福岡のお寺辞典「福寺」ブログ

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福岡のお寺辞典「福寺」ブログ

福岡のお寺辞典「福寺」 https://eidai-kuyou.jp/ ここでは福岡のお寺情報やお寺と人々をつなぐ様々なお役立ち情報を発信していきます。

最近の記事

2040年問題。近い将来おひとり様が40%を超え、供養のカタチも新たな時代へ。

■現役世代が急減し、一人世帯が急増する2040年問題 2025年には団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、高齢化社会の問題がさらに深刻化してきました。 そして、その先に訪れるのが団塊ジュニア世代が65歳以上となる「2040年問題」で、その頃には高齢者人口がピークになると予測されています。 一方で少子化が進む中、2040年には日本の人口が1億1000万人まで減少し、1人の高齢者を1.5人の現役世代で支えることになります。 つまり、“高齢者”になる人数が急増するのが20

    • 永代供養と海洋散骨の新しい納骨のカタチ「お寺に納骨」×「海洋散骨」teraumiのご紹介

      ■お寺でのご供養と海洋散骨を組み合わせた新しいご供養のプランが誕生しました。 供養の多様化により近年ニーズが高まっている「海洋散骨」。 しかし「亡き父の遺言で散骨にしたが、どこに手を合わせたらいいか分からない」「ご遺骨が全てなくなってしまうことに寂しさを感じる」という方も少なくありません。 そんな現代人のご要望に応えるため、鹿児島の海洋散骨業者「縁」がスタートしたのが、納骨+海洋散骨を組み合わせた新しい供養のカタチ「teraumi」です。 teraumiは、自然に還る海

      • Amazonで遺骨の永代供養ができるサービスが登場。これからの時代の永代供養はどうあるべきか。

        ■Amazonで提供する「楽養(らくよう)ご遺骨・永代供養サービス」とは 大阪府のビーテイル株式会社は、2024年4月24日からAmazonを使ってご遺骨の永代供養を行う新サービス「楽養(らくよう) ご遺骨 永代供養サービス」の提供をスタートします。 このサービスはお寺への連絡や相談は必要なく、Amazon.co.jpで梱包キットを注文し、届いた梱包キットへ必要書類と遺骨を同梱して郵送するだけ。 金額は一律55,000円(現在サービス開始記念価格50,000円)となってい

        • 兼務寺のお布施と管理に関する注意点

          ■和歌山県の兼務寺で起きた税務上の問題について 2023年1月、和歌山県にある小さなお寺に税務調査が入りました。 突然の調査に困惑したお寺でしたが、調査にそのまま応じたところ、後日なんと7年間で7000万円強のお布施を私的流用していると指摘され、ペナルティとなる重加算税を含めてその半分ほどを追加徴収されることになったのです。 寺院は所得隠しなどではなく、私的流用も一切していなかったそうですが、税務署の指摘を素直に受け入れて納税を行いました。 「知識が無かったために…」とが

        2040年問題。近い将来おひとり様が40%を超え、供養のカタチも新たな時代へ。

          お寺で行うライフエンディング事業

          ■僧侶による終活相談「築地本願寺の終活サポート」 ここ数年「終活」という言葉が一般の皆様にも浸透し、近年では様々な種類のエンディングノートが発売されるなど、“終活ブーム”の様相を呈してきました。 しかし一言で「終活」と言っても、保険、相続、葬儀、お墓、介護、遺品整理など実に幅広く、「終活をしなければいけないとは思っているが、どのように始めたらいいか分からない」「家族のために終活をしたいが、何が必要なのか分からず漠然とした不安がある」という人も少なくありません。 そうした

          お寺で行うライフエンディング事業

          なぜ今注目を集めているのか。福岡でも再増加する「寺院葬」

          ■福岡でも増加を続ける家族葬。一方でコロナ禍の経験から葬儀の大切さを実感する人も。 近年、葬儀においても低価格競争が過熱しています。 ここ数年で福岡でも家族葬が急増し、弔いの儀式を省略し通夜を行わない一日葬や火葬だけ行う直葬を選択する人も増えています。 これに拍車をかけたのが「新型コロナウイルス」の流行です。 コロナ禍では正しい知識が行き渡っていなかったため、葬儀を営まず、火葬だけを行う人が急増しました。 しかし、逆にそうした時期を経ることで別れの儀式の大切さを実感する人

          なぜ今注目を集めているのか。福岡でも再増加する「寺院葬」

          増えている行旅死亡人。引き取り手のない「無縁遺骨」はどうなる?

          高齢化社会の中で行旅死亡人が増加傾向に。 「行旅死亡人」という言葉をご存じでしょうか。 もともとは旅行中に亡くなり、引き取り手が存在しない死者を指す言葉ですが、旅行中だけでなく、本籍地・住所などが判明せず、かつ遺体の引き取り手が存在しない方、また住居不定の方だけでなく、自宅でご遺体として発見された方も含まれます。 つまり身寄りのない一人暮らしの高齢者も「行旅死亡人」に該当するケースがあり、孤独死が年間3万人をこえる「無縁社会」の今、その数は年々増加傾向にあります。 「私

          増えている行旅死亡人。引き取り手のない「無縁遺骨」はどうなる?

          “お寺喫茶”でくつろぎの時間を楽しむ、そんな人が増えています。

          鎌倉・報国寺「竹の庭」のお寺喫茶についての記事をご紹介します。 お寺の境内はたとえ都心部にあっても、一歩足を踏み入れると喧騒から解き放たれ、静けさとやすらぎに包まれます。 こんな都心にあるのに…どうして?と思う方もいらっしゃるでしょう。 その理由のひとつが、多くのお寺で四季の自然を生かした境内や枯山水の庭園、時を積み重ねたゆったりとした空間を用意していることが挙げられるのではないでしょうか。 坐禅や写経などでは、そうした静謐な空間の中で自分を見つめたり、心を落ち着けてきた

          “お寺喫茶”でくつろぎの時間を楽しむ、そんな人が増えています。

          増える墓じまい、避けたい無縁墓。お墓の改葬について

          2022年の改葬件数は過去最高。お墓じまいと合祀に関する考え方の傾向について解説。■改葬件数は2008年以降、年々増えています。 ■改葬とは 改葬とは、お墓や納骨堂からご遺骨を取り出して、別の墓所に埋葬・収蔵することをいいます。 つまり「ご遺骨のお引越し」=改葬です。 家の引越しをするときに転出・転入の届けを出すように、ご遺骨の引越しの際も「改葬」の届け出が必要で、改葬の際には市町村長から許可をもらってから行う必要があります。 上記のグラフでも分かるように平成20年ころか

          増える墓じまい、避けたい無縁墓。お墓の改葬について

          お寺の社会貢献活動についてもっと知ってもらいたい。

          ■お寺の公益性の原点は寺庭の幸福 お寺の公益性に関する記事が届きました。要約すると ●「公益法人」という言葉で不特定多数の公共性をイメージする向きが多いようですが、実は多くの公益法人が特定の人々を対象としています。宗教法人の場合は所属の檀家・門徒・信者様を対象にすることが多いようです ●特定の人々に貢献する直接的な公益性の場合でも、その結果社会に対して間接的な公益性が果たされることになり、社会貢献にもつながります。 ●寺院や教会などの宗教法人は、宗教法人法第二条に記され

          お寺の社会貢献活動についてもっと知ってもらいたい。

          バットのご供養、広告のご供養。いろいろなものに感謝をこめて。

          様々なご供養をピックアップしてご紹介します。ご供養というと「亡くなった人」に対する供養を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、実は日本には古くから壊れたもの、廃棄するものなどに対して感謝をこめてご供養する慣習がありました。 有名なのが針供養、人形供養、そして刃物供養などですが、ほかにも靴や橋、ロボット、たんすなど様々な物に対してご供養が行われています。 今回は2023年末に行われたちょっと変わった2つのご供養についてご紹介します。 ■制作された広告物に感謝する「熊本広

          バットのご供養、広告のご供養。いろいろなものに感謝をこめて。

          納骨堂の骨壺がいっぱいになった…でも増設は難しい。そんな場合の対応法について解説します。

          ■納骨壇がいっぱいになり、ご遺骨が収納できなくなった…そんなお悩みをお持ちのお寺様が増えています。 納骨堂の納骨壇は「一人用」「ご夫婦用」「ご家族用」の3つのタイプがあります。 それぞれ収容数は「1人用=1人まで」「ご夫婦用=2人まで」「ご家族用=4人用、6人用、8人用など」となり、ロッカータイプ、棚タイプの納骨壇は1~2人まで、仏壇式や位牌式、屋内墓タイプの納骨壇の場合は4~8人まで収容できることが多いようです。 しかし先祖代々のお墓に比べると収納スペースが狭くなるため

          納骨堂の骨壺がいっぱいになった…でも増設は難しい。そんな場合の対応法について解説します。

          2023年はお墓の新規建立が全体の1/4、樹木葬が半数超えという結果に。

          核家族化が進む今、人々が供養に求める条件も大きく変化。 高齢化とともに、少子化、核家族化が進む今、お墓・供養の種類についても「一般墓」「永代供養墓」「樹木葬」「納骨堂」「永代供養塔」「散骨」など多様化しています。 では2023年においては、その動向は具体的にはどうだったのでしょうか。 (株)鎌倉新書が実施する、「第14回お墓の消費者全国実態調査(2023年)」の結果から紐解いていきます。 2023年に購入したお墓の種類は1位「樹木葬」。ついに過半数を超えて不動のトップに。

          2023年はお墓の新規建立が全体の1/4、樹木葬が半数超えという結果に。

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