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コロナがもたらした地元の飲食店応援ムードを考える。

最近はコロナの影響で地元の店を応援するムードがとても高まっている。意図的にしかけるのはむずかしい、悔しいほど?の大きなムーブメント!
まえから、地域に個性的な個人店が増えたらいいなと、商店街でマルシェなどを細々とやってきた身としては無視できない現象です。どういった要因があるのか、考えてみました。

☟これまでやってきたことはここに書きました。

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4月の晴れた週末、地元にちかい「レアールつくの商店街」は、珍しいほどの人通り。陶器屋さんは、知らないお客さんがふらふらと来ている、パン屋さんは、3月くらいから売上が上がっている、と言っていた。日用品の多い地元の商店街にくる人はふえた。

原因として、①遠出ができず地元にいる、②移動がなくなり時間の余裕ができた、③楽しみがへる中、食まわりの品にお金をかけている、④ビル内ではない商店街は安全そうというイメージ、といったことが考えられる。

そして、同じく4月から、地元の飲食店を応援しようという動きが活発化。私も所属している「横浜市鶴見区交流会ーⅠ LOVE YOKOHAMA」は1200人以上が参加するフェイスブックのコミュニティ。地元の飲食店を他薦で紹介する投稿が増えている。ざっくり数えてみたら、1月33件、2月50件、3月62件、4月118件、5月は14日の時点ですでに61件。3月から4月の伸び率は約2倍。投稿が多くなってきたら、つられて私も投稿。それぞれが自分の気にいった店を客の立場で紹介している。

さらに5月に鶴見区で「うちメシ応援プロジェクト」という冊子ができた。テイクアウトができる店を一覧にまとめたもので、地域のボランティアの方が作成された。

外出自粛で厳しくなった飲食店を応援したいという思いがすごい勢いで広がり、人々を行動にかりたてている。足を踏み入れにくかった店でテイクアウトを頼んだり、地域の住民が取材にいって店の人と仲良くなったりするのは、コロナが生み出した新しいつながりだ。

ここまでのところで、「地元の飲食店」を地元の人が応援するムーブメントが起きたのは以下のような要因が関係していそうです。

・地元で過ごす習慣と時間的余裕があるライフスタイル。
・地元の店にいくのは「よいこと」という共通の認識。
・自分の消費が店の助けになるという参加意識。役にたつという感覚。
・食は大事だからお金をかけてよいという意識。

なるほど。コロナの影響でみごとに様々な要因が重なった。それで現状があるのですね。

では、緊急事態宣言が解除されてきた今後はどうなっていくのだろう。これは次の投稿でかんがえます。







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