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※2021/10/04 ヘッダー画像変更しました

買ったら永遠に売らない株投資法の特徴のひとつとして、「マクロ要因は徹底的に無視!」というものがあります。

本日、自民党の新総裁に岸田文雄氏が選出されましたが、たとえばこのような大きなマクロ要因も、基本的には無視します。

無視というのは少々乱暴な言葉ですが、これは、その事実がまるで起こらなかったかのように振る舞うということを意味するのではなく、事実は事実として受け止めるけれども、それが自身の投資判断に影響を与えることは決してない、ということを意味しています。

新たな首相、新たな内閣、新たな政策。

これらによってビジネスの環境が変化することは間違いないと思います。

しかし、環境や制度が変化したからといって、それまで優良であった企業が一夜にして凡庸な企業に変わってしまうわけではありません。

どのような環境・制度の下でも、優良な企業はそのまま優良であり続ける可能性が高く、反対に凡庸な企業はたとえ自社に有利な環境・制度の下であっも凡庸な企業であり続ける可能性が高いのです。

向かい風の環境・制度下では、優良な企業は一時の減速を強いられることこそあるかもしれませんが、やがては力強く回復していくことでしょう。

反対に、自社に有利な環境・制度下では凡庸な企業も一時業績が上向くことはあるかもしれませんが、やがては実力通りの業績へと回帰していくはずです。

大原則として上のような考え方がその根底にあるのが、「買ったら永遠に売らない株投資法」なのです。

マクロ要因は意に介さなくてもよい。そこに割くリソースがあるのなら、それはそのまま業績やビジネスの分析に充てましょう、ということですね。

もちろん例外はありますが、それはきわめて稀なケースです。

マクロ要因によって買ったら永遠に売らない株投資家が持ち株を売らざるを得ない状況に追い込まれることなど、ほとんどないと言ってよいでしょう。

これから発足する新内閣のもと、どのような変化が待ち受けているかはわかりませんが、この大原則のもと、ドーンと構えて投資を行っていきたいと思っています。


*拙著『ビビリ投資家が考えた、買ったら永遠に売らない株投資法』(ぱる出版)は10月25日発売です。予約受付中! みなさま、よろしくお願いいたします。


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