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やり続けることの大切さ その2

問題です。写真の駅はどこでしょう?ヒントは停車駅です














正解は新大阪駅です。駅の発車案内を挙げたのにはこのタイトルと私の体験談を関連付けて話すためです

前回はこだわりは拠り所と書き、同時それは宝物です。のところで終わりました。

なぜこだわりは宝物なのでしょうか。

「均等」や「普通」や「世間並み」の子にしたいとお思いの方こそ読んでよしいです。





鉄オタが今の仕事に活きている

早速写真と絡めるネタが来ました。私は昨年度まで様々な場所で発達障害をお持ちの方やその親御様、さらに支援者、関心のある方を対象に講演を行ってまいりました。今年度は新型コロナウイルスの影響で止まってる状況です


このテーマの講演は教育現場を知りかつ当事者であってもわかりやすく話すことは至難の業です。


例えば、脳科学の本を読んで自分の脳の働きを把握し、主治医に「本に書いてあったんですけど本当なのでしょうか?」と確認したり(大抵はまだ研究途上だから鵜吞みし過ぎないようにと言われます(笑)。すぐ信じてしまいまして💦)


自分の感情や予期不安をグラフで表したりと見える化を行いながら話をしてます。




それでもいまいちピンとこない様子。そんなときに鉄道の知識が助けてくれます。



鉄道。車社会でも遠方へ旅行に行くときや空港を利用するとき意外と使う方結構いらっしゃるかと思います。そんな身近なモノに発達障害の話を組み合わせると、皆様頷いてくれたりします。


そこには私と参加者の間に「鉄道」という「共有」できる事象があるからではないでしょうか。


いくら当事者が熱く語っても聞く側はピンとこないのは当たり前です。なので理解しないといけない!追い込んだり焦ることはありません。発達障害者の世界と非発達障害者の世界は重複することなんて少ないのだから


でも来てくださってる方はなんとか現状をどうにかしたい!と感じてる方が殆ど。だからこそ少しでも身近なネタを通して救いたいのです






鉄道は私の拠り所と横断型学習を与えてくれた

私は発達障害の特性上、各分野のIQに差が激しくそれが不安や失敗を引き起こします。これが些細な失敗ですから努力の限界を感じるのです。(大きなミスの方が逆に対処法が本に書いたりはっきりしてるからリカバーしやすい)


そんな私に安心を与えてくれたのが「鉄道」なのです。同じ日常でも複数の事柄を把握しながら行うのと一方通行に把握するのは全然違うのです。後者が鉄道です。例えば時刻させ集中すれば対応できますし、来る時刻にどんな車両・形だって把握することができます。つまり、「私」主体で動けるから安心で楽なのです。車内の景色も見るだけで済みますよね。


私主体で動けるということは学習も自分でアレンジすることができるということです。通った地域から気候、特産品、産業。時刻表から+、-、×、÷と計算をしかも自分のペースでできる。速さを求めたり傾斜での力関係は物理、観光地は歴史etc 学習は無限に広がります。



こだわりは最大の武器だ

鉄道に限らず、絵に没頭する、音にこだわる、味のこだわり、折り紙etc 広げていくと社会に貢献したり意外なイノベーションが生まれるのです。そこには横断型だからこそ。ではないでしょうか。味のこだわりから食品メーカの試食を行い偏食に合った栄養価サプリメントなんて夢があるじゃないですか。そこから化学に興味をもったり。


だから障害福祉の現場も教育現場も世間にあわせた「平準化」を前提した方針はやめてほしいです。今日黒字企業でも人員削減が当たり前になってきました。そこにコロナ禍がそのペースに拍車をかけてます。こんな時代だからこそこだわりをもった人材が逆に光るのではないでしょうか。


平準化するエネルギーをこだわりある人を活かせる社会づくり(リカバーしきれない配慮とは学んだり工夫したり)に回した方が未来があって夢があるのではないか。私はそう思います。


こだわりは「悪」じゃない。心・技・体支えてくれる「善」なんだ。と


ではでは






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