと思いました。

帰りの飛行機は、遅延しましたが、無事に羽田に到着しました。

最後まで読んで頂きありがとうございました🌟